2017. 1. 9

 

第93回 春陽展 開催


 2016年4月13日(水)から25日(月)まで、国立新美術館において、第93回春陽展が開催されました。私は『乳根』(F120)を出品し、10年連続入選しました。母のアロエの絵も6年連続入選しました。
 作品名に関して、少し説明を加えます。『乳根』とは、イチョウの古木に見られる、幹の中ほどから生える根っこ状のものです。器官としては諸説あり、読み方も、「ちちね」「ちね」「にゅうこん」と呼ぶことがあります。古くから信仰の対象になることがあるそうです。モデルの樹は、神奈川県座間市宗仲寺にある大銀杏で、徳川家康が植樹した記録が古文書より発見されたということです。