残念無念!
4月9日(火)、春陽展の今年の仕事分担、画集作りのための作品撮影のお手伝いのため、六本木の国立新美術館に行ってきました。
撮影は3日目で、最終日でした。
200枚くらい撮影する中で、偶然にも自分の作品からスタートでした。
そう、入選の合否や、どの作品が選ばれたか通知が来る前に分かってしまいました。
発表前のフライングですが、写真を見てもらえば分かるとおり、そこに『共存』(コガネムシ)はありませんでした。
残念無念!
コガネムシの絵は、横浜市民ギャラリーで開催する秋の春陽会神奈川研究会展で披露したいと思います。
日の目を見ないのは不憫ですから。



ところで、自分の作品が撮影の最初だったことには訳がありました。
正しくは、前日に撮影されるはずが、どうしてもうまくいかなくて持ち越しになったようです。
理由は2つあり、奥行きの深い額のため作品の周りに影が入ってしまうことと、黒いバックが光って白くなってしまうことでした。
朝、美術館の撮影室に入ると、自分のとよく似た額の取り付けねじを外していたので、「えらく大変なことをしているなあ」と思ったら、自分の作品でびっくりしました。
カメラマンさんに「自分のです」と言うと、私情をはさむことになるので黙って見ていたのですが、なぜかばれてしまいました。
他の作品が1分以内に1回撮って終わりなのに、ライティングの角度や位置をいろいろ変え、15分以上かけて何度も取り直しをしていただきました。
カメラマンさんに感謝です。
そして、プロだからこそ妥協せず、いろいろライティングを試すということがわかり、床に黒い布を敷くなど勉強になりました。
かくしてこの「油絵制作ブログ」はしばらく一旦中断です。