2)蛇谷ヶ峰 902m ;1月21日 関西百名山、近畿百名山、雪山体験 2019年山の記録へ戻る 琵琶湖西、比良山系最北の蛇谷ヶ峰に登った。展望の山として知られ、雪山に人気の山の一つである。2015年の1月に登って以来になる。登山コースはたくさんあるが、冬山では、朽木グリーンパークからのアプローチでが一般的で今回も同じコースを選んだ。下りは距離の長い尾根筋を下るコースを選んだ。週末からの積雪、月曜日とあって、我々だけかと思っていたが、登る途中、勢い良く下ってくる元気な2人の女性に出会った。昨日からの夜に降った新雪は20pはあったかと思われるが、雪が木々に積もり、白銀の中を登る期待通りの山行になった。山頂付近は、霧氷も見られ、一瞬に視界の開けた中での遠望も楽しめた。山頂の積雪1mくらいであったかと思われる。ツボ足での挑戦で、随所で深みにはまりこんだ。尻スキーを準備した同行者は、盛んにトライしたが、全体にふんわりとしていて、新雪も深く、急な坂でしか楽しめなかった。 守山駅(7:50)〜山科(8:18、8:27)〜安曇川駅(9:01、9:15バス)〜朽木学校前(9:50、9:51シャトルバス)〜朽木想い出の森グリーンパーク(10:00、10:15出発)−登山口入口(10:30)−沢(11:00)−レスキューポイント4(552m)(リーンパークまで1.8q、山頂1.3q表示)(11:30〜11:35)−レスキューポイント5(670m、山頂1q)−レスキューポイント8(カツラ谷合流点(813m)(12:35)−山頂(12:56〜13:36、昼食)−レスキューポイント8(813m)(13:50)−レスキューポイント5(670m)(14:15)−レスキューポイント4(557m)(14:25)−尾根筋道(2.3qコース)−登山口入口(14:47)−駐車場(15:28)〜入浴後17:13のバスで朽木支所前近くのスーパーにシャトルバスで送ってもらう。 歩行時間:3:30(登り2:00、下り1:30)、休憩1:20(内昼食0:55)、歩行距離7:47km、累積登高:751m 安曇川駅、観光案内所でてんくう温泉入浴券付き往復バスチケットを購入する。グリーンパークにも、シャトルバスの迎えを依頼する。バス停まで迎えに来てくれるとのことで、ぴったしの9:50に乗り込んだ。あたりはt昨夜の雪で1面真っ白になっていた。温泉もある本館で準備を済ませる。車の通る舗装道は雪が溶けていたが、林道に入るとシャーベットのような道になり、やがて雪道になった。 正面に蛇谷ヶ峰、中央の反射板左手が山頂 バンガローを過ぎ、表示に従って左手より登山道に入る。ややべちゃっとした道を歩く。少し風もあって、木に積もった雪が時々降りかかる。雪の積もったトンネルを進む。 雪のトンネル、風が吹くたびに雪が降りかかる 雪道を踏み進み、やがて右方向に一旦下る。結構な沢ではあるが、その脇まで深く雪が積もり、切り込んだようになっている。沢向こうに、少し幅広の溝のようになった登山道らしき道が続いている野を確認し、慎重に渡る。写真を撮る余裕もない。いよいよ登りになる。雪道で、勾配もあり、苦労する。時々、ズボッと靴がはまり込む。雑木林の中を歩く。雪で一面に覆われた木の階段があるところでは、膝上まで深みにはまるところが出てきた。前回確認したレスキューポイント3は分からないまま、深い雪の道を歩く。急な道を登り切り、朽木いきものふれあいの里からの合流地点となる(ここを通過し、グリーンパークまで2.3q、来た道は1.8q)のレスキューポイント4に着く。ひとまず休憩とする。 分岐、左、グリーンパークまで2.3q、来た道は1.8qのレスキューポイント4、高度552m ここからは傾斜が一旦はゆるくなるが、雪が深いうえ、通った形跡がなく時間がかかる。先ほどは山頂まで1.3qポイントだったが、次の1q表示(レスキューポイント5)まで思いのほか時間がかかった。杉林に突き当たる格好で、右手に折れ、スギ林に沿って進み、少し先の風のないところで小休止を取る。 1q表示(レスキューポイント5) 少し先のスギの木の下で小休止 、尾根筋の向こうは朽木スキー場方向になる。ここからは雪深い中の尾根筋歩きになる。スノーシュ−の踏み跡が続き、幾分歩きやすくなる。勾配もやや急になり、振り返れば朽木の集落が見える。その時、山頂から2人の元気な女性が結構なスピードでおりてきた。踏み跡はこの2人だったのだ。固めておきましたなど二言三言言葉を返す。若い人の元気さに感心した。この後、レスキューポイント8でカツラ谷からの道に合流する。台風で道が荒れたのか、通行禁止になっているようだ。勿論、踏み跡らしきものはない。 ここからしばらくで、200m地点の表示が出てくる。スキー場からの登山道に合流地点で、見晴らしは一層良くなる。木々も少なくなって、深い雪の中を登り切れば山頂に着く。撮影などをしていると、急に雪が降りだし、寒さも身にしみる。 山頂へ最後の登り 山頂写真 山頂は我々3人のみ、風もあって、風下の木のところで陣取って食事にする。同行者の持参のシシャモを焼いてもらい一息つく。コーヒーも楽しみの1つだ。 お昼の場所 そのうち、雪もやみ、雲が切れ、南方向の釣瓶岳から武奈ヶ岳への縦走路がはっきりする。北方向には、朽木の集落が展望できた。40分の滞在の後、下山にかかる。 南方向の釣瓶岳から武奈ヶ岳への縦走路 朽木の集落の展望 下りは尻スキーを何度か試みるが、新雪で深く、すぐに止まってしまう。やはり下りは早く、登ってきたポイントを次々と通過する、ポイント4からは、グリーンパークまで2.3qの尾根筋道を下る。尾根筋だけあって、朽木の集落や遠く、高島トレイルを見ながらの下山になった。山頂から1時間10分で、登山口に出たしばらくでこちら方向からのアプローチになる駐車場に着く。車のタイヤ跡があり、登る途中にすれ違った女性2人の車の後のようだった。ここからのグリーンパークまでの道のりは結構あり、赤い橋を渡って戻る格好で上の車道に登る。振り返れば、蛇谷ヶ峰が一望できる。 15:30頃の到着で、16:13のシャトルバスにはお風呂時間が十分取れず、17:13にする。ゆっくりとお風呂を楽しみ、お土産も十分かった。受付で時間確認をしたところ、シャトルバスは我々3人のみ、早めに出発してくれ、おまけに鯖寿司の売っているお店まで送ってくれた。新雪をタップリと味わった楽しい雪山経験だった。 行程マップ 2019年山の記録へ戻る 作成日: 2019年1月29日 |