キッチンエイドスタンドミキサーでこねるので、そこまで気を遣わなくてもいいとは思いますが、基本に立ち返って、小麦はよくふるいました。小麦は、バトンタッチの合間のため、今まで使っていた「春よ恋」200gと、次の買い置きの「ゆめちから」300gのブレンドです。ちょうど2:3の比率ですが、表示上は、より多い「ゆめちから」にしておきました。
「ゆめちから」と言えば、食パン作りが本格化する前まで我が家の定番だったパスコの「超熟国産小麦」に一部使われている強力粉です。「超熟国産小麦」は、コロナ騒ぎのあたりから、近所のスーパーはおろか、遠くのスーパーにも見当たらなくなってしまいました。そうなったら、もう日常的に作るしかない! しかも、本家よりいい材料を使い、本家よりおいしく。理想を言わせてもらうと、どこのパン屋さんよりおいしい食パンを目指して。

「キッチンエイドスタンドミキサー」スイッチオン! 今回は最初に低速「1」2分、次に速度「2」3分を試してみました。

残り10分前でバター投入。またしても上滑りしているので、何度もスイッチを切って「スパイラルドゥーフック」に生地を絡めるようにしたところ、6分ほどで混ぜられるようになりました。4分で混ぜられるように、修行は続きます。

計15分で完了。いい感じ。このレシピの分量だと、手ごねでも失敗しません。


翌日。日曜の焼成なので、夜まで待たずに昼11時に冷蔵庫から出して室温にさらしました。

2時半から再開。表面がつれているのは、ラップに貼り付いたせい。

485gずつ2つに分けました。30分のベンチタイム。

30分後。発酵が進んでいます。生地の温度は測り忘れました。

丸めなおし、パン型に入れて、ドリュール塗り1回目。

35℃1時間30分スチーム発酵する予定が、またもや完了時間が夕飯とぶつかることがわかり、今回も室温発酵させてみました。テーブルの上で濡れふきんをかぶせて1時間発酵させると、濡れふきんを突き上げたので、あわてて濡れふきんを取り、密閉されたオーブンの中で1時間自然発酵させました。結果、けっこうゆがみが。ドリュール塗り2回目。

180℃30分焼成。6分で前後180℃回し。次の6分でアルミホイルかけ。オーブンを開けた瞬間、蒸気がもわっと出ました。そんなの初めて。オーブンの中での自然発酵のせいかも。焼成したら、ゆがみは減りました。ほっ。

照りはいまいち。高さは16.5㎝で十分。いただくのは例によってまた明日朝。

いいしわ感。

卵を入れたパンに比べ、白っぽい生地。お味の方は、「ゆめちから」と「春よ恋」のブレンドということもあり、言うことがありません。何をサンドしても、お互いの味を生かします。それは至福のひととき。
