《パン・ド・ミ》
ルヴァンリキッド+ゆめちから

焼:2019年 11月 24日

 11月24日に買っておいた生イーストの期限が切れてしまうのと、ルヴァンリキットの継ぎ足しの日でもあり、何とかしてパンを作りたいと思いました。期限に迫られて行動するのは、展覧会が近づいて慌てて絵を描くのと似ています。今回は、生クリームも買ってあり、メゾンカイザーのレシピ本を使って「パン・ド・ミ」を作ってみたいと思いました。レシピ通りなら、準強力粉を使い、発酵生クリームも使うところですが、ちょうど「ゆめちから」が500g残っていたのと、近所のスーパーでは生クリームがせいぜいだったので、そこは違っています。そう、それから、形が違います。本来は食パン型なのですが、「ココットダッチオーブン」では、小さい型しか入らないので、一つは6等分の6山パン、もう一つは2等分の二山パンにしました。


 さすがリッチ系のパン、材料が多いこと。バターを使うのも久しぶりです。砂糖もたっぷり。健康に悪そう。生イーストは今までになくたっぷり入れるので、消費期限内にたくさん消費できました。(それでも大量に余って捨ててしまいます。)生クリームを使うのは初めて。


 ひとまとめにしてから、バターや生クリームを加えたので、またスライム状になったらどうしようと思いましたが、何とかまとまりました。


 さすが生イースト増量のおかげか、寒い室温でも、1時間でびっくりするくらい膨らんでいました。メゾンカイザーのレシピ本と出会ってから、パン作りの常識が覆されたのは、ルヴァンリギッドばかりではなく、温度管理です。ぬるま湯ではなくて水、発酵も40℃ではなくて常温で発酵するとは思いもしませんでした。


 溶き卵を塗るのも久しぶりです。捨てるのがもったいないので、気持ち多めに塗ってしまいます。


 1時間半待たずに二次発酵しました。


 焼きは「弱」20分を選択しましたが、焼きすぎでした。15分の余熱5分でよかったかも。


 皮(クラム)も柔らかそう。中ももちろん柔らかそうです。


 同時進行のもう一つは、低温熟成させずに、1つ目を焼いている間も常温発酵させました。オーブンシートを敷いた「ココットダッチオーブン」とほぼ同じ大きさの容器内で発酵させ、1つ目が焼き上がったら、オーブンシートごと移す計画でした。しかし持ち上げると2つが寄せ集まってくっついてしまい、少し形が崩れました。ああ、やっぱり食パン型が同時に2個以上焼ける普通のオーブンがほしいです。ボーナスで買うぞー!


 1つ目を焼いた直後なので、すでに熱くなっていて焦げる心配があり、「弱」15分の余熱なしに設定したら、ちょうどよかったです。


 二山が別々の単体でもよかったかも。型に入れていないのに、上方にもよく膨らみました。食パン型ではないので、「パン・ド・ミ」と言っていいものかどうか。オーブンと食パン型を買ったら、もう一度作り直します。買う戦略を立てなくては。