《おいしい食パン(28)》
ルヴァンリキッド+はるゆたか

焼:2020年 10月 17日

 強力粉は今回からようやく「はるゆたか」に戻ります。買い求める強力粉の中では最高値です。そして小麦本来の甘い味がします。「おいしい食パン」は「春よ恋」でも作れますが、極めようとすると、「はるゆたか」に行き着きます。発酵で失敗する呪縛が解けるか?
 2日に分けてのパン作りは第35弾、スタンドミキサー使用は第32弾です。



 キッチンエイドスタンドミキサーでバターを投入したあとも順調にこね上げました。生地の柔らかさとバターの柔らかさが近いとうまくいく感じです。


 きれいな球体になるほど硬くはなく、さりとてゴム手袋をした手にべたついて困るほどでもなく、適度に柔らかくまとまりました。23.5℃のぬるま湯を使ってこね上げ、生地のこね上げ温度は23.1℃。やや低い。


 翌日朝に冷蔵庫から出して、温度を測ると、5.1℃。きれいな形だけど、これでは低すぎ。


 オーブンのスチーム発酵機能30℃2時間30分で25.8℃まで回復。30℃を試したのは初めて。温度が上がりすぎないための対策。


 ベンチタイム前。生地の温度は23.4℃。やや低い。


 ベンチタイム30分後。22.9℃。温度は上がらず。


 スチーム発酵35℃1時間30分でここまで。焼き縮みがなければよしとします。今回はシンプルを目指してドリュールなし。インスタ映えはしないけど。もっともインスタじゃないし。


 ところが驚いたことに、自分史上一番の窯伸びでした。焼き始めてふくらんできた時にはびっくり。くっつけるように並べて焼いたら、ふくらんでくっついてしまいました。くっつけるように並べた方がオーブン内の熱効率がいいのかも。


 高さは久々の17㎝。これ以上は、天井につかえてアルミホイルがかぶせられなくなる。いただくのは明日朝。


 

 土曜の昼に焼き上がったので、その日のうちにスライス。シンプルながらおいしそう。期待できます。




 食パンサンドの定番の一つ、イシイのチキンハンバーグ1.5倍。これをのせてはさめる大きさが要求されます。


 レタス、トマトも加えてちょうどよくはさめる大きさ。それぞれの具材のおいしさを引き立たせ、なおかつパンも存在感あるおいしさ。塩、砂糖を少なくしているので、小麦粉由来の甘さを実感できます。さすが「はるゆたか」。久々の成功です。