18) 虎子山(1283m)・国見岳(1126m) : 2015年8月9日 伊吹北尾根、2015年山の記録に戻る 虎子山(とらすやま)と国見岳は国見峠を挟んで対峙している。高さも似ているうえ、峠からの所要時間もほぼ同じだ。虎子山へのコースは、国土地理の地図でも現れないが、岐阜100山に入っている。国見岳は伊吹北尾根の静原からの最後の山になる。往復が手段となるため、グループで山行した場合には尾根全体を歩くにはやや難がある。今回は、車で岐阜県側から国見峠に入り、ここ最近に通れるようになった滋賀県側に下った。両山は、岐阜県と滋賀県の県境にあり、虎子山は、冬場に山スキーで利用されることもあるようだ。国見峠は綺麗に整備されており、石碑や大師像がある。駐車場もあり、滋賀県側になっている。峠には開閉式のフェンスがあって、締まっている時もあるようだ(主に滋賀県側の林道の通行状態によると思われるが、2015年5月以降は利用できている)。 国見峠登山口(11:25、10:40出発)−978m地点(10:55)−1080m地点(11:10〜11:15)−第一ピーク(11:30)−虎子山(11:50〜12:20、昼食)−国見峠(12:55、13:05出発)−1040m地点(13:35〜13:40)−国見岳(14:00〜14:10)−国見峠登山口840m(14:50、15:10滋賀県側へ下る) 歩行時間:4時間10分(休憩時間1時間)、歩行時間3時間10分、 歩行距離6.5q、 累積標高差:732m 菩提寺SAで大阪からの4人に合流、関ヶ原ICで出て、国見スキー場を目当てに、国見峠へ向かう。道の後半で 細いところもあったが、峠まで舗装されており、特にアプローチに難があるわけでない。ただ、岐阜県側からであり、滋賀県側からに比べ1時間は余計にかかる(実は滋賀県側からも峠まで行けた)。峠からは、虎子山・国見岳それぞれへの登山口がある。虎子山への道は最初急登で始まる。直線的に登って行くが、やがてなだらかな稜線歩きとなる。連日35℃の猛暑日が続いているが、1000mでは幾分ましである。樹林帯の中で日差しもそれほどでないが、汗は吹き出る。すぐに二股に分かれるが右手直進コースである。以前は、左手を進み、山肌を巻いたかたちで進み、やがて右折、尾根筋を登った記憶がある。その時には分かりにくい道だった。こちらは山頂まで、一直線で分かりやすい。道も刈り込んでいて、結構幅広い。最近よく整備されているのだろう。山頂とおぼしきピークに出たと思ったらまだ道が続く。幾分見晴らしも良くなり、美濃の山が眺められる。虎子山で行き止まりになる。山頂(1183.2m)は刈り払われ、東側の展望が開けている。ブンゲン山から貝月山への稜線が眺められる。白山や御嶽山、アルプスなども見られると思われるが、今日は遠くは判別できない。ここで昼食となる。果物、コーヒをご馳走になる。30分の休憩で峠に戻る。一息ついた上で、国見岳を目指す。国見岳からの下山者がいて、滋賀県側の道路事情を確認する。通れるとのことで帰りはこちらにすることにして、国見岳に向けスタートする。杉の樹林帯を進む。こちらは普通の登りで歩きやすい。20分ほど歩いて、岩屋への道を示す看板を分け、さらに進む。次第に道は岩混じり、草も生え、狭い道となる。道は展望がなく、黙々と進む。時折涼しい風が吹き、救われる。登り切ると、草原になったところに出る。ここからしばらく歩くと、国見岳山頂(1126m)に到着する。岐阜県側の山々が重なって見え、集落が谷の先に見える。大兀山〜御座峰と続く伊吹北尾根、伊吹山が見渡せる。二人から果物が出て賞味する。暑い時の冷たい果物は格別である。国見では長居せず、峠へ引き返す。花はほとんどなく、チョウはスジグロシロチョウ、山頂でのウラナミシジミだけだった。峠で伊吹山を眺め、林道を滋賀県側に下る。米原ICから帰途についた。私は菩提寺SAで下ろしてもらい、止めてあった車で自宅に戻った。真夏の低山はやはり暑いものだった。
![]() 2015年山の記録に戻る 作成日: 2015年8月13日 |