18)比良山系池めぐり(打見山1108m): 2017年7月2日 2017年山の記録に戻る 今回は、 ゴンドラ打見山山頂駅を出発し、汁谷から関電の巡視路を利用して、4つの池(オトワ池、カシラコ池、スギヤ池、長池)を巡り、オトワ池の分岐から東にとり夫婦滝の分岐に出た。夫婦滝を見た後、白滝谷を打見山に戻るルートを取った。お昼過ぎから雨になり、雷もあった。谷の水量は結構あって、渡渉は厄介だった。雷のため、山頂は停電、ロープウエイも止まり、待ち人で溢れた。 自宅(8:00)−JR蓬莱駅(9:15)−琵琶湖バレイゴンドラ(9:30、9:40発 )−山上駅(9:46、9:55出発)−汁谷(10:15)−白滝谷登山口(10:25)−ジャガ谷()〜関電巡視路〜最初の高圧線鉄塔(10:35〜10:40)−第2の高圧線鉄塔(11:15〜11:20)−第3の高圧線鉄塔(11:30)−第4の高圧線鉄塔(11:43)−最後の高圧線鉄塔(12:11)−長池(12:15)〜カシラコ池、スギヤ池−オトワ池(ニシヤ谷分岐)(12:40〜13:06、昼食)〜ニシヤ谷〜白滝谷分岐休憩所(13:26)−夫婦滝見学(5分)〜白滝谷分岐(休憩所)(13:31)〜白滝谷を遡上〜夫婦ヶ淵〜白滝淵〜汁谷(14:09)−ゲレンデを登る−打見ゴンドラ山上駅(14:30、14:55ゴンドラ)−琵琶湖バレイゴンドラ駅(15:01、15:20出発)−蓬莱駅(15:28)−自宅(16:15) 所要時間:4時間35分 (休憩時間:約40分) ゴンドラ利用は、今年のスキーシーズンの最後、4月1日以来になった。乗客は多く、それぞれびわこテラスの展望、ジップラインアドベンチャーやスカイウォーカーのアクティビティーを楽しむ目的だろうと思われた。山頂には装備が並べられ、装着の注意の真っ最中だった。 山頂で準備するジップラインアドベンチャーの客 ジャイアントゲレンデを、汁谷まで下る。クリンソウがまだ咲いている。汁谷を少し下った渓流沿いの電柱の白地に赤のテープが目印の所で沢を渡る。向こう岸への取っ付きは苦労する。踏み跡があり、急坂を登るとしっかりとした階段がある。この階段、この先にも時々現れる。急坂を一旦上まで登り切る。最初の鉄塔に達する。緑が一層濃くなった広葉樹林の中を、注意深くテープを確認しながら、ジャガ谷に向かい急坂を下る。谷から先の道も分かりにくいが、向かいのほぼ降りてきた先の上部に道が見える。第二の鉄塔までも結構な登りが待っている。ここまで1時間くらいになる。少し山側に登る格好で北東に進み、下りになる。ここから先は頭上の送電線の下を行く格好で北東に進む。下りは谷に向かってやや右手方向に支谷に入る格好になるが、これは間違いで、ほとんど水平方向に支谷を横切るのが正しい道で、先に白地に赤のテープが確認される。我々は道なりに進んだため、谷に下りてしまった。そこから先の道が分からないまましばらく行きつ戻りつしたが、先のところまで戻り、正しい道を見つけることができた。ここから先、長池までは、しっかりとしたテープを頼りに進むことができる。とはいうものの、何度もアップダウンを繰り返す。頭上の送電線と送電鉄塔を頼りに北西に進む。途中、明るいところではヒオドシチョウ、ホオジロ、バイケイソウの花などを見ることができた。雰囲気の良い道は次第に分かりやすくなる。関西電力の巡視路であるため、そこそこ手入れも行きどいている。支尾根を何度も横切るため、登り下りが続く。途中、派生した踏み跡が出てくるが、テープを確認し、送電線を確認しながら進む。道中は、相変わらずミズナラとブナが混じった広葉樹林である。巡視路の第4鉄塔から道がわかれ、右方向(北より)に道を分ける。苔むした、落ち葉が一面に敷かれた雰囲気の良いところを進み、送電線を横切る格好で西方向に進み、登りを北西方向にとり、シダが生い茂った下った先に長池が出てくる。 長池 手前は湿地風、奥には水面が見える。周回し、右手に北西方向に坂を登る。登り切ったところが最後の高圧線鉄塔で、北西方向に視界が広がる。 最後の高圧 電線鉄塔下、鎌倉山〜峰床山〜皆子山の西方向 テープに従い、しばらく進むと足元にオトワ池と看板が置いてる。北に急坂があり、踏み跡、古い赤い布がマークされていて、小さな池を左手に回るルートである。本来の道のようでもあるが、昨年通った直進する格好(池の右)で、しばらく下り、登りになる。広い所を登る。道はよく分からないが北に進む。やがて先に声し、更に進んだ先でしっかりとしたテープが確認できる。南北にテープが確認され、本来の巡視路(登山道)に出る。北方向に進む。テープがやたら多くなり、ポリのテープで方向を誘導している。結局、左手に小さな池、次に比較的大きな池の所で、白滝谷の所で別れたグループ5名と出会う。しばらく行けば、オトワ池に出るということでやっと安心する。グループはこれから巡視路を汁谷に出るということだった。逆方向で、我々よりは分かりやすいとアドバイスして別れる。すぐに、ニシヤ谷と白滝山の表示に出る。 オトワ池(ニシヤ谷・白滝山分岐)、ここで昼食 昨年は池の左手に出て分かりにくかったが、今回は本来の道であった。オタワ池は良い雰囲気が出ている。岸には枝からモリアオガエルのタマゴやあちらこちらにぶら下がりなんと多いことかと驚いた。 オトワ池 たくさんのモリアオガエルのタマゴ 時間は12:40分、遅い昼食になる。食事を終わったころ、雨が降りだす。大木の下での昼食だったため、ほとんど濡れることはなかったが、オトワ池の見ると結構な雨であることが分かった。食事後、白滝山は取りやめ、東方向にニシヤ谷を下る。テープを確認しながら、谷筋を下る。沢を時々わたり、滑りやすい岩に木を付けながら杉林を下る。20分程度で休憩所のある白滝谷分岐(出合)に出る。近くにある夫婦滝を登山道から眺め、すぐに引き返す。 激しい勢いの夫婦滝 ここから、白滝谷を打見山(木戸峠)に戻る。しばらくで白滝谷を渡渉する。水量が多く、滑りやすい飛び石を注意深く進む。渡渉はこの後、シャガ谷の出合前であり、水量と勢いで、こちらは飛び岩をという訳にいかず、川の中に入ることになった。 出合からすぐの渡渉点、ロープは頼れない 途中雨脚がひどくなり上だけカッパを着る。雷も鳴り響く。沢に沿って、時には滑りやすい岩に注意しながらの谷の登りになった。次々出てくる小さな滝も結構見ごたえがあった。夫婦淵、白滝淵などの石柱を確認しながら分岐から40分弱で、登り始めの汁谷に戻った。更に20分で同じゲレンデを打見ゴンドラ山上駅に戻った。山頂駅は人だかり、雷雨で停電、ゴンドラもストップしていた。しばらくで復旧したが、3台目であった。恐らく500名近くだったろう。ゴンドラの速さは日本1だとの触れ込みだったが、本当に今回は早かった。Yさんを蓬莱駅に送り届け、渋滞の161号線を戻った。深山の雰囲気を味わった参考になった。
行程図 (国土地理院より引用) 2017年山の記録に戻る 作成日: 2017年7月6日 |