24) 高島トレイル(岩谷峠〜三国岳) 959m : 高島トレイル、キノコ、 2015年山の記録に戻る
高島トレイルには、北から乗鞍岳、三国山・赤坂山、大谷山、大御影山、三重嶽、武奈ヶ嶽、二の谷山、行者山、駒ケ岳、百里ヶ岳、三国峠、三国岳の山々が連なっている。中央分水嶺に立ち、ブナの原生林が残る素晴らしい縦走路である。今回は、南端にあたる三国岳を巡る周遊コースである。秋の紅葉は過ぎ去っていたが、キノコ狩りが楽しめた山行になった。
守山市内出発(6:50)−朽木桑原橋地蔵前(8:05、8:15出発)−県道を歩き‐古屋登山口(8:55)−おみなし橋(9:15)−保谷(9:30)〜谷筋を数回渡渉〜尾根取付(谷筋分れ)(10:00)−岩谷峠(10:58)−三国岳・桑原分岐(12:07)−経ヶ岳分岐(12:13)−三国岳山頂(12:20〜13:00、昼食)−岩谷峠・経ヶ岳分岐(13:05)−経ヶ岳分岐(丹波越)(13:52)−茶屋跡周辺()−桑原橋地蔵前(15:10、15:30出発
いつもの守山駅の集合場所を出発する。高島トレイルの終点、桑原橋の地蔵前に車を駐車する。道路に戻り、古屋まで歩く。途中、ススキの原があり、風情を感じる。40分の歩きで、道路を離れ、橋を渡ったところに登山届の箱が設置されている。車止めのクサリが張られている。右手に川沿いの林道を進む。足元は湿っている。保谷林道を保谷まで進み、左折して、谷筋に入る。岩がごろごろした沢筋を数回渡渉する。苔むしたところもあって、結構雰囲気がある。所々気をつけながら沢筋に沿って進む。水量もそこそこある。30分ほどで、斜めに傾いた指示に従って、沢筋から離れ、つづら折りに急坂を登る。青葉の茂る低木を上がりきると、やがて尾根筋に出て、落ち葉の歩きやすい道になる。大きな杉や曲がりくねった木の造形を楽しみながらの道中である。曲がりくねった木の前で集合写真をとる。この木には、アセビ、ヒノキ、その他いくつかの種類の木が出ている。面白いものだ。この後、ミズナラやブナの樹林帯で、キノコが見られるようになる。薄茶〜灰色のシメジ(ホンシメジと後で分かる)の密集、kg単位はあろうか。何時ものなめこも見られるようになる。10月の乾燥から、11月に入り、雨模様の日があったおかげか、一斉に出だしたと思われる。大きな袋に取る。沢を離れ、1時間弱で岩谷峠に出る。右手は地蔵峠の表示がある。小休止の後、左手の三国岳に向かう稜線を進む。結構な勾配、根が露出したところもある稜線で、右側が杉林、左側が広葉樹になっている。葉はほとんど落ち、なめこを取りながらの歩きである。稜線はあまり見通しがきかないが、樹間から百里岳が時々見られる。結構な勾配の道を登り、後半は緩やかなアップダウンを繰り返し、1時間ほどで先の例会で下山に使った桑原への分岐に出る。ここからしばらく進み、トレイルを少し外れ登りきると三国岳である。昼食とコーヒを味わう。あとから来られた夫婦ずれに写真をお願いし、この後、元の分岐に戻り、経ヶ岳に向かう。ここからの稜線は、歩きやすく、明るくゆったりとしている。きのこも程よく見つかり、時間が気にならなくなる。三国岳では風が通り、風を避けて座ったが、稜線はそれほどでもない。2箇所ほどで更になめこを追加、桑原へ下りる丹波越に着く。しばらくで、お茶屋跡だが、このあたりで今日最大のなめこ産地を見つける。さらに上にもありそうだが、十分な量で、この後は、見過ごすことが多くなる。急な広葉樹と大きな杉の樹林帯の中を注意深く下る。最後に急坂の歩きにくい杉林を下りきり、橋を渡ると駐車した桑原橋地蔵前に戻る。大収穫のキノコを等分し、大津の方が持参してくれた柚子をお土産に守山へ戻った。総勢10名、キノコ狩りを楽しむことができた充実した山行であった。
 |
 |
 |
古屋への道すがらススキの原を楽しむ |
岩谷峠への沢沿いを渡渉をしながら歩く |
曲がりくねったブナの木に数種の木が取り付く |
 |
 |
 |
なめこに思わず手が出る |
三国岳山頂 |
稜線にある曲がりくねった杉の大木 |
行程マップ(栢さんより借用)

(国土地理院の地図を引用)
2015年山の記録に戻る
作成日: 2015年11月25日
|