山と蝶と自然

山の記録詳細ページ (2008年)

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1.2008年

2008年は、県下の山を複数回登った。比良山系けと鈴鹿山脈は、活動拠点でどうしても多くなる。綿向山は、霧氷の良い時を求め、また紅葉を楽し
むために3回になった。武奈ヶ岳と釈迦岳は雪山経験、花を目当てで複数回、横山岳もヤマシャクヤクとウスバシロチョウ、その他の花を求めて2回
になった。この年は、北は、東北2回、九州の三百名山ということで遠征した。
番号   山名 日程 高度   見どころ
 1 愛宕山 2008.01.03 924m お正月定番の山
 2 綿向山 2008.01.14、01.19、11.02  1110m 霧氷が素晴らしい
 3 音羽山〜大平山 2008.01.27 593m 大津の山、積雪
比良釈迦岳 2008.0211、09.14 1083.5m 霧氷
 5 比良武奈ヶ岳 2008.03.02、07.12 1214m 滋賀の三百名山、雪山
 6 伊吹山 2008.03.02 1377m 滋賀の百名山
 7 九州の山々(多良岳、雲仙岳、湧蓋山、背振山) 2008.03.20〜03.23 m 九州三百名山
比良蓬莱山 2008.05.01 1174m 花の季節、スイセン
横山岳 2008.05.04、07.26 1132m 花の山、フジミドリシジミ
 10 船形山(宮城県) 2008.5.18 1500.3m  三百名山、ブナ林
11 ブンゲン山 2008.07.05 1260m ササユリ
12 比良山系(打身山〜蓬莱山〜小女郎峠)  2008.07.12   1174m
13 北アルプス(蓮華岳〜針ノ木岳縦走) 2008.7.18〜07.20 2799,2821m 三百名山、コマクサ
14 東北の山(森吉山、白神岳、大平山) 2008.13〜08.16 1454,1232,1170m 東北三百名山、ブナ林
15 比良山(ヤケ山〜北比良峠) 2008.08.31 m 夏の主要部縦走
 16 三重嶽  2008.09.07  974m 湖北の山、ブナ林 
 17 三瓶山  2008.09.23 1224m 三(花)百名山、ヤマラッキョウ 
 18 三周ヶ岳  2008.10.04 1292m 夜叉が池、岐阜の山 
 19 鈴鹿山系(安楽峠〜仙ヶ岳)   2008.10.12  961m 素晴らしい縦走路、鳥が多い 
 20 大山(剣ヶ峰)・竹田城址   2008.10.26〜10.27  1726m 百名山、剣ヶ峰に挑戦 
 21 綿向山  2008.11.02  1110m 鈴鹿山系 
 22 日本コバ   2008.11.16  934.1m 日本の名がつく山
 23 比良山(堂満岳〜武奈ヶ岳)  2008.11.23   紅葉 
 24 鈴鹿山系(入道ヶ岳〜岩倉尾根〜宮指路岳)   2008.11.30  906m,946m 少しきつい縦走路 
 25 阿星山   2008.12.14  693m 栗東の山
 26 箕作山・太郎坊山   2008.12.21 372m,355m 太郎坊と里山

1)愛宕山 924m : 2008年1月3日

愛宕山(あたごやま、あたごさん)は、京都市左京区北西部、山城国と丹波国の国境にあり、京都市街を取り巻く山の中で、東の比叡山と並びよく目
立っており、信仰の山としても知られる。山頂に、愛宕神社があり、古来より、火伏せの神様として京都の住民の信仰を集め、全国各地にも広がって
いる。正月には、その年の平安と火除けを念願に多くの人出がある。
三等三角点(890m)は、山頂から更に400m進んだところにある。

京都駅(8:42)−(バス)−清滝口(9:40)−登山口(9:53)−7合目分岐(10:57)−山頂神社(11:22〜12:00、38 昼食)−7合目水尾別れ(12:23)−水尾
尾根(西尾根)−保津峡駅(13:50)

毎年恒例になっている、愛宕山の参拝に出かけた。正月3ヶ日は勿論だが、15日までくらいはかなりの人出になる。穏やかな日和で、ここ何年間で
は珍しい1日となった。雪も少なく、ゆっくりとする気持ちになった。今年は、元の清滝口、あるいは、さらには水尾に下りるでもなく、初めて、7合目分
岐から少し水尾側に下った、水尾尾根(西尾根)を下りた。道には踏み跡、テープもあり、迷うことはない。折口はかなり保津峡側になる。急坂が何箇
所かあるが、気をつければ大丈夫である。歩行時間3時間30分、正月早々ではいい歩きだ。昼食は境内の休憩所の暖かい中でのひと時だった。

鳥を見かけたが、鳥・花の項参照。ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ。

     
     
 ヤマガラ  シジュウカラ  メジロ

2)&21)綿向山 1110m : 2008年 1月14日&19日、11月2日

鈴鹿山脈の主脈から派生した南西に位置し、最も西側にある鈴鹿の山だ。山頂には「青年の塔」が建てられている。ルートは表参道・北参道・水無
山北尾根・竜王山経由の4ルートがあり、いずれも経験している。水無山北尾根の8合目には金明水と呼ばれる水場がある。また表参道の5合目に
は、立派な避難小屋があり、山頂には天穂日命社が祀られた大嵩神社がある。毎年4月20日に嶽祭りが執り行われる。頂上からの眺めは、東に雨
乞山、鎌ヶ岳、更に主脈が連なる。伊勢湾も眺めることができ、秋や冬の晴れた日には北アルプスの穂高岳をはじめ、御嶽山、恵那山、南アルプス
の塩見岳を眺望でき、設置された展望円盤によって確認することができる。西には近江盆地がひらけ、琵琶湖越しに、比叡山や比良山系が眺望で
きる。

登山口(9:32)−5合目(10:38,5)−山頂(11:21〜12:31、70 昼食&霧氷観察)−5合目(13:10)−登山口(13:42) 歩行時間:2時間50分

朝から冷え込み、絶好の霧氷日和となった。次の週の友人2人との登山の前偵察だ。西明寺への途中に、登山口の表示がある。指示に従い、川を
渡ったところの駐車場から出発する。すぐに、北畑林道に入り、接触変質帯を過ぎ、水無山への分岐があるところがいわゆる登山のスタートになる。
杉林の九十九折を進むこと、約45分で立派な避難小屋に着く。ここから更に、ブナ林の中を行く。冬道の急坂を登る。左手には、竜王山への尾根道
が目に付く。そのあたりは霧氷で覆われ、さながら霧氷のドームである。足元に気をつけながら山頂に着くと、山遊会時代の山友、Fさんに出会った。
寒い中の昼食、その後の霧氷見学にたっぷり時間を使い、もときた路を引き返した。霧氷のいい場所は、雨乞岳への稜線で、15〜20分ほど山頂か
ら行ったところだ。
 なお、19日の友人との山行きは、一転して穏やかな晴天に恵まれ、霧氷は皆無だった。この日は、遠く、北アルプスが望めた。
 秋の登山は、紅葉を満喫した。水無山に寄るため、1時間以上は時間がかかるが、水無山から見える綿向山、コルの紅葉は見事だ。

霧氷の綿向山(1月14日)

     
 山頂間近(竜王山への稜線)  雨乞岳〜鎌ヶ岳(霧氷越し)  雨乞岳への稜線から振り返り
     
 雨乞岳への稜線から綿向山  同稜線上  ブナ林の中で
秋の紅葉(水無山ルート)
     
 水無山から綿向山の紅葉  綿向山〜水無山のコル  綿向山下りから水無山(中央)
     
 コルから  紅葉  

3)音羽山〜大平山  593m : 2008年1月27日

大津の背骨にあたる音羽山は真冬の手軽な山登りとしても好適である。道は東海自然歩道の一部になっており、あちらこちらで下ることが出来る。
琵琶湖の眺めも良く、手軽な山として人気が高い。積雪の後の歩きもまたなかなかに良い。今回は、大津駅から始め、大平山を突っ切って石山の瀬
田に出た。大平山からは道はややわかりにくいが、真っ直ぐに降りれば良い。自宅のすぐ近くの田んぼから、山の全容が見られる。

大津駅(1008)−逢坂山峠口(10:25)−休憩所(11:19,6)−音羽山(11:42,15昼)−東千頭ヶ岳(12:45)−(5)−太平山(13:15、4)−林道登山口(
13:39)−大平私道会−石山団地−石山寺(14:23)−石山駅(14:48)


大津駅から国道に沿って逢坂山峠口に向かう。国道の上を、東海自然歩道の橋がかかっている。このところに登る道がついている。里山に近い感じ
の道を登り、杉林を過ぎるとやっと、稜線に出る。道は、前日からの積雪で珍しく積もっている。左手には、比叡山から遠くに比良山系が見える。少し
ばかり雪が残り、良い雰囲気だ。音羽山で駅のコンビニで買った弁当をひろげお昼にする。何度も来た道を進み、東千頭ヶ岳、太平山にいたる。稜
線からは、近江大橋と石山の町が見下ろせる。東海自然歩道は右に曲がって下っていくが、ここはそのまま直進する。あまり通られていない分かり
にくい道だが、そのまま進む。やがて、林道に出て、住宅地に出る。石山寺を目指す。最初は分かりにくいが、北に向けて進むことになる。1時間ほど
で石山駅に出て今日の登山が終了する。冬の手軽なコースとして良い。

     
積雪直後の山道   東千頭ヶ岳付近から近江大橋と石山  メジロ


比良山系: 4)比良釈迦岳、5)比良武奈ヶ岳、 8)比良蓬莱山、 12)打見岳〜蓬莱山〜小女郎峠縦走、
15)ヤケ山〜釈迦岳〜北比良峠縦走、 22)堂満岳〜武奈ヶ岳

 今年はことのほか登る機会が多かった。四季を通じて、年6回、夏・冬は各2回になった。冬の霧氷と雪山、5月の花々、夏のむせ返る暑さの登山、
秋の紅葉などいつ来てもそれなりの楽しみがある。纏めて詳細ページに記載

6)伊吹山  1377m 百名山: 2008年3月2日 雪山
 メンバー5人で3月上旬の伊吹山に登った。快晴だった。雪は深く、山頂は零下10℃以下だった。手袋を脱ぐと途端に動かなくあるくらいの寒さだっ
た。積雪越しに、能郷白山、白山、北アルプスの白い山容が素晴らしかった。アイゼンを使用せずの上り下りで、時には膝上まで入ることもあったが
、踏み固められたところをゆっくりと登った。 この年にはまだ、ゴンドラが営業中で3合目からの直登になり、通常よりはむしろ早いくらいのペースだ
った。下りは一部尻スキーで楽しんだ。冬の時期の伊吹山もまた格別である。 詳細ページに記載

7)九州の山(多良岳、雲仙岳、湧蓋山、背振山)  詳細ページに記載
 九州の三百名山、四山を登った。福岡の背振山にあわせ、旧友のK君と久方ぶりに再会した。

9)横山岳 1132m : 関西百名山 花と蝶の山
花の山、横山岳を訪れた。もっとも華やかな時期、5月の連休の1日だった。ヤマシャクヤクが咲き、期待通りの花に満喫した。チョウはウスバシロチ
ョウが舞っていた。7月の夏には、フジミドリシジミが見られた。夏の横山岳は、暑さにまいる。詳細ページに記載
@5月4日  東峰コース〜東峰〜横山岳〜白谷コース
A7月26日 東峰コース〜東峰〜横山岳〜白谷コース

10)船形山(宮城県)1500.3 m 三百名山: 2008.5.18

 仙台で先生に転職したEさんの計らいで、念願の船形山に登ることができた。残雪の中、ブナ林の中を歩き、素晴らしい山行きを経験することがで
きた。5月とはいえ、まだまだ雪深く、最短の大滝登山口までは車では行くことができなかった。詳細ページに記載

11)ブンゲン山:2008年7月5日

滋賀県では、伊吹山、金糞岳に続いて3番目の高い山になる。真冬、奥伊吹スキー場の最高リフトから往復すると、素晴らしい粉雪が味わえる。11月
初旬の紅葉もすばらしい(2011年11月の記録にあり)。今回は、梅雨の合間に訪れた。夏ともなれば、チョウもたくさんお目にかかれる。稜線上の
ササユリも出迎えてくれた。 詳細ページに記載

13)北アルプス(蓮華岳2799m〜針ノ木岳縦走2821m) 三百名山: 2008.7.18〜07.20 
 蓮華岳のコマクサ群落を求め、扇沢から針ノ木大雪渓を登った。その日に新越小屋までの長い1日になった。翌日は天気が悪く、爺ヶ岳往復をあ
きらめ、扇沢に下山した。前に、鹿島槍ヶ岳から爺ヶ岳を縦走しているため、これで繋がった。kさんとの山旅だった。詳細ページに記載
詳細ページに記載

14)東北の山(森吉山1454m、白神山地(白神岳1232m)、大平山1170m) 三百名山: 2008.8.13〜8.16  詳細ページへ
 例年、7月の北海道がKさんとの恒例遠征だった。今年は、お願いして、東北3百名山に付き合ってもらった。天候が不安な中での遠征だったが、何
とか持ちこたえた。白神岳はもちろんだが、いずれの山も、ブナ林が素晴らしく、楽しい山遠征だった。白神岳の麓、岩崎村でのねぷたはほのぼのと
した郷愁を味わった。

16)三重嶽 974m 湖北の山 : 2008.09.07   詳細ページへ
 大阪の山友3人と湖北の山である三重嶽(さんじょうがたけ)を登った。前回来た時には、途中でクマの姿を見て、足早に立ち去ったことがある。春
にはイワカガミの大群落が楽しめる。

17)三瓶山  1224m  :2008年9月23日 詳細ページへ
 中国地方、最後の三百名山である三瓶山を訪れた。今回は、車を車を使わず、京都から夜行バスで出雲に入り、JR利用で太田に入る。ここは生
野の銀山遺跡の拠点でもある。ここからバスに乗って、親三瓶の登山口まで行った。ここはチョウでも有名で、7月にもう一度来たいところだ。

18)三周ヶ岳  1292m : 2008年10月4日  詳細ページへ
岐阜県の山、三周ヶ岳に登った。稜線の峠には、夜叉が池がある。山頂には、峠からも結構な距離がある。帰り、反対の三国岳を目指したが、背丈
より高い笹の中で、2度方向を失い、途中で撤退した。再度挑戦したい。天気は晴れ、奥美濃の素晴らしい眺望を楽しんだ。。

19)鈴鹿山系(安楽峠〜仙ヶ岳) 961m :  2008年10月12日 詳細ページへ
縦走コースにチャレンジした。2000年以来久しぶりのこのコースだ。途中、道がはっきりしないところがあるが、稜線に沿って行けば問題ない。
2004年の時には、行きと帰りで違う道を歩いたが、同じ稜線上であまり不安は感じなかった。出来たばかりの新名神を眼下に、遠く、鎌ヶ岳や御在所
岳を見ながらの縦走は鈴鹿でも指折りのいいコースだと思う。安楽峠からの往復は、歩き応えたっぷりの縦走路である。

20)大山 1726m : 2008年10月26日〜10月27日  詳細ページへ
いつものKさんと大山を目指した。何回か登っているが、三鈷峰経由で最高峰の剣ヶ峰に挑戦した。崩壊が進み、弥山からは登山禁止の措置が取ら
れている。素晴らしい紅葉と地衣類の黄緑が冴えわたった。翌日は、氷ノ山を予定したが、天気が思わしくなく、竹田城址に変更した。

22)日本コバ 934.1m 2008年11月16日 詳細ページへ
紅葉真っ盛りの時期、日本コバを登った。近くの、杠葉尾渓谷では見事な紅葉を楽しむことができた。コースは、政所からに下りる、通常とは逆のコ
ースを選んだ。落ち葉が敷き詰められた登山道は風情があった。

24)鈴鹿山系(入道ヶ岳906m〜岩倉尾根〜宮指路岳946m) : 2008年11月30日 詳細ページへ
入道ヶ岳は、初めてになる。今回は欲張って、岩倉尾根を経由し、主稜線の宮指路岳に行った。峠からすぐ先に仙ヶ岳が見えていたが、疲れもあり
小社峠から下山した。

25)阿星山 693m :  2008年12月14日  詳細ページへ 
地元の山、阿星山に行った。愛犬、ベルを連れての里山歩きだ。寒さも和らぎ、好日だった。

26)箕作山・太郎坊山 372m、355m :2008年12月21日 詳細ページへ
Tさんともう一人の3人で、太郎坊の山に登った。新西国88個所と称し、短い***山までの参道に次から次と石の地蔵さんが現れる。里山ではある
が、アップダウンはあり、縦走気分が味わえる。最後は、太郎坊によってお参りした。冬の好日だった。

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作成日 2013年12月31日