11) 乗鞍岳(滋賀県) 8652m : 高島トレイル、2015年山の記録に戻る 乗鞍岳(のりくらだけ)は、敦賀市と滋賀県高島市との県境にある山塊である。高島トレイルのルートでもある。由来は定かではない。山麓には国境スノーパークがあり豪雪地帯である。 七里半越の国境スノーパークから高島トレイル登山道が整備されている。山頂には二等三角点がある。 登山はスキー場の端かあるいは山塊を見た右の急なゲレンデを登る。山の山腹を横切って送電線がおり、送電線巡視路を利用している。山頂からトレイルを10分ほど進んだった地点に電波塔があり、更にすぐ先の電波塔には在原の集落から舗装された作業道が尾根筋まで上がってきている。 山頂付近からは、琵琶湖が正面に眺められ、尾根道にはブナ林が、5月の新緑の頃には清々しいコースとなる。ただ、山頂には無線中継基地局用の建物があり環境を損ねている。 (ウイキペディアより) スキー場登山口(9:10、9:20出発)− リフト最上部(9:47〜9:55)−第一鉄塔すぐ合流点()−30分(20分)→第二鉄塔(34号)10:05− 789mピーク(10:37〜10:46)−第四鉄塔(32号)11:00−分岐(11:20)−山頂(11:34)−関電無線中継所(11:45〜12:30、昼食)−乗鞍岳山頂(12:41〜12:45、写真撮影)−分岐(13:00)−第四鉄塔(32号)13:15− 789mピーク(13:35)−第二鉄塔(34号)14:02−第一鉄塔(35号)14:36−トレイル最終口(14:45)−駐車場所(14:50) 歩行時間:5時間30分 休憩時間含む 歩行距離:6.4q 累積高度:720m 登り口が不明瞭なため。出発は駐車した国境スノーパークの空き地から舗装道を進み、右手の急なゲレンデを登る。下草は伸びていないため歩くには支障がないが、急坂な直登になる。リフト最上部でひと息つき、右奥の登山道を登る。最初からそこそこの急な坂になるが、木々の間、新緑の気持ちの良いコースだ。途中、北の山塊が見通せる。山中峠の道に合流する。右手に少し下ったところが第一鉄塔になる。道は木々に覆われ視界はきかないが、新緑の中を登って行く。結構な勾配である。合流点から、30分程で第二鉄塔に着く。スキー場が見え、琵琶湖を視界に入る。第二鉄塔を過ぎると、ブナ林に入る。気持ちが良い。この先、道は細く、深くなり歩きにくい。しばらくで竹生島が見える。尾根道が続き、視界も広がる。山々が重なり良い雰囲気だ。尾根は少々がれているところもあるが、歩きやすい道だ。左手に送電線巡視路を分け、この辺りもブナ林を通る。曲がりくねり、太い幹の堂々たる姿だ。カエデの木々も多く、足元は小さな花が咲いている。チゴユリ、ユキザサ、スミレ類が所々で顔を出す。突き当り、表示に従い左に進むとすぐに789mのピークに達する。 このあたり、白い花がついたサワフタギが多く、たくさんのシロシタホタルガの幼虫がついている。目立った容姿だ。第二鉄塔から789mピークまではおよそ 40分である。一休みしてさらに進む。道は少し下り、鞍部に出、第四鉄塔に着く。急坂を登りきると平らな尾根道が続くようになる。山頂は間近、近ずくに連れ、ウラジロヨウラク、サラサドウダンが多くなる。山頂には二等三角点と標識がある。ただし、コンクリートの建物があり、山頂の雰囲気を台無しにしている。昼時、眺望の良い電波塔まで行く。ここからは更に続く高島トレイルが一望できる。赤坂岳〜三国岳、奥には武奈ヶ岳の比良山系、左手は琵琶湖が広がり、さらに左には伊吹山が構える。たっぷりの昼食時間を満喫し、元きた道を戻り、山頂で写真を撮る。第一鉄塔までは同じ道を戻り、暑いゲレンデを避け、本来の道を行く。左手に分岐する道は採石場に続くが、右手に取って沢に下り、小さな沢を何度か横切り、下草の生い茂る登山口に出た。表示もなく、知っていないとここからのスタートは難しそうである。駐車場所まで数分、右手にはピンクのが多い。
行程MAP(栢さんより拝借) (国土地理より引用) 2015年山の記録に戻る 作成日: 2015年5月23日 |