《バタール(7)》
ルヴァンリキッド+トラディショナル

焼:2019年 11月 17日

 今回も、ルヴァンリキッドに、準小麦粉の「メゾンカイザートラディショナル」の組み合わせでバタールを作ることにしました。今回のテーマは、準小麦粉500gで3つできるので、「3本とも膨らませる」です。今まで3本目が一番膨らんでいて、1、2本目との違いで思い当たる点と言えば、3本目が冷蔵庫で数時間冷やしておいたことです。言い換えると、低温熟成させたこと、となります。なので今回は実証実験です。


 いつもレシピ通り330gの水でこねると、水分量が多すぎてベタベタになって扱いにくいので、レシピ上で水を30g減らしました。実際は、水を330g用意しておいて、様子を見ながら加えてこねたところ、余った水は45gでした。


 一次発酵1時間半後の様子。天気がいいので日当たりのいい温室のような窓際に置いてみました。


 ぴったり300gずつ3等分。ここでベンチタイム。


 3時間冷蔵庫で低温熟成。2次発酵を兼ねているけど。それほど膨らんでいません。


 低温熟成のおかげか、1本目から無事に高さが出ました。でも両端のとんがりが消えて、コッペパン形になってしまいました。


 焼き色はいい感じ。クープ(切れ目)はいまいち。


 低温熟成の2本目。こんな小さいままで膨らむのでしょうか。


 長さは伸びなかったけれど、高さは7.5㎝タイ記録。クープもいい感じ。長さ方向には膨らまないことがわかったので、3本目は細長く形成してみました。


 すると、どうでしょう。クープもバッチリ、形もラグビーボール型。まさにメゾンカイザーのバタールが再現できてしまいました。


 大きさ、膨らみとも上出来です。自分で言うのも何ですが、材料、作り方、焼き上がりともにメゾンカイザーのバタールに遜色なし? ようやくたどり着いたかな?

 あぁ、いっぺんに3本焼けるオーブンがほしい。