《パン・ド・ミ(4)》
ルヴァンリキッド+トラディショナル

焼:2020年 7月 4日

 2日に分けてのパン作り第6弾です。今回は「パン・ド・ミ」のリベンジです。「メゾンカイザーのパンレシピ」に載っている「パン・ド・ミ」をできるだけ忠実に再現したいと思います。



 「忠実に再現」などと言っているそばから、理想と現実は離れていきます。「メゾンカイザーのパンレシピ」の材料にある「クレーム・エペス」(発酵したダブルクリーム)はタカナシ乳業から販売されていることはわかっていても、見つけられず、見つけられたとしても分量が多く、値段が高いので、現実的ではありません。ネットでは、サワークリーム+少量のヨーグルトで代用できるとありましたが、20gだけなので、サワークリームで代用しました。また、生イーストではなく、サフ金を使います。サワークリームをなめてみたら、なーんだ、食べたことのある味。ケーキやスイーツでよく味わっていました。いやな酸っぱさではありません。それにしても、砂糖40g、塩10g、バター40gは多いなあ。真逆の食パンばかり作ってきたから。


 さすが、メゾンカイザーのパンレシピ、水分量がピタリ。でも、水と油が混ざるまでに時間がかかり、こんな時はスタンドミキサーに任せたいなーと思いました。20分以上こねてこね上がり。生地の温度は28.0℃。室温25.7℃。


 例のごとく、冷蔵庫に入れて24時間低温熟成に入ります。1日目はここまで。


 

 冷蔵庫で一昼夜低温熟成させたところ。室温27.1℃に対し、生地の温度は5.8℃。もう一度つぶしてまとめ、ボール大にして、改めて一次発酵しました。


 オーブンのスチーム発酵機能40℃1時間30分でここまで戻りました。生地の温度は22.2℃。温度はまだ戻っていません。


 つぶして、折りたたんで、475gずつ2つに分けました。ここでベンチタイム。生地の温度は26.1℃まで回復しました。


 「メゾンカイザーのパンレシピ」にならい、ベンチタイムは15分。さらに27.4℃まで回復しました。


 たたんで丸めてパン型に入れ、一回目のドリュールを塗ったところ。


 二次発酵終了。スチーム発酵35℃1時間30分でここまで。2回目のドリュールを塗ります。左のトップからスーッと空気が漏れていて、よく見ると、トップに穴が開いていました。ドリュールで埋めておきました。


 5分で前後回転、5分でアルミホイルかぶせ、残り20分計30分180℃で焼成。焼いた香りは、純粋に小麦の香りではなく、いつもよりいいとは言えません。


 右のてっぺんに穴が開き、やはりへこんでしまいました。でも左側の高さは17㎝。2日目はここまで。サワークリームを使った食パンの食レポは明日朝。


 

 袋に入れてラッピングすると、ちょっと売り物みたい?


 いつものように、スライスすると、迫力あり。


 朝食準備。


 サンドイッチにすると、このパンのよさがわからないかも。率直な感想は、期待したほどリッチなパンではないような。トラディショナル100%で、サワークリーム入り、砂糖、バター、塩多めのリッチなパンに違いないのですが。レシピに少し手を加えた方がよさそうです。