6)赤坂山〜三国山 824m、876m : 2013年4月14日 2013年山の記録に戻る(元に戻る)

滋賀県高島市と福井県三方郡美浜町の境界にある山で、登山口はマキノ高原になる。 関西百名山の一つに数えられ、花の山としても有名で、雪解け直後の春には、カタクリが咲く。初心者でも登れる、自然豊かな山である。コースにある、明王の禿は、麓から白く見える花崗岩のガレ場で、砂質が洗い落とされ巨岩が突出し、奇観を呈している。頂上からは360度の展望が広がり、琵琶湖が見える。下山後は白谷温泉やマキノ高原温泉「さらさ」でゆっくりと汗を流すことも出来る。


マキノ高原駐車場(9:45、9:55出発)−散策道取り付き(10:02)−栗柄越(11:55)−赤坂山(12:05、12:53)−明王禿−三国山(14:00,15)−黒河越(15:08,7)−マキノ高原駐車場(16:47) 歩行距離 15.5km、歩行時間5:30

赤坂山は2010年3月以来三年振りである。JR北小松駅にて待ち合わせ、車2台でマキノ高原へ向かう。メタセコイヤ並木をぬけるとすぐ、マキノ高原駐車場に着く。身支度を整え、登山口に進む。本来の登山口手前の散策路から登りだす。道中、イカリソウ、バイカオウレン、スミレ、シロバナニシキゴロモ、イワカガミ、イワウチワ(トクワカソウ)、ショウジョウバカマの花が咲いている。所々でタムシバの花が見られる。東屋のあるブナの木平を過ぎ、沢沿いに緩やかな道を登る。高度を上げると、残雪も現れ、稜線近くでは風も出てきた。2時間あまりで栗柄越に出る。正面に山頂がみえる。御地蔵さん横のカタクリはまだ咲いていない。ここからはすぐに山頂である。山頂からの眺めは、春霞のせいか、伊吹山、白山、霊仙山等の遠くの山は確認できない。それでも、西には、三重岳、雲谷山、その間に三十三間山が確認できる。若狭湾は雲谷山の横に見えるはずだが、こちらも見えない。風のあたらない西側斜面で昼食をとり、コーヒーを味わう。たっぷりと時間を取った後、一旦下り、鞍部から階段状の道を登ると明王禿に着く。風化した花崗岩の奇岩が、荒々しい風景をさらしている。分水嶺稜線を東に回り込むと急に道の残雪が多くなり歩くのに時間がかかる。日あたりの良いところでは、イワウチワ(トクワカソウ)が少しばかり花をつけている。例年なら、この時期、ピンクで埋め尽くされるのに大変残念だ。分岐の三国山にまで0.4kの標識で、左へコースをとる。雪の中を歩き山頂に着く。木々に遮られ展望のない山頂で小休止と記念撮影をして、分岐まで戻り黒河峠に向かう。20分ほどで、林道にでて少し進むと敦賀1.2kの標識に出会う。一旦林道を離れて急斜面を下ると林道にでる。立派なトイレが出来ている。ここからマキノ高原まで5km、いくつかの花や新芽が出だした木の名前も確認しながら駐車場に戻った。途中の山桜も見事だった。残雪のある山行きはなかなかに良かった。鳥は、シジュウカラとヤマガラの写真が撮れた。

山頂から西南〜西方向(手前の山並み左手が大谷山、奥の雪が多い山は三重岳)

 
     
 メタセコイヤ並木の先に安曇川扇状地(今津) 明王禿の景観(奥の山の一番左手が乗鞍岳)   残雪の中を三国山へ
     
白谷温泉近くのヤマザクラ/マルバマンサク  花一杯のタムシバ 今にも飛び出すシジュウカラ 

出会った花々
下にあげた他、イワカガミ、アセビ、キブシ、イカリソウ等も見られた。

         
 マキノスミレ(シハイスミレ)  オオバキスミレ   イワナシ  キンキマメザクラ  ショウジョウバカマ
         
 トクワカソウ(イワウチワ)  開花目前のカタクリ ミヤマカタバミ  スミレサイシン(?) ニシキゴロモ


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