1) 大文字山 : 2018年1月13日 466m 2018年山の記録に戻る
大文字山は旧盆の送り火として京都を代表する夏の風物詩として知られている。この送り火は東山如意ケ嶽の「大文字」がもっともよく知
られ、それゆえ送り火の代名詞のごとくいわれている。そのほかには、金閣寺大北山(大文字山)の「左大文字」、松ヶ崎西山(万灯籠山)・
東山(大黒天山)の「妙法」、西賀茂船山の「船形」、及び嵯峨曼荼羅山の「鳥居形」があり、これらが、同夜相前後して点火され、これらを五
山送り火と呼ばれている。この大文字山は市街から近く、1時間程度で登り切ることができることから、京都でももっとも親しまれている山の
一つである。 山頂からの眺めは特別で、京の街を一望できる。コースはいくつかあり、銀閣寺、法然院、霊鑑寺(東山トレイル)、蹴上(東山
トレイル)、蹴上・南禅寺、山科(毘沙門堂)が知られている。またそれらから派生する道もある。今回は、蹴上駅を出発し、南禅寺奥の院か
ら登り、山頂からは火床を経由し、最もよく利用される銀閣寺ルートで下山した。銀閣寺からは、山麓を行き、法然院、霊鑑寺、ノートルダム
女学院、神社をへて、哲学の道を進み、南禅寺系内を横切って、出発の蹴上駅に戻った。寒波の余波で肌寒くはあったが、これ以上ない
晴天に恵まれ、眺望を楽しむkとができた。
守山駅(8:25集合、8:31出発)−山科駅(9:30、地下鉄9:05)−蹴上駅(9:15、9:20出発)−南禅寺門(9:30)−南禅寺奥の院(10:55)−東山
トレイル合流点(10;25)−東山トレイルNo42(10:30)−東山トレイルNo45(10::58)−山科方面分岐()−大文字山三角点(11:02〜11:14)−大
文字山火床(11:35〜12:05、昼食)−銀閣寺正門(12:35)−法然院前−霊鑑寺前(13:05)−永観堂前−南禅寺境内(13:35)−蹴上駅(
13:40)〜山科駅〜守山駅
行動時間: 4時間20分 (休憩時間 約1時間)、歩行距離:q
守山駅に集合し、電車を乗り継いで出発点の地下鉄蹴上駅に集合する。少し下った先でトンネルを抜け、金地院の前から少し先を右折し
、南禅寺に向かう。大門の横を通り、法堂を左手にその先でレンガ造りの疎水アーチをくぐる。山手に向かって舗装された道をゆっくり登る
。
疎水アーチ
最勝院高徳庵からうす暗い道を進む。出発して、25分ほどで奥の院に着く。駒ヶ滝という表示は見つからなかったが、行者が滝に打たれ
る場所がある。洞窟や祠があって、雰囲気が出ている。
奥の院(駒ヶ滝)
ここから先、道は2手に別れる。後から来た一人の登山者が右手に山腹を進んでゆく。我々は、直進する格好で、岩場にしつらえた手すり
の石の階段道を登り、谷沿いに進む。スギ林のややうす暗い道である。谷にはピンクのテープが所々にかかっている。当初予定は、山案
内に出ていた若王子山経由であったが、若王子山経由は駒ヶ滝から右手に行くコースだった。直進のため、若王子山を通らないコースにな
った。谷沿いの道はやがて、二股に別れる。直進するか考えたが、右手の谷沿いの道を進む。直進の道は、ゆるやかに登った後、更に
2手に別れ、左手は若王子神社に下り、右は大文字山への道で、東山トレイルNo42に合流すると思われる。右手に入った谷沿いの道は、
やがて巻いたかたちで進む。山を巻く格好から支尾根風の常緑樹やヒノキの道を出たところが東山トレイルの広い登山道の合流点だった
。反対に進んでくれば、こちらの細い道には入らず直進していただろう。結局、近道を通った形になった。
常緑樹やヒノキが続くトレイル合流点
合流してから5分で東山トレイルNo42の表示が現れる。ここからの分岐は、若王子神社、若王子墓地、南禅寺にでる派生道になっている。
2股を直進していればここに合流できたと思われる。
尾根筋の歩きやすい整備された道を進む。途中、山科からの道を分け、比叡平から延長してきている林道を越える。この林道、比叡平か
らの道と思われるが、3年前の時と同じで京都方面への先は少しで行き止まりである。整備が進んだだけである。緊急時の林道のようでも
あるが、目的不明いった印象である。さらに進み、N042 から25分ほどで鹿ヶ谷の分岐になる十字路に到着する。東山トレイルNo45の表示
がある。京都一周トレイルは鹿ヶ谷を下り、霊鑑寺前に出ることができる。右折すれば如意ヶ岳や池ノ谷地蔵方面である。ここから一歩き、
5分、稜線を進むと大文字山三角点に出る。ここからは京都の町が一望できる。中央に京都御所、その奥には愛宕山が見える。
山頂写真
時間は11:02、予定より早く、写真を撮った後、お昼場所の大文字火床に向かう。急な道を慎重に下り、ヒノキ林の中を進む。落葉した広
葉樹林帯は明るくなり、30分ほどで大文字火床に着く。火床には子供ずれの家族もいて皆、目の前に広がる景色を楽しんでいる。上部から
、下部の祠のあるあたりにおり、コンクリートのところで並んで昼食にする。カップ麺とコーヒで体を温める。さて、眼前の風景だが、前方に
愛宕山から竜ヶ岳、地蔵山の山並みを背景に、京都御所、植物園、京大学舎、京都の中心が一望できる。比叡山も北方向に眺められる。
真中正面は愛宕山、京都市内を一望
眺めを満喫の昼食場所(火床中心部)、後方は比叡山
しばらく景色を楽しんだ後、銀閣寺道に下りる。最初はコンクリートの石段、その後、木の階段や山道を下り、20分ほどで銀閣寺正門に出
る。銀閣寺内のトイレは料金を払って中に入らなければ使えないため、鹿ヶ谷道の公衆トイレまで行き、また戻った後、人通りの少ない道を
、法然院前、霊鑑寺前(東山トレイルの表示あり)と進む。
霊鑑寺前(東山トレイルの表示あり)
更にノートルダム女学院横を通って、哲学の道に出て、ここを永観堂前から南禅寺境内を蹴上駅に戻った。蹴上駅では、疎水に沿って山
科に出る4名と別れて守山駅に戻った。
今年最初の登山、幸先良いスタートになった。今年1年も安全で楽しい登山ができますように…
行程マップ(栢さんより拝借)
(国土地理院の地図を引用)
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作成日: 2018年1月15日
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