《おいしい食パン》
ルヴァンリキッド+ゆめちから

焼:2020年 1月 13日

 今回は、基本の食パンを作ることにしました。砂糖もバターもほどほどに少なく、でももちろんおいしさを追求した食パンです。


 レーズンも、クルミも、オレンジピールも、蜂蜜さえ入っていません。でも、おいしいパン作りのためにルヴァンリキッドは必須です。今回作るに当たって、仮説を立てました。もしかすると、ルヴァンリキッドを使った時点で、発酵時間は長くかかるのではないか、と。なのでルヴァンリキッドを使う限り、3時間で仕上げる目標は封印しました。


 パン生地をこねていてわかったことですが、今回は水分量がちょうどよいと思いました。こね具合が気持ちよかったです。


 一次発酵。35℃1時間30分のスチーム発酵で、倍以上膨らみました。驚き。スチーム発酵は、お試しでやってみましたが、成功です。


 417gずつ二等分しました。柔らかいのに、まとまります。


 15分のベンチタイムでも、ふくらみました。


 麺棒を使わずに、アバウトでクルッと巻いて丸めます。陶芸の板作りではあり得ません。一度麺棒も試してみたいです。


 二次発酵。35℃1時間30分の予定が、1時間15分で十分発酵しました。横から見た方がよく分かります。


 横から見ると、高さ11㎝のパン型より高くふくらんだのがよく分かります。これは嬉しい。


 焼き色はやや濃いですが、きれいに焼けました。すぐにバターを塗りました。次回は卵のドリュールもやってみたいです。


 バターを塗ると、テカテカ。焼き色がよりきれいに見えるのは、デジタル一眼とスピードライト(ストロボ)のおかげ。完成前まではスマホで撮っています。
 高さは13㎝。オレンジのパンと同じタイ記録です。


 サイドの焼き色も美しい。甘くなく、とてもおいしい食事パンの完成です。スライスし、バターを塗って、チーズとハムをのせて食べました。毎日食べたくなるパンです。日常的に食べているパスコの「超熟 国産小麦」よりおいしいかも。しかし、ミミとくにトップが固いと感じました。ルヴァンリキッドの原料がフランスパン用の準強力粉「トラディショナル」を使っているせいでしょうか。フランスパンと食パンの混血? いずれにしても、このレシピは成功する再現性が高いと感じます。
 発酵の計3時間を含め、5時間弱かかったことが難点です。

 次回はおいしさと高さへの飽くなき挑戦です。それには少しずつの改良や工夫と実験が必要になりそうです。