描き初め!

 下塗りから乾かすこと4日目でようやくバックのコバルトブルーの部分だけ乾きました。毎年1月2日には描き初めをしているので、今回も間に合いました。ただし、カドミウムイエローの部分は乾いていないので、まだ重色ができません。奥から塗っていくというセオリーで考えると、ちょうどよかったです。

 バックの黒に見える部分には、黒の絵の具を使っていません。前々回の作品「生身4」で、バックにピーチブラックを使ったところ、地塗りや下塗りの色との乾燥の早さの違いで、ひび割れを起こしてしまいました。前回作品「生身5」では、黒を混ぜて作って塗ったので、ひび割れは起きませんでした。
 今回の黒は、上の写真で買ってきた絵の具のバーントアンバー(こげ茶色)とコバルトブルーディープ(紺色)を混色して作りました。「絵の具はパレットの上で混ぜずに、画面の上で混ぜろ。」とよく言われますが、そうすることで、単色ではないニュアンスが生まれます。でも度が過ぎると、茶色の線や青の線が出てしまいます。下塗りの青は縦方向に塗ったので、今度は横方向に塗ってみました。まだ深みのある黒が表現できていないので、乾いてからもう一度塗ることになると思います。今日はバーントアンバーが1に対して、コバルトブルーディープは2の分量で混色しました。買ってきた絵の具の本数は反対でした。


2019年01月02日