《パンオノワ》

焼:2019年 8月 12日

「メゾンカイザー」で食べたパンオノワ(くるみ入りフランスパン)の味が忘れられず、挑戦しました。
そもそもフランスパンを作ったことがないのに、です。
中まで固く、乾燥した甘みのないフランスパンを作りたい訳ではなく、イメージは「メゾンカイザー」のパンオノワです。外はパリッと、中はしっとり柔らかで、くるみの味がパンのほのかな甘みを引き立てる…を再現したく、レシピをあれこれ考えました。
フランスパンのレシピやパンオノワのレシピをネットで探すと、強力粉と薄力粉が半々というのがありました。でもそれだとクッキー風パンのように粘りがなくなるのではと心配し、前回のバニラブレッドの時の強力粉200g、薄力粉50gより薄力粉の割合を増やし、強力粉175g、薄力粉75gの計250gにしました。
またハード系のリーンなパン(反対語はリッチなパン)は、砂糖やバターを入れないとネット上に書いてありましたが、添加物を入れずに中がしっとり柔らかで甘みを出すには、バターはともかく、油と砂糖は必要と考え、オリーブオイルと砂糖を加えました。
結果は、イメージした通りの味と食感を再現できました。水分量もほぼ理想通りでした。(途中、ほんのわずか水を加えて練りました。)

反省は、2次発酵後にクープ(切れ目)を入れたら、つかんだ手で変形してしまったこと。オリーブオイルを使っているので、クープを入れなくても膨らむだろうと考え、後の2つは入れるのをやめました。(実は怖じ気づいてやめました。)
思った通りクープを入れなくても問題ありませんでしたが、「メゾンカイザー」のパンオノワとは見た目違ってしまいました。
それと、最初にくるみを少しこがしてしまいましたが、結果オーライで影響はありませんでした。

まあ、フランスパンではないですね。よく言えば、ソフトフランスパン?


 右上のインスタントドライイーストの予備発酵は上々。買ってきた「北海道とかち野酵母」の香りはいい匂い。もう手放せません。右下は砂糖と水とオリーブオイル。水と油は当然混ざらないので、先に砂糖水を作りました。左のくるみは、ちょっとこがして香ばしいを少し越えました。

 くるみを混ぜて練るのは難しかったです。もっと細かく刻んでもいいのかも。

 一次発酵は、まあまあ。

 前回の三等分は縦切りのため均等分けに失敗したので、今回は120度切りにして均等に分けられました。

 芽が出始めたじゃがいもみたい。

 固く絞った濡れふきんをかぶせてベンチタイム10分。夏場はベンチタイムの間にも自然発酵してしまいます。

 2次発酵前に、なかなかいい大きさ。

 夏場だからか、30分で2次発酵完了。ココットダッチオーブンでは、これ以上の大きさは無理です。

 クープ(切れ目)を入れたパンは、一時しぼんでしまいましたが、なんとか復活しました。焼き色が悪い。少し強力粉を付けたせい?

 大きな皿からはみ出してのっています。ちょっと情けない形の左端。焼き色からすると、あと1分焼いてもいいのかな? 味は保証。