《レーズンブレッド(2)》
とかち野酵母+トラディショナル
シナモン入り

焼:2019年 10月 3日

 久しぶりのレーズンブレッドです。今回はハードパン系のレーズンブレッドを食べたくなって、レシピを考えました。前回のレーズンブレッドのイメージは、バターロールにレーズン入りだったのですが、今回はハードパンですから、バターや油脂類は入れません。さすがに砂糖は追加し、レーズンとの相性を考えてシナモンを入れてみました。


 今回の工夫は、オーブンシートです。オーバル型のパンの形を維持しつつ、高さが出ることも狙いました。繰り返し使えるオーブンシートは優れものです。


 型紙を起こして、無駄がないように切り分けました。40㎝×33㎝ほぼ全面無駄なく使えました。


 10月に入ったというのに、夜でもまだ25℃を下回りません。むしろ台所は30℃に近いです。なので水分量も減らしました。


 一度こねて、あとからシナモンを加え、最後にレーズンを加えて混ぜました。シナモンを加えると、色がまだらになるので、それが消えるまでこねようとして、結構長い時間こねました。レーズンも偏りが出ないようによくこねました。


 27㎝の大きなボウルなので、発酵後の写真では大きくなったのかわかりにくいですが、十分膨らみました。


 つぶして(パンチ)、三等分に分けて、丸くこねました。なんだか豆大福みたい。


 成形し直し、例のオーブンシートを巻き付けて、型崩れを防ぎました。三つのオーブンシートを同じ形に保つのが難しい。


 1時間ほどで6㎝のオーブンシートと同じ高さまで発酵しました。膨らんだ形は、巻き付けたオーブンシートの形に左右されました。
 お湯は40℃を保ちたいのですが、長時間だと冷めてしまいます。途中でお湯を替えました。発酵器がほしい…。


 焼き色がしっかりついています。


 粗熱を取ります。レーズンが入っている分、いつもより重く、ひとつ150g。


 高さは自己タイ記録。左が5㎝。中央と右が6㎝弱。6㎝越えはいつのことか…。
 19時に予備発酵を始め、焼き上がりは23時を回りました。いただくのは、焼きたてではなく翌朝。


 やはりレーズンパンらしさは断面でしょう。切ってみると、トップの焼き色は、これくらいでちょうどいい感じです。
 翌日(4日)朝、何もつけずにいただきました。乾燥していたレーズンが、生地の水分を吸ったためか、しっとりしていました。甘さも、シナモンのきき具合も、ちょうどいい。