20)養老山 (859m): 2013年11月16日 2013年山の記録に戻る
養老山地の北部の峰で、麓からは山頂が特定しにくい山である。周辺は揖斐関ヶ原養老国定公園に指定されている。一帯には原生林が残っており、アカヤシオ・コブシ・コナラ・ツゲ・アセビなどが多い。石灰岩質の山であり、養老の滝がある滝谷の源流の山。養老山地の北端に近い位置にあり、気象観測点のある関ヶ原に近い。このため、特に冬は、太平洋側の気候というよりは、日本海側に近い気候となっている。冬以外は、太平洋側の気候である。養老公園内の養老観光リフトの滝上駐車場駅、又は滝上駐車場に登山口があり、登山者記名帳がある。登山口からは登山道が整備されており、約4kmのコースである。他に、養老山地稜線に沿った養老山頂登山道が整備されている。また養老公園を横断するように、東海自然歩道が整備されている。
なお、養老山地は、濃尾平野の西端に沿って幅約10km、延長約25 kmにわたり、北部は標高800-900m、南部は標高400 m程度のピークが連なる。山頂付近は侵食小起伏地形の発達が見られる。山地の主稜線は南南東
- 北北西方向に沿っており、岐阜県・三重県境でもある。最高峰は笙ヶ岳(標高908 m)。その他、北部の主峰に養老山(標高859 m)、最南部の主峰に多度山(標高403
m)がある。
養老鉄道 養老駅9:40−養老の瀧10:25−登山口10:40−途中にて昼食(12:00、25)〜三方山 山頂12:52−笹原峠13:06−小倉山 山頂 13:20 −養老山 山頂13:45〜14:00 これより引き返す(津屋避難小屋まで200分の表示あり)・予定コースを変更−小倉山14:14−笹原峠14:23−三方山分岐点14:29−登山口15:25−養老の瀧15:31−養老駅16:06
電車利用のため、米原駅、大垣駅で乗り継いでの養老駅到着で、都合、2時間30分かかった。早々に養老公園に向かって歩き始める。ゆるやかな坂が続く。公園に入ってからも時間がかかる。色づきだした紅葉を楽しみながら進んだ。養老の滝で一服し、観光客に混じって写真を撮る。ここからしばらくは表示も不十分で分かりずらい。笙ヶ岳分岐を左に進み、しばらくして、渓流を渡る。ここから急坂になる。何度となく折り返し、紅葉に気を取られながら進む。1時間ほどで稜線出でるが、見通しは悪い。昼の時間になり、平な広い登山道で昼食にする。コーヒーも入れ、休んだ後、出発する。しばらくで、三方山の分岐になり、50mで三方山の山頂だ。ここからは、下に揖斐川、長良川、木曽川の三つの川が並行に走る平野が見える。遠くに、伊那山が見えるはずであるが、かすんで見えない。晴天なのに残念だった。15分で、ススキが多い笹峠、さらに小倉山に至る。ここからの眺望はなかなか良い。少し奥まで行き、東屋に出ると東〜北の眺望が開ける。養老山系の最高峰、笙ヶ岳もすぐ目の前だ。全員で記念写真を撮り、養老山に向かう。途中、紅葉がさえたところもある。
軽いアップダウンを繰り返すと、山頂への分かれ道が出てくる。少し登れば山頂だ。山頂は、木に囲まれ眺望は全くダメでこちらは残念である。この時点で14:00、縦走をあきらめ、引き返す。帰りは、一度小休止を取り、一気に下山した。登山口まで1時間半の好ペースだった。駅に着くと、すぐに電車があり、タイミングよく乗車できた。車窓からは、養老山系に夕日に見られた。大垣では待ち時間があり、それぞれ思い思いにお土産を買って守山に向かった。秋の晴天、観光客も多く、楽しい1日だった。
養老公園の途中から | 養老の滝 | 急坂で黄葉を見上げて |
小倉山での記念撮影 | 養老山手前の登山道からの紅葉 | 養老鉄道からの養老山地 |
守山歩こう会11月例会、当初14名、ここでは12名。
作成日2013年11月23日