《バタール(8)》
ルヴァンリキッド+トラディショナル

焼:2019年 12月 7日

 いよいよ「東芝石窯ドーム」でパンを焼きます。最初はバタール3本同時焼きに挑戦です。


 いつもながら、フランスパンの材料はいたってシンプルです。
 材料、作り方は主に「メゾンカイザーのパンレシピ」にならい、焼き方は「東芝 cooking book」に従いました。両者のレシピに共通点もあり、違いもあるので、どちらをとるか、迷う場面がありました。


 またもや水が多すぎて、散々こねたのに、きれいにまとまりませんでした。「東芝 cooking book」の「パン作りのコツ」で「べたべたしているからと粉は足さないでください。」と書いてあったので、意地になって打ち粉なしでやってみましたが、結果はご覧の通り。トホホ…。


 いよいよ「東芝石窯ドーム」の発酵機能を使います。オーブンを導入したかった理由のひとつです。
 「スチーム発酵」機能もあるのですが、それはまたの機会に。今回は30℃設定で、90分で様子を見て、さらに40分追加しました。この辺は、「東芝 cooking book」に従いました。なぜ一次発酵を2回に分けるのか、??です。


 「東芝石窯ドーム」の発酵機能を使ったら、時短になると思っていたので、肩すかしです。待ちが長い。大きな表示がタイマーを兼ねていて見やすく、温度管理も任せられて安心と思えばいいのでしょうか?


 重力に負けてベタッと横に拡がっています。焼き上がりにいやな予感。オーブンほろ苦デビューを覚悟しました。


 3等分してベンチタイム後。発酵が進んでいます。1㎝程度の気泡があちこちにプクプクしています。


 この日買ってきたばかりのキャンバス地を使ってみました。これも「東芝 cooking book」に従いました。キャンバス地の注意書きに「ご使用前に洗ってから、お使いください。」と書いてありましたが、今洗うと使えないので、クッキングシートを上に重ねました。これでパン生地が横に拡がらなくなればいいです。


 「東芝 cooking book」通りの20分の発酵では、たいした変化は見られませんでしたが、説明通り焼成に進みます。クープ入れは失敗。


 いよいよ焼成。庫内LED照明はあるのですが、端っこだけでいまいちよく見えません。懐中電灯を持ってきて照らすと、なんとなく見えました。同様に、カメラのストロボ(正しくはスピードライト)でもなんとなく庫内の様子が観察できます。ある意味ブラックボックスの「ココットダッチオーブン」より中が見える分、見ていてわくわく感が高まります。
 パン生地は低いままです。失敗か?


 ある時間を境に、気づくと急に上に膨らんできました。この時の高揚感が、この日の一番でした。後はきれいな焼き色になってくれれば…。


 焼き上がり3秒前。焼き色にムラがあるような…。


 完成です。とりあえず上に膨らみました。


 オーブンを導入したかった理由の2つ目、3本同時焼き上げはできました。高さは6㎝越えできました。


 28分も焼いていたからか、アツアツです。なかなか冷めません。やはりクープはきれいに出ていないし、色むらはあるし、「だいせいこー!」とは叫べない、ちょっとほろ苦デビューでした。


 完成は夜中の12時頃になってしまいました。翌朝、「東芝石窯ドーム」の「カラッとあたため」フランスパンモードで焼きたてを再現しました。8分もかかりましたが…。


 お味の方は、トラディショナルのくせのない味と香りが前面に出て、雑味がない、外はカリッと、中はしっとりのおいしいフランスパンでした。
 「東芝石窯ドーム」感謝です。使いこなしはこれからです。