《おいしい食パン(10)》
ルヴァンリキッド+はるゆたか

焼:2020年 6月 19日

 今回は、平日に2日に分けてパン作りをすることにしました。以前もやったことはありますが、定着しませんでした。パンを焼く前に掲載するのは初めてです。



 また原点に返って、バターも砂糖も少なめの「おいしい食パン(7)」のレシピを踏襲しました。また小麦本来の味を味わってみたいです。小麦粉はよくふるいました。砂糖もふるってみましたが、黒糖の時と同じく、目詰まりしました。次回からは、ぬるま湯で溶かすようにします。


 「おいしい食パン(7)」と同様、水分量がぴったりでした。いい手応え。柔らかく気持ちいいです。理想的なまとまり具合。夕飯後ゆっくり準備して、1時間後の8時頃にはこね上がりました。手ごねで15分以上こねました。こね上げ直後のパン生地の温度は28.5℃。


 冷蔵庫に入れてしばらくすると、もう自然発酵が進んでいます。


 2時間後の10時頃には、もう十分な発酵。24時間は待ってくれないかも。続きはまた明日。


 

 翌朝。もう焼いてくれといわんばかりにふくらんでいます。でも、焼くのは仕事から帰ってから。夕方見た時に、爆発していなければいいけれど。左のルヴァンリキッドは、継ぎ足ししても分量がずいぶん落ち着きました。


 

 帰宅して18時。意外にも爆発していませんでした。むしろ上の方がしぼんだ感じ。


 残念ながら、張りがありません。ガスが噴火したのでしょうか。発酵がつぶれた感じです。改めて一次発酵すべきだったのかも。この時パン生地の温度は5.1℃。まさに冷蔵庫内の温度。


 そのまま2等分して、ベンチタイムに入りました。ベンチタイム前が10.8℃。30分後のベンチタイム後が12.4℃。まずくないですか?


 とりあえず丸めなおし、溶き卵のドリュールを塗りました。これでふくらむのでしょうか? もしかして一次発酵を飛ばしてしまった? 今回は失敗?


 オーブンのスチーム発酵機能35℃1時間30分でいまいちだったので、追加20分。いびつながらもしっかりふくらみました。焼きムラ対策と同様に、発酵ムラを防ぐべく、途中でクルッと回したのだけれど。発酵させすぎ? このあともう一度ドリュールを塗りました。


 片面6分、くるっと回してもう片面6分、残り18分はアルミホイルをかぶせて焼きました。2回塗りのドリュールは、輝くような明るさに焼けました。


 失敗したかと思ったので、いびつさはともかくとして、とりあえず無事に焼けて安堵しました。意外な気付きは、砂糖もバターも少なめなのに、甘い香りがすることです。小麦粉本来の焼いた香りなのでしょうか?
 夜10時に焼き上がり、11時には袋詰めでき、12時前ぎりぎりでホームページをアップしました。

 いただくのは例によって明朝。仕込み、焼成、実食と3日間かけたレポートとなります。


 

 翌朝。
 パンのしわも木肌と同じく、味わいがあります。木肌は数百年、人肌は数十年、パンは一晩という大きな違いはありますが。絵になるかも。


 いつもの通りにスライス。ふた山の間の谷間の部分を食べるのは、ハズレかな? 低いから。


 1日目は何も付けずに味わいたいところですが、昨晩の残りの自家製特製牛肉コロッケがあったので、はさんで食べました。砂糖もバターも控えめで、小麦の味が前面に出てきます。またはさんだ具材の味も引き出します。食パンの基本はプレーンですね。


 ところで。
 6月18日に継ぎ足しをしたルヴァンリキッドは、またもや元気です。また「早く作って!」と言わんばかりです。