20)八ヶ峰 800m : 2016年9月24日 関西百名山、アケボノソウ、キノコ 

 八ヶ峰(はちがみね)は、福井県大飯郡おおい町と京都府南丹市の境に所在する標高800.1mの山。丹波高地に属し、福井県と京都府の県境に所在する。
若狭国と丹波国の国境にあたり、 東西に連なる若丹国境尾根の一部にあたる。山頂の西肩を通る知井坂は、かつて、名田庄、周山を経由して小浜と京都
を結ぶ鯖街道の要所であった。当時、山頂を通る尾根上に道はなく、往来には国境を越す知井坂などの峠道が用いられていた。現代においてはハイキング
コースも整備されており、福井県側の染ヶ谷から登るコース、福井県、京都府の県境にあたる五波峠から国境尾根を縦走するコース、京都府側の八原から
知井坂を経て登るコースなどがよく利用されている。山名とその読みについては、1906年(明治39年)の『日本山嶽志』では「八峰(はちがみね)」、別称を「蜂
峰(はちがみね)」としており、近年の『日本山名総覧』、『日本山名事典』、『新日本山岳志』などでは、いずれも「八ヶ峰(はちがみね)」の表記で統一している
。山名の由来については諸説あるが、『京都府北桑田郡誌』では「山巓に登りて四望すれば丹波、丹後、山城、近江、若狭、越前、加賀、能登の八ヶ國を見る
を得べく、八ヶ峰の山名はその形の八葉蓮華に類似せるよりも、この八ヶ國一望の意義に本づきしものならんか」としている。森林浴の森100選、水源の森百
選に選定されている。自然であるが、標高400m付近から頂上近くにかけて、若狭地方では比較的高い標高に育つアカマツ林が見られ、ミズナラ、カエデ、リョ
ウブ、オオカメノキ、マンサク、ヒサカキ、エゾユズリハ、アセビ、タムシバ、オオイワカガミ、アクシバ、ツルシキミ、ウルシ、コウヤボウキ等の雑木林は森林浴
やハイキングで賑わう。福井県側の麓には八ヶ峰家族旅行村が、京都府側の麓には美山町自然文化村がある。(ウイキペディアより引用)
 今回のコースは、八ヶ峰家族旅行村から登り、県境の五波峠に下山した。車を峠に置き旅行村に戻った。

守山駅R都賀山前(7:10)〜167号線〜303号線〜熊川宿(830)〜小浜〜八ヶ峰旅行村(930、車の回送1000)−八ヶ峰旅行村P1010
出発)−林道を登る
−林道登山口(1040)−稜線分岐点(1140〜10:50)八ヶ峰山頂(1216〜1310、昼食)−稜線分岐点(1330)−
尾根中間
P通過(1358)−休憩ポイント(1410)−五波峠(1445、車の回送14551520)八ヶ峰旅行村出発(1546)〜帰路朽木新
本陣(
1700)〜守山着(1900) 、途中、伊香立〜堅田の間でR477の大渋滞
    歩行時間: 約4時間35分(休憩時間を含む) 、歩行距離 7.1km

守山駅で集合、8名が車2台で福井の八ヶ峰旅行村を目指す。車の流れは順調、予定の時間内で到着する。途中、熊川宿で小休止をとる。旅行村で
は、下山口の五波峠にもう一台の車を止めるため、回送する。30分の後、出発する。林道を歩き、登山口に向かう。花のない時期であるが、林道
沿いにはマツカゼソウの白い花が咲いている。クマへの注意報(作物を採らないように)の看板もあり、笑いを誘う。約30分の歩きで、林道から
離れる。急な勾配の登山道が始まる。11:00に小休止を入れる。この頃から、足元にはイワカガミの葉がたくさん見られるようになり、ブナ、ミ
ズナラが多い。リョウブの特徴的な幹も見られ、春のような緑で覆われた雰囲気である。まだまだ秋の紅葉には程遠い。足元には、手の平よりも
大きい白いキノコがいっぱい見られる。
さらに進むと、炎のような毒キノコ、茶色や黄色、たくさんの種類のキノコが次々と現れる。出発してから1時間
40分で、稜線の分岐に着く。辺りはブナ林で良い雰囲気だ。左は帰りの五波峠の道になる。しばらく進み、結構な坂を登り切り、一旦は下る。アカマツが目立
つ。それも大きな、太い幹のアカマツだ。ミズナラが多くなる。最後にミズナラの中を登りきると山頂に着く。付近にはイワカガミがたくさんあって、アカマツも多
い。山頂で見られるのも珍しく感じられる。お昼にする。ウラナミシジミが現れ、結構長い間、枝に止まる。お昼の話題は、すぐそばの低木の中のマムシだった
。人の気配に逃げる様子もなく、どくろを巻く。今日の参加者、8人が代わるがわる様子をうかがう。山頂からは、山並みが見えるが、雲もかかり遠くの山や日
本海は良く判別がつかない。青葉山は何とか山容が確認できた。三重ヶ岳の方角もまずまずだった。長めの昼食休憩の後、元来た道を稜線上の分岐まで戻
る。分岐からは、ブナ林の中をアップダウンを繰り返しながら進む。葉が散る冬には見晴らしも期待できる稜線の道だ。足元は歩きやすく、雰囲気の良い枯
れ葉が敷き詰められた広葉樹林帯だ。キノコも相変わらず多い。稜線上の中間ポイントがわからないまま通り過ぎ、小高いピークで休憩を取る。これから先
は、ゆっくりと下りの道を進む。左右には黄色や紫、茶色、白色と色とりどりのキノコが見られる。キノコやマムシの話題で話が弾み、分岐からはあっという間
の1時間15分だった。峠に着く前には、登山道の左手に林道が現れ、最初に歩いた林道に通じているようだ。五波峠には大きなバスが止まっていて自然観
察の一行が来ているようだったが、どちらに行っているかは確認できなかった。峠の表示のある石碑の前で写真を撮り、5名がまず登山口に戻っ
た。残りを待っている間、辺りを散策した。旅行村の裏の斜面の草地には、アケボノソウがたくさん咲き、ツマグロヒョウモンが10匹以上、吸
蜜していた。アカタテハも見られた。30分ほどで皆がそろい、守山に向け帰宅した。

     
 大きなキノコ(白もあり、大きい)  ナメコ  ミズナラとブナの混生
     
 山頂  山頂の茂みにマムシ  五波峠

行程マップ(栢さんから拝借)



作成日:2016年10月5日