39)半作嶺894m :2018年11月13日 2018年山の記録に戻る

半作嶺は関西百名山の一つである。371号線から見るとその山容が乙女の寝姿に似ていることから、「乙女の寝顔」と呼ばれる。また、富里温泉は、「乙女の湯」と呼ばれている。その山名はミズメ桜(半作)の大木があったことに由来すると言われている。姿は乙女の寝顔と呼ばれている反面、三つの岩峰からなる険しい山である。
 登山口の高度は675m、高度差は220m程度であるが、後半は痩せ尾根の岩登りと下りが続き、ロープや木の根っこにつかまりながらの歩きになった。天気悪で、予定の三ッ森山への往復は中止した。

宿(7:08)〜168号線〜311号線〜371号線〜安川林道〜熊野下川林道(8:50)−登山口(9:04、9:18出発)−半作峠・三ッノ森山分岐(9:39)−半作嶺山頂894m(10:20〜10:27)−半作峠・三ッノ森山分岐(10:58)−登山口(11 15、11:25出発) 〜富里温泉・乙女の湯・休憩所(昼食後出発)〜田辺IC〜阪神高速〜JR尼崎駅(14:45)〜守山駅(15:45)
    行動時間 1:58、 歩行距離:2.61km、累積登高:242m

宿の食事は6:30からである。サンマの焼き物が添えられている。夜はマグロ尽くし、ボリュームたっぷりだった。宿のインスタントのコーヒを楽しんだ後、熊野下川林道の登山口に向かう。マ熊野古道の168号線〜311号線を走り、371号線から安川林道に入った。途中、川沿いの林道から近回り(10q短縮)を選んだが、すぐに通行止めになった。朝早くということもあって、車は快調に進み、国道371号冨里下川下より安川方面に入り、すぐに乙女のしずくの看板を右折し、熊野下川林道(かっての宮里街道)をすすむ。北登山口まで2時間で着いた。登山口の高度は675m、高度差は220m程度である。半作嶺の山並みが林道から見える。
半作嶺の山並み

早々に準備し、林道横のコンクリート階段を登りだす。
登山口

すぐにスギ林になる。道は荒れていて木々が散乱している。巨大な岩が目につく。20分弱で三ッ森山への分岐になる半作峠に着く。
半作峠、三ッ森山分岐

来る途中から時々時雨模様だったが、傘をさす。予定は半作嶺から帰りに三ッ森山の往復だ。スギ林は、やがてヒノキとスギの混生から、ヒノキ中心になる。広葉樹も混じるが、紅葉には早い。左手の支尾根に取り付き、険しく露出した露岩の間を時には這うように進む。途中、時雨が強くなり、カッパの上着を着用する。ロープや木の根っこの助けを借りながら結構な苦行だ。距離の割には時間がかかる。最後に露岩の急坂を登り切ると頂上に着く。狭い山頂である。ガスがかかって、西方向は紀伊水道だが、遠くまで見えない。
Kさん、Yさん

東方向には、三ッ森山から百闔R、さらに奥には法師山から先の山並みが見える。
三ッ森山から百闔R、さらに奥には法師山から先の山並み

北方向は、果無山脈、奥高野の山並みが続く。関西百名山も98座目、あとは遠くに見える法師山と大塔山の2山になった。しばらく滞在した後、元来た道を慎重に戻る。峠まで戻ったところで、天気悪のため、予定の三ッ森山への往復は中止した。登山口に戻り、早々にしまい込み、出発した。

 帰りに期待していた富郷温泉乙女の湯は、土日・祝日が中心で、平日は16:00からでこちらは楽しめなかった。横にある館では休憩ができ、ゆっくりと昼食とコーヒーを楽しむことができた。帰りも順調に進み、紀の川SAでお土産を買い早めに尼崎駅に到着した。Kさん、運転ご苦労様でした。


行程MAP
(YAMAPより引用)


(Google Earthより)

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作成日:2018年11月16日