2)牛松山 636m : 2017年2月19日 丹波富士、 2017年山の記録に戻る
 
牛松山は丹波富士と呼ばれる。丹波富士と呼ばれる山は他にも多く、京都府ではほかに弥仙山、兵庫県では、自髪岳、高城山、三尾山などが加わる。こちらの丹波富士は、
亀岡盆地に秀麗な山容を見せている。山頂までは、一丁から十八丁までの石の道標が有り、十八丁には金昆羅神社が祀られている。保津川下りの船乗りたちの神様として
崇められており、休憩所の天井には組合の奉納による船が2隻つりさげられている。1隻は大人が横たわれるくらいの大きさである。参道には亀岡の街を展望が出来る場所
が2〜3か所あるが、山頂は見通しがきかない。下り口の愛宕神社から亀岡駅に至る府道亀岡園部線には、丹波七福神を祭ったお寺があって看板が出ている。丹波七福神
 毘沙門天 神応寺が見どころである。また、七谷川堤周辺に整備された全長2.2kmの散策道があり、春には約1,500本の桜が見事に咲く。和らぎの道と呼ばれ、季節にはラ
イトアップもされるそうである。

 
 守山駅(8:16)−京都駅(8:44、9:03発)−亀岡駅(9:30、9:48出発)−保津橋(9:57)−金比羅神社標識(分岐)(10:12)−登山口(10:26)−金刀比羅神社(12:04〜 12:36、昼食
)−牛松山636m(12:43)−
牛松山三角点629.2m-テレビ中継所(12:58)−鉄塔−国分との分岐−愛宕神社下山口(13:49)愛宕神社本殿(13:57)−保津町分岐(14:37)−保
津橋(14:51)−
亀岡駅(15:00
                    歩行時間:5時間12分 休憩時間:約1時間弱を含まず 

 守山駅に集合する。途中からも合流し、京都で乗り換え、JR亀岡駅に到着する。駅には数十名(山頂で豊中の山の会70名と判明)の登山パーティ−で大混雑であった。北
口を出て道なりに保津川下りの発船場に出る。天気はうれしい予想はずれで青空である。山頂には少し雲がかかっているが、山は昨日の雪で白くなっている。山の写真を撮
りつつ、保津大橋を渡り、2つ目の信号を右折する。
保津大橋から雪が被った牛松山、帰りには雪は消えていた。

 保津八幡神社の横を通り、旧道を進む。この神社から右手の別れは明智越えと案内がある。道なりに進む。保津バス停の次に北保津バス停があり、右折する。牛松山の
表示、金昆羅神社の道標がある。集落をまっすぐに進み、竹林の中を進む。広場で先の大グループに遭遇し、時間調整をする。冷え込み予想とは違い、歩くだけで汗ばむ。
軽めの服装にする。先に進むと、石の鳥居横に登山口の表示がある。手前の左手に、福性寺(臨済宗)の古刹がある。登山口からは、すぐに一丁が出てくる。山頂まで十八
丁ある丁石を確認しながら、尾根道を進む。木に積もった雪が、温かいため融けて頭の上に落ちてくる、ザックも結構濡れる。一丁あたり6〜7分の間隔である。道は雑木林
の中だが、参道で結構広いが、雪のあとゆえ、滑りやすいところが結構ある。6丁石は開けた見晴らしの良いところで、「常夜燈」(明治)と共にある。山頂までの途中、展望の
良い場所が2〜3ヶ所ほどある。行者山や半国山も視界に入る。所々、白く積もったところもあるが、道はすべて溶けている。ワカン、軽アイゼン持参であったが空振りになって
しまった。

亀岡市街が一望  十一丁の石柱と常夜灯

登山口から約1時間半、最後に、スギ林が出てくると、金昆羅神社がある牛松山山頂手前に着く。牛松山の三角点は下山する途中にあり、さらに低い。最高点は、神社の横
を更に進むと、電波塔(NHKのアンテナ)がある場所である。ここからは、愛宕山が見える。神社横には休憩所があり、昼食にはうってつけのはずであったが、先の70名でご
った返しである。雪がそこそこ残ったところを踏み固め、シートを敷いて陣取る。それぞれの食事になるが、カップ麺、コーヒで温まり、しばらく話をする。バレンタインの残りの
チョコレートもおいしかった。団体が去った後、神社前で写真撮影の後、最高点に行き、愛宕山を確認する。木の上の見上げるところに牛松山の板がかけられていた。ここは
、雪もなく、しかも岩混じりで、結構乾いている。ここを昼食場所にすれば良かったと思ったが後の祭りである。
静かになった神社前で記念写真

下山に移る。スギは雪で覆われ、あたりも真っ白でなかなかの雰囲気である。しばらくで、牛松山三角点に着く。見晴らしはなく、木々の枝には牛松山山頂の表示が複数ぶら
下がっている。少しいただけで下山する。歩きやすい道が続く。テレビ中継所、鉄塔と目印が出てくるが、予定の右への分岐が分からないまま進む。国分・ハイキングコースと
書かれた道で表示が2度ほど出てくる。所々、急坂になる。ヒノキの緑と落葉の雑木林を進む。
山頂付近の雪の様子

道の左右には、アカマツも目立つ。中ほどまで下ったところで、踏み跡が分岐する。前回は表示のない、左手に出たが、今回は、メインの国分・ハイキングコースを進む。同じ
ような下りの道を注意深く進むと林道に出る。舗装された道をしばらく行くと愛宕神社に出る。スギの大木が目立つ。神社には、亀岡の名木として、イヌマキ、、モミ、大スギの
表示があった。思い思いにお参りをして、神社横の道を南に進んだ。

愛宕山山道から、行者山〜半国山方向

しばらくで、丹後七福神に出る。その2つ(養仙寺、神応寺(毘沙門天)のそばを通る。道端には、鮮やかな黄色のロウバイが良い匂いを漂わせている。ウメも咲いて、春のよう
らいを感じさせる。やがて府道亀岡園部線の道に出る。丹波七福神を祭ったお寺の案内看板がある。さらに進むと、古い門構えの屋敷、石の土塀など趣を感じることができ
る。あれやこれやと話をしながら進むと、先に曲がった登山口への角に着く。ここからは同じ道を亀岡駅へ向かう。

ロウバイの香りが

振り返れば、雪で白くなっていた牛松山もすっかりと雪がなくなっていた。亀岡駅北口前には保津峡下りを模した岩や船が道路の中央に並べてある。

行程マップ(栢さんより拝借)
(国土地理院の地図を引用)
丹波七福神の案内
(千歳町まちづくり推進会議の案内より)


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作成日: 2017年2月22日