《パン・ド・ミ(3)》
ルヴァンリキッド+トラディショナル

焼:2019年 12月 14日

 パン型を購入し、いよいよ石窯ドームで「パン・ド・ミ」を焼くことにしました。


 「パン・ド・ミ」の定義も知らず、「メゾンカイザーのパンレシピ」を基に、「東芝 cooking book」に載っていたパン型(1.5斤)の分量に合わせて分量を調整してレシピを作り直しました。


 またもや水分量でうまくいかず、最初に予定していた水260gより50g減らしてこねました。それでも、後からバターと生クリームを加えると、スライムを通り越して、スパイダーマンが手首から発射する糸の固まりのような粘り気です。


 一次発酵。オーブンの発酵機能で35℃1時間発酵してみたところ、こんなに膨らみました。


 2つに分けてベンチタイム。かなり大きく見えます。


 丸めてパン型に入れ、溶き卵を塗りました。すでに発酵が始まり、離して置いた2つの生地がくっつきました。
 夜に作り始め、2次発酵は冷蔵庫で8時間寝かせて、翌朝焼くことに決めました。朝一の焼きたて食パンを目指しました。


 8時間待てずに、土曜の休みにかかわらず、6時間で目が覚めて冷蔵庫を開けてみると、8割方膨らんでいました。

 あと少し膨らむのではと思い、オーブンの発酵機能で40℃10分を追加してみました。少しですが、膨らみが増えました。


 パン型の中の様子は全く見えません。


 なんだか左側に丸いコブのようなドームが見えます。いやな予感…。


 左のコブ状は、巨大な気泡の膜でした。残念なような、面白いような…。

 どうやって型から外すか、ネットでぐぐったら、新聞紙の上で型を落とすと書いてありました。中の気泡も締まるようです。やってみると、型に塗ったバターなのか、新聞紙に油がいっぱい飛び散りました。その後簡単にスルッと取り出せました。


 横から見た形はいびつでした。これでは売り物になりません。それでも、初の食パン型「パン・ド・ミ」完成。嬉しいです。


 切ってみると、湯気を立てて、クラム(中)のふわふわもちもち柔らかさが実感できます。フランスパンの生地ですが、クラスト(外皮)も固すぎず、いい感じです。さっそくあったかい端っこを何も付けずにいただきました。うまい。さすが焼きたて。けど、期限一日切れの生イーストの影響はあったかな?香りが残っていました。


 一日では食べきれず、かと言って、そのままでは手作り食パンは添加物なしですから日持ちしません。冷蔵庫か、冷凍庫か、悩むところです。小さく見える一切れですが、重さを量ってみると、市販の山型パン一切れとほぼ同じでした。日常的に作れれば、パンを買いに行く必要はなくなります。コストと時間は比較になりませんが。