《おいしい食パン(8)》
ルヴァンリキッド+ゆめちからブレンド

焼:2020年 5月 17日

 前回の「おいしい食パン(7)」の一応の成功を基に、ひと味足りないと感じたのが、塩や砂糖の分量によるものなのか検証したく、「東芝 cooking book」のレシピと同じにしてみました。違うのは、水の量とルヴァンリキッドを加えているところです。



 前回同様に、少ない材料。今までよかれと思って牛乳やはちみつを加えていたのですが。前回から塩は2g、砂糖は5g増やしています。ほんのわずかの差を舌が感じるのでしょうか。


 水は少なめに感じましたが、こねてみると、ちょうどいい感じ。


 一次発酵はいつも通り30℃1時間30分のスチーム発酵。発酵後のパン生地の温度は29.4℃。


 402gずつ。焼成を急いでいたので、ベンチタイムは20分に短縮しました。パン生地の温度は、ベンチタイム前が27.8℃。ベンチタイム後が28.0℃。安定しています。


 2つに丸めなおし。ちょっと表面が引きつれたかも。


 30℃1時間30分の二次発酵で十分ふくらみました。溶き卵のドリュールを塗ったところ。


 180℃30分の手動焼成。この焼き具合にはまりました。


 高さは16.5㎝。前回より窯伸びしました。またいい焼き色。
 いただくのは、例によって明日朝。またまたいい香り。はちみつを入れない方が、はちみつに香りが奪われない感じ。


 

 翌朝の姿。
 中の水分が外に向かって、ミミまでしっとりな状態になっています。それでいて崩れません。今の技能なら、フワフワな高級生食パンも作れるような気がします。


 両端を切り落として2~2.5㎝の厚切り8枚にスライスしました。厚さの誤差は、パンを押しつける力によるものだと推測します。お味の方は、塩と砂糖をわずかに増量しただけで、小麦の甘みをさらに感じるようになりました。舌が肥えている人なら、あと少し減らしてもおいしさがわかるでしょう。世の中は、高級生食パンブームでわかるように、スイーツほどの甘さが強い刺激になっているのだと思います。毎日食べる食パンは、健康のため、塩も砂糖もバターも、これくらいを限度にしておきます。