17) 武奈ヶ岳 1214m : 5月24日、二百名山、 2019年山の記録に戻る

 昨年は5月27日の登山で、高校OBの例会だった。行動時間6時間55分で、ストレスのかかる山行だった。今年は1人登山にし結果、2時間以上も早めに切り上げることができた。5月としては連日異例の高温が続く下旬であったが、稜線はすずしい風が吹いてくれた。坊村から、冬道を通り、御殿山、武奈ヶの往復だった。金曜日にもかかわらず、そこそこの登山客に出会った。昨年に比べ、出会った花が少なく残念だった。

自宅(7:10)−坊村地主神社前(8:00、8:05出発)−明王院−尾根筋(9:04)−夏道・冬道分岐(9:11〜9:16)−夏道冬道合流点(9:36)−御殿山(9:48〜9:58)−ワサビ峠(10:01)−武奈ヶ岳山頂(10:30〜10:45)‐御殿山(11:20〜11:45、昼食)−夏道冬道分岐−夏道・冬道点(12:04)−尾根筋点(12:10)−坊村・地主神社(12:46、12:55出発)−自宅
          行動時間:4時間41分 歩行距離:9.9km 、累積 

 金曜日とあって、車は地主神社の前の駐車場所に止めることができた。明王院の前を進み、スギ林の急登が続く。昨年の台風の影響で倒木が目立つ。単調なつづら折りを進む。足元には花はない。ヤマツツジの鮮やかな花を見るとすぐに尾根筋に出る。しばらく進めばやや平坦になり、冬道と夏道の分岐になる。冬道の稜線を取る。稜線を進み、痩せ尾根になると涼しい風が吹き、ほっとする。昨年は、フタリシズカやイワニガナ(ジシバリ)が沢山見られたが今年はまだのようである。20分ほどで合流点になり、視界が開ける。イワニガナやミツバツチグリが見られる。明るい木の間を登っていく。12分で最初のポイント、御殿山に着く。南には蓬莱山を中心とした南の比良山の稜線、さらに右方向には、京都の山々が一望できる。北方向は、ベニドウダン越しに武奈ヶ岳が見える。

御殿山から武奈ヶ岳

ここからは、西南稜線が続く眺望の道になる。ベニドウダン、ヤマツツジの中を一旦下り、ワサビ峠に出る。右手は金糞峠への道である。低木の中のなだらかな道を進む。ベニドウダン、ヤマツツジが咲き始めたところだ。昨年、木いっぱいに白い花を咲かせていたタンナサワフタギはまだまだ先のようである。ヒメハギを見られない。

御殿山から見た最初の前のピークに着くと、いよいよ山頂が目の前になる。イワカガミがまだ見られる。イワハゼ(アカモノ)が多く所だが、蕾が固い。見晴らしの良いところから、時々御殿山を振り返る。奥には蓬莱山に続く比良主稜線が素晴らしい。コツバメとルリタテハが周辺を飛んでいる。帰りには、ヒオドシチョウも観察された。
コヤマノ岳への分岐を過ぎるとすぐに山頂である。すでに3グループが到着し、お昼にしている。出発してから2時間25分、時間は10:30、余りにも早すぎる。山頂から先に進んで、イワハゼが咲いていないか確認に行ったがこちらも蕾は固い。山頂に戻り、撮影を済ませる。15分の滞在で、御殿山に戻る。

山頂から北、白山は霞んで見えない
コヤマノ岳〜蓬莱山に続く比良主稜線

戻りの稜線でも撮影を続けた。ここ何日かは30度以上の気温が続き、5月としては記録的な暑さだそうだが、歩いていてもじりじり照り付ける太陽に足が早まる。木々のトンネルに出て、ワサビ峠を登り切れば御殿山に戻った。
日陰を探し、昼食にする。次から次に登山者に出会う。休日と勘違いするほどだ。45分の昼食タイムは、カップ麺、パン、熱いコーヒと冬並みの内容だった。早めに切り上げ、下山にかかる。下りでマシとはいえ暑さはひとしおだ。
御殿山から1時間で地主神社に戻った。

チョウは、ルリタテハ、コツバメ、ヒオドシチョウ、テングチョウを確認した。
ルリタテハ
その他の花

昨年に比べ、花の咲き加減が合わず、ヒメハギ、フタリシズカ、チゴユリ、ナナカマド、アカモノ、タンナサワフタギ、タニギキョウは見ることができなかった。

   
ベニドウダン  ヤマツツジ  アカモノ(蕾) ツボスミレ(ニョイスミレ)  イワカガミ

行程マップ

(国土地理院の地図を引用、YAMAP引用)

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作成日: 2018年5月27日