24)冠山 1257m:2016年10月22日 日本三百名山 、紅葉、 2016年山の記録に戻る
冠山(かんむりやま)は、両白山地南部の越美山地の岐阜県と福井県にまたがる標高 1,257 mの山である。揖斐川及び九頭竜川支流の足羽川(あすわがわ)の源流となる山
で、冠山峠がその分水嶺となっている。鋭く尖った冠型の特徴のある山容を冠山林道からも望むことができる。日本各地には同様な烏帽子形の特異な山容の冠山があり、その山容が山名の由来となっている。岐阜と福井の県境の冠山峠には両自治体の石碑(美濃国揖斐川町、美濃国徳山村、美濃国藤橋村、越前国池田町)があり、冠山及び金草岳の登山口になっている。この峠の下には、国道417号を繋ぐ冠山峠道路の大規模なトンネル建設の計画がある。岐阜県側の山腹はかつてはブナ林であったが、戦後ほとんどが伐採された。「日本三百名山」、「ぎふ百山」、「21世紀に残したい日本の自然百選」のひとつに選定されている。登山道であるが、南側のシタ谷から南面の岩壁を登攀する難コースなどの3ルートは廃道となった。林道冠山線開設後に冠山峠から登山道が整備されて、約1時間ほどで登頂できるようになった。冠山峠から尾根づたいにいくつかの少ピークを越えてブナの原生林の中を進むルートである。山頂直下の北側は冠平(かんむりだいら)と呼ばれ、遭難碑がある。1955年(昭和30年)11月6日に沢沿いのルートで2名が遭難した事故の慰霊碑である。周辺はクマザサに覆われ、ニッコウキスゲ、コバイケイソウなどの花が見られる平坦地で、正面には冠山頂上がそびえる。山頂部の北側の岩肌の急斜面にはロープが設置されていて、山頂には三等三角点(点名が「冠山」)が設置されている。奥美濃唯一の岩峰である山頂は人が10人ほど座れる程度であるが、遮るものがなく360°の展望が得られる。下りの所要時間はおよそ45分。山頂周辺ではイワカガミ、ササユリ、タテヤマリンドウ、ホンシャクナゲなどの花も見られる。(ウイキペディアより)
守山市内出発(6:50)〜湖岸道路〜303号線〜417号線〜冠山峠(10:45、10:56出発)−ピーク(11:14)−小休止(11:36〜11:41)−冠平・山頂分岐(12:00)−冠山山頂(12:20〜12:50、昼食)−冠平(13:03〜13:08)−ピーク(13:54)−冠山峠(14:15、14:45出発)〜道の駅 〜木之本IC〜栗東IC〜自宅
2006年9月2日以来、10年ぶりの冠山である。今回は車に乗せてもらっての4人の登山になった。それぞれピックアップで合流、登山口のある冠山峠に向かう。2006年9月2日以来、10年ぶりである。今回は紅葉に期待しての登山になった。徳山ダムのダム湖は雄大で貯水量も大きなものである。10年前はまだまだ工事中、山肌が切り開かれ痛々しい中を進んだが。今回はダム湖の最後までまで2車線の立派な道だった。峠までここから更に10数qだが、あまり広くはないが舗装道路が続く。峠には、トイレがあるが、古びた粗末なものだ。峠で写真を撮り、早々に出発する。初めは緩やかで、階段の道を進む。急な階段を登りきればピークに出て、峠方向が見渡せる。前方に冠山のピークが見えるが、頂上付近はガスがかかっている。道は、クマザサとブナの木が続く道である。ブナの黄色い紅葉は時遅しといった感じで、枯葉模様のやや茶色となっている。それでも所々で紅葉を楽しむことができる。特に大きなブナの木があるところでは秋の雰囲気がいっぱいである。ナナカマドの赤い実や紅葉、ノウルシの見事な赤なども目につき晴天であればもっときれいなのにと残念に思う。小刻みにアップダウンを繰り返し、時々は急な坂になるが、多くは階段状になっており、よく踏みなれた道である。1時間ほどで、左下に冠平が見える分岐に来る。冠平には下山時に寄ることにして、岩の壁に取り付く。ロープを頼りに登ることも可能だが、なしで登り切った。最後の急坂は低灌木で、冠平の一面のクマザサが見事である。6月であれば斜面にはニkッコウキスゲが楽しめる。分岐から20分もかからず山頂に着く。山頂からは近くの山は見えるが、遠くは雲に隠れ、ガスが流れて時々視界が悪くなる。風も強いと下山する登山者が話していたが、反対方向の岩の影ではそれほどでもなく、カップ麺で体を温め、更にコーヒを味わう。山頂からは、紅葉もそこそこ楽しめ、登山客も結構いる。中にコメツツジの狂い咲きがあった。帰りにはクマザサが一面に覆われた冠平に立ち寄る。遭難の慰霊碑があり、渓流コースで天気の急変に会い遭難したものであった。冠平からの山頂もガスで一部隠れていて残念だった。同じ道を戻ったのだったが、不思議に登山時よりも紅葉が深まったような気がした。道すがら、ミヤマアキノキリンソウ、ユキザサの赤い実などを見ることができたが、なんといっても山頂のコメツツジの狂い咲き今日の一番の収穫だった。晴れ間とはいかなかったが、楽しい山歩きだった。
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冠山峠 |
最初のピークに向かう道(クマザサとブナ) |
山頂から冠平 |
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山頂からの紅葉 |
山頂写真 |
ブナの紅葉 |
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コメツツジの狂い咲き(山頂) |
ユキザサの赤い実 |
ミヤマアキノキリンソウ |
行程マップ(同行の栢さんより拝借)
(国土地理院の地図を引用)
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作成日: 2016年10月25日
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