42)六甲山(赤子谷〜岳 岩原山573m、) : 2018年12月2日  赤子滝、ゴルジュ  2018年山の記録に戻る
 六甲山(ろっこうさん)は、兵庫県南東部、神戸市の市街地の西から北にかけて位置する山塊で、瀬戸内海国立公園の区域に指定されている。日本三百名山、ふるさと兵庫50山の一つである。一般に「六甲山」は大小の山を含む六甲山系全域(狭義には中央部から東部)を指し、最高峰は特に六甲最高峰と称される。山域は神戸市の他、芦屋市、西宮市、宝塚市に属している。山系は南北に狭く、東西方向に長さ数十 kmにわたって市街地の北側直近に迫っており、その山並みは神戸や阪神間また大阪市内を含む大阪府内からも天然のランドマークとして機能している。また裏六甲側からの山系も高い山地に遮られないこともあり、三田市や三木市、天気が良ければ小野市・加東市・加西市・加古川市などの兵庫県中部、姫路市などの兵庫県南西部などからも望むことができる。古くから交通路や観光施設の開発が進められ、多くの観光客や登山客を集める。
 六甲山の大部分は、約1億年前(中生代白亜紀)に地下深くで生まれた花崗岩でできている。第四紀、百万年前以後の六甲変動と呼ばれる地殻変動によって最高部が 900 m 以上に至るまで隆起し、現在も変動を続けている。それによって生じた複数の断層が北東から南西に向かって主稜線と平行に走っている。いずれも北西側が東に向かって動く右横ずれ断層であり、横ずれが起こると同時に北西側が高くなる傾向がある。これらの断層は阪神淡路大震災の震源断層である野島断層などとともに六甲-淡路島断層帯を構成している。
 六甲山系の登山道は無数にあり、多くの主要な道は名前がつけられている。現在、最もポピュラーなハイキングルートは、芦屋川からロックガーデン、東おたふく山を経由して最高峰に至り、有馬温泉に下るものである。(以上ウイキペディアより引用)
 六甲山は何度も歩いているが、今回は登りの赤子谷左股、下りのナガモック尾根も初めてだった。ここしばらく晴天が続いたが、赤子谷は水量も欠結構あって、沢登りはスリル満点だった。ゴルジュや滝も見ごたえがあった。


守山駅(6:46)−JR大阪(7:27、7:30出発)−JR生瀬駅(9:07、9:10出発)−生瀬水路−赤子谷入口(9:40〜9:45)−ゲート(9:50)-西宝橋(9:55)−右股・左股ケルン120m(10:00)−赤子滝(10:15〜10:20)−ゴルジュ(250m〜260m)(10:30〜10:40)−滝250m(10:45)−滝280m(10:55)−滝290m(11:00)−送電線鉄塔(11:40〜13:00、昼食)−縦走路470m(13:00)−赤子谷分岐(13:10)−岩原山分岐(13:20)−岩原山573m(13:30〜13:35)−470mピーク( 赤子谷西尾根・ナガモッコク尾根分岐)(13:45)−ナガモッコク尾根(14:10)−座頭谷路−しるべ岩バス停(14:20)−赤子谷入口・水路道(14:25)−JR生瀬駅(15:15、15:21発)
   行動時間:6時間5分、 歩行時間:4時間35分、歩行距離: 9.29q、 累積登高標高:610m

 
JR生瀬駅で6人が合流、赤子谷の登山口に向かう。街中を歩くのではなく、谷から山沿いに作られた生瀬水路にそって歩く。見晴らしの良い場所からは、JRの鉄橋越しに、採石場と紅葉が眺められる。
鉄橋越しに、採石場と紅葉

 よく手入れされた水路で、綺麗な水が流れている。30分ほど歩き、舗装道に出て、山側へ左に歩く。スポーツ施設があって、大きく曲がった先の谷が出発点になる。フェンスを開け、谷筋を進む。すぐに、宝塚方面への道があり」、何とか西宝橋と読める。しばらくで右股・左股の分岐があり、ケルンがある。左股を進む。倒木が目立つ。
右股・左股の分岐

足元は湿っていて、歩き難い道が続く。対岸には、テントを設営する何組かの家族がいた。しばらくで、谷筋を進むことになる。15分ほど歩いたところで水量の多い滝に出る。赤子滝だ。滝傍で記念撮影をする。
赤子滝を背景に撮影
これからは滝の連続になる。10分ほど進めば、左手にナメ滝が現れ、正面にはこのコース最大の見せ場、ゴルジュだ。両方から絶壁が迫り、段差のある谷が続く。ハシゴ、ロープ、壁際とスリル満点の沢登が続く。濡れて滑りやすい中を慎重に進む。10分少しをゴルジュを抜ける。
ナメ滝 ゴルジュ
その後、10分、5分、5分と立て続けに滝が現れる。
 次々と滝が現れる

その後、水量もぐっと少なくなり、最後には伏流水となって見えなくなる。谷から離れ、急坂を高度を上げると、鉄塔が現れる。右股からの別れたいっぽうの道合流する。縦走路本道がすぐ横を通っている。鉄塔の下は低いササの原で、ここで昼食とする。リンゴやミカン、コーヒ、多くのお菓子で大満足である。昼食後は、ロープの結び方や沢での下り方をロープを使って教えてもらう。1時間20分の長い時間の後、縦走路に出て10分ほど歩いた岩原山への分岐に出る。山頂はすぐで、樹林帯の中にある。宝塚市最高峰が取柄だけの山といったところだ。早々に写真を取った後、下山する。
宝塚市最高峰の岩原山

当初は、しばらく下った先で、右手に赤子谷へ向かう西尾根を進む予定であった。しかし、気付くのが遅く分岐を随分すぎてしまった。仕方なく、ナガモッコク尾根の急坂を下った。この尾根、並の急坂でなく、そのうえに滑りやすい。慎重にに下った。下りの最後にはウラジロが生い茂り、緑が鮮やかであった。
ウラジロが生い茂った下山道
 
下った先は、以前例会で通った座頭谷路であった。舗装道を進み、しるべ岩バス停を過ぎ、赤子谷入口のところから水路道を経てJR生瀬駅に戻った。なかなかに面白いコースであった。

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作成日:2018年12月6日