22)蕪山 1069m (岐阜県) 奥美濃の山: 2015年10月17日 2015年山の記録に戻る
 蕪山は1069mの山で、岐阜県関市板取にある奥美濃の山である。この山であるが、国土地理院の地形図には登山道が記載されていない。蕪山の南麓は 21世紀の森という公園になっており、関市板取運動公園のグラウンド以外に、森林学習展示館、木工体験実習棟、製炭施設、野鳥観察施設、自然観察道などが整備されている。ここの駐車場が蕪山登山の駐車場になる。かつては、さらに林道を登ったところに駐車場があって奥牧谷を登るコースがあったが、現在は自然探勝路が整備され、あまり利用されなくなっている。駐車場から先の林道はゲートが設けられ 一般の車は入ることが出来ない。今回は、株杉のみられるコースを登り、下りには分岐から野鳥観察コースを下りた。あまり険しいところもなく、気持ち良く歩けるコースである。ただ、期待の紅葉にはやや早すぎたようだった。山頂からは白山、乗鞍岳、御嶽山が望める。
 コースもよく整備されており、初心者向きのコースで、板取蕪山トレッキングが毎年春に開催されている。


守山駅(6:45、6:50出発)−(多賀SA、長良川SA)−21世紀の森公園駐車場(9:40、9:55出発)−大杉コース登山口(10:00)−水(9:32)−蕪山山頂(12:42〜13:35)−野鳥観察コース分岐(14:52)−林道口(15:26)−駐車場(15:40、16:00出発)−(養老SA)−守山(18:50)
                    歩行時間6時間 (休憩時間約1時間30分を含む)

 守山駅に集合、11名が3台の車に分乗して、登山口のある岐阜県関市板取公園(21世紀の森)に向け出発する。途中、多賀SAと長良川SAに立ち寄り、予定よりやや早く到着する。駐車場には案内板があって、自然探勝路で山頂へ至る2つのルートが示されている。登りは手前の株杉登山口から谷沿いを登るルートを選択した。早々に株杉に目を奪われる。杉林の中にかなりの数がある。湿っぽく、苔むした杉林の中を登る。沢も出てきて、それに沿った形で登る。階段が整備された探勝路で、ロープが張ってある。花崗岩の大きな岩が見え、道は巻いた形でつづら折りに急な斜面になる。沢を渡り、さらに進むと、野鳥観察の自然探勝路が合流する。ここを分け、山頂をめざす。しばらくして尾根上に出ると 傾斜は緩くなり長々と続く。右は杉林、左手は谷が迫り広葉樹林帯になっている。足元にはコウヤマキの特徴的な落ち葉が敷き詰められている。左手の広葉樹の間から紅葉した蕪山が見えるようになる この稜線では 野鳥が多く シジュウカラ コゲラ カケスなどが見られるようだが、今回のこの時期には無縁であった。すぐに蕪山に取りつくのかなと思ったら、遠巻きに行く。山頂まで1320mの表示ポイントでベンチがあらわれ、1000mの表示ポイント付近で北へ向きをかえる。標高963mのピークへ登り、下降する。再び登り返し、500mの表示ポイントを過 ぎ、緩い傾斜になったところで更に道は西へ向きを変える。さらに進み、右へ直角方向に曲がったところで奥牧谷からのコースが合流する。ここから一登りで山頂に到着する。三角点がある。すでに先客がいてベンチに腰掛けている。山頂からは 360度のパノラマが楽しめる。青空のもと、北東〜東に乗鞍岳、御嶽山、山頂は少し雲で覆われている。その先には北アルプスだが雲に隠れて見えない。北方向に白山、その前は大日岳、野伏岳、荒島岳、南方向には伊吹山、西に白山、その間に鷲ヶ岳、東に高賀山、東南方向は恵那山である。冠雪でもしておればもっとはっきりするところだが残念だった。たっぷりの昼食タイム、コーヒーもご馳走になり、話も弾む。帰り道は、先の分岐から野鳥観察路に入った。こちらはつづら折りが何回も続く、安全な道である。帰りも楽しい話をしながらの歩きで、ナメコのおまけつきだった。皆さん、ご苦労様でした。

     
 株杉の中を登る  中央奥が白山  最奥の左は乗鞍岳、右手に御嶽山
     
 集合写真  高賀山  登山口近くの祠
いずれの写真、地図も同行者からお借用りしました
行程マップ
(国土地理院の地図を引用)
2015年山の記録に戻る

作成日: 2015年10月19日