15)雨乞岳 1,238 m 鈴鹿山系 : 2014.09.27 晴れ 2014年山の記録に戻る 滋賀県の東近江市と甲賀市の境にあり、鹿山脈の主稜線の御在所岳から西に延びる郡界尾根にある。更に西に進めば綿向山に達する。鈴鹿第2の高峰で、東側に東雨乞岳があり、ここからは360度のパノラマが楽しめる。山頂付近は、クマザサに覆われ、なだらかな山容を成している。山頂には小さな池(大峠ノ沢)があり、古くから雨乞信仰の対象とされ、山名の由来となっている。 登りは、もっとも人の多いクラ谷から東雨乞山を経由し、下山は人の少ない三人山〜沢谷峠〜郡界尾根を下りることにした。2年ぶり、大阪からの二人と一緒した。晴天で、眺めは抜群だった。 武平峠登山口(9:00、9:05出発)−クラ谷分岐(9:55〜10:00)−七人山分岐(11:52〜11:56)−東雨乞岳 (12:23〜12:46、昼食)−雨乞岳(12:56〜13:03)−東雨乞岳 (13:12)−駐車4場所(14:55) 2年ぶりの雨乞岳になった。快晴の中、武平峠を出発する。駐車場所はあまり苦労しなかった。道は少し荒れている。クラ谷の雰囲気の良い中を進む。50分歩いたところの沢谷への分岐で小休止を取る。その後しばらく行くと、陽だまりがあって、ゴマナの沢山咲いたところを通過する。トリカブトもあって、秋の花を見ることができた。7人山分岐まで、沢筋を何回か渡渉する。緩やかなアップダウンの繰り返しだ。時々、豪雨の爪痕か、荒れた沢を横切る。最後の坂を登り、稜線上の七人山との分岐に出て、休みをとる。明るい雰囲気になる。20分強で東雨乞山に到着する。360度のパノラマを楽しみ、昼食とする。鈴鹿山脈が、南から北まですべて見渡すことができる。霊仙山の奥に伊吹山が見える。ここから10分で山頂に着く。狭い山頂で、写真を撮る。綿向山が西に見え、縦走路もわずかに見える。藪こぎの難路だ。早々に東雨乞に戻る。反対の方向に下山する。三人山(1104mピーク?)に向かう。クマザサを掻き分け、急坂を下る。以前は、テープやペンキ表示もなく、所によってはかすかに残った踏み後を慎重に下りたが、今は表示がしっかりあり、迷う心配はない。30分ほどで左折すると、前方に鎌ヶ岳が見える。右には杉の植林、左手はブナとミズナラの道を進む。1時間20分ほどでいっぷく峠に着く。道は右手と左手に別れ、今回は、左手に出て、朝来た道にすぐに合流する。今までは我々だけだったが、登山客と出会う。しばらく歩き、元の駐車場の戻った。
2014年山の記録に戻る 作成日: 2014年9月28日 |