18)三上山 432m :2019年5月25日 2019年山の記録に戻る 三上山(みかみやま)は滋賀県野洲市三上にある山。一般には近江富士として知られる。標高432m。、関西百名山としても知られている。ふもとには御上神社や滋賀県希望が丘文化公園がある。平野部の残丘(浸蝕から取り残され、孤立した丘陵。モナドノック(英:Monadnock))であるため標高に比して目立ち、琵琶湖を挟んだ湖西地方からでも望める。南西部を野洲川が流れる。歴史としては、『古事記』『延喜式』にも記述が見え、また和歌にも詠まれた由緒ある山である。紫式部が「打ち出でて 三上の山を 詠れば 雪こそなけれ 富士のあけぼの」と詠んだように近江富士という愛称がある。藤原秀郷(俵藤太)による大ムカデ退治伝説が残ることから「ムカデ山」の異名も持つ。中世以降、周囲の山々が燃料などの採取目的に伐採が続けられて、大規模にはげ山化していったが、三上山は取り残されるように青々とした山様を維持した。このことからランドマーク的に存在感を増し、松尾芭蕉が「三上山のみ夏知れる姿かな」と詠んでいる。登山道は西側に表登山道と裏登山道が、東側に花緑公園側登山道がある。また、山の中腹を回る、中道がある。(ウイキペディアより) 今年の3月12日に登って以来、2ヶ月と2週間ぶりの登山になる。晴天が続き、予報では5月としては異例の30度を超す日が続く。同じメンバーでの歩きになった。今回は、表参道、裏参道をできるだけ通らない道になった。 御神神社駐車場(9:55、10:00出発)−表参道(10:10)−妙見堂跡(10:23)−田中山分岐(10:51)〜中段の道〜山頂・花緑公園分岐(11:00)−三上山山頂(11:35〜12:15 、昼食)−分岐(12:17)−姥の懐(12:22)−裏参道合流点(12:31)−裏参道稜線端(12:40)〜新ルート〜中段の道(13:00〜13:10)−打越(13:20)−裏参道登山口(13:40)−御神神社駐車場(13:50、14:00出発) 行動時間:3時間55分 集合場所の御神神社駐車場に少し前に到着し、4人そろって出発する。信号を渡った先のコンビニで買い物をし、奥の細い道の田んぼの中の道を表参道登山口に向かう。フェンスを開け、スタートする。妙見堂跡に向かう途中。YAMAPのスタートをしていなかったことに気が付く。中段の道を行くことにする。今日は表参道、裏参道を出来るだけ通らないルートを選んだ。案内役のTさんは元気いっぱいで、口数も多く会話も弾む。中段の道に入り、ご夫婦に出会う。Tさんは見覚えがあって、かねてからの課題であった宿題に解決策が見つかった。その後、二人と別れ、中段の道を進む。ウラジロの生い茂った道である。昆虫の触覚を思わせる、新芽が何とも素晴らしい。 昆虫の触覚のようなウラジロの新芽 田中山分岐を別けるとすぐに山頂・花緑公園分岐に出る。気の進まない3人を説得し、階段の道を山頂に向かう。確認したかったオオトンボソウはいつもの場所で確認できなかった。ツルアリドオシも開花には早かった。しかし、ツクバネウツギの黄色やモチツツジのピンクを楽しむことができた。 ツクバネウツギ 山頂には登山客が何人かいたが、ほとんどは見晴らしの良い東側に出ていた。山頂付近では、モンキアゲハがテリトリー争いをしている。何とか写真に収めることができた。神社の奥の三角点のベンチで昼食にする。カップ麺にパン、コーヒと前日の武奈ヶ岳と同じ内容になった。昨日は1人登山だったが、4人で楽しみながらの食事は良いものだった。新しくなった鳥居を確認し、40分の滞在で出発する。 すぐのところから、右手に出た急な階段を下る。すぐに姥の懐と表示のある岩場が見られる。階段があり登った先には岩の懐があった。 姥の懐 急な階段はしばらく続く。下った先が、山頂から出ている裏参道の道に合流するポイントになる。15分ほどの歩きである。Tさんが最近確認したという、未踏の道を通るべく、この裏参道を登り返す。10分ほどの登りであるが、登り返しはいつも答える。登った先が、山頂からの稜線の端にあたり、ここから真南にほぼ1直線の下りが続く。裏参道の岩ばかりの道とは違い、ふわふわとした足にやさしい道である。とはいっても急な道で、足元を確認しながら注意深く進む。Tさんの解説が続く中、20分余りの下りである。下った先で、山の会のKさんと遭遇する。孫を連れての登山で、孫に付き合ってもらって来たとのことだった。そのうち、少し遅れていた2人が合流する。 ここから打越へは緩やかな登りであるが、中段の道らしくウラジロの新芽が続く。10分ほどで打越に出て、ここから裏参道を下る。時々見られるモチツツジが美しい。ほぼ完成した堰堤を過ぎ、裏参道の登山口に出た。しばらく休んだ後、御神神社駐車場に出た。途中、新緑の三上山を撮影した。 新緑の三上山 今日の登山は、真夏日の続くここ数日の中日になったが、比較的乾燥した天気の上、日陰も多く、気持ちの良い汗をかいた1日になった。 コースマップ(YAMAPを引用) (国土地理院の地図を引用) 2019年山の記録に戻る 作成日: 2019年5月28日 |