36)鏡山 385m :2019年9月5日 2019年山の記録に戻る
  前日の三上山山頂で、サギソウの話を聞き、早速鏡山に向かった。山ナビの情報では、8月20日や25日の開花が出ていた。駐車場所からすぐということで案内に出ていたように歩いた。10日以上も遅かったが、きれいで清楚なサギソウを見ることができた。チョウも吸蜜に訪れ、いい写真になった。撮影だけで帰るつもりであったが、昼すぎの暑い中を山頂まで登った。今日は、だれにも出会わなかった。

 山面工業団地川沿い駐車場所
(14:00、14:05出発)−鏡ルート合流点(14:13)−あえんぼう広場(14:20)−展望台・鏡山山頂(14:36)−鏡山三角点(14:40〜14:43)−展望台・鏡山山頂(14:46)−竜王社(14:50)−鏡ルート分岐点(15:11)−駐車場所(15:19)

           行動時間:1時間14分   歩行距離:3.3q  累積登高:約280m

 午前中は秋植えのための畑づくりに忙しく、昼食後に自宅をでた。川沿いの道を行き当たった先が駐車場所になる。国道からは未舗装で、下草や両側から葉がせり出し、少々勇気がいる。何度か車を切り返し方向を逆にしてから、出発する。踏み跡はしっかりで、すぐに湿地になり、サギソウが見られる。花はきれいで最初の報告は8月20日頃からだが、全然傷んだ風ではない。清楚な花が結構多い。踏む場所に気を付けながら道をはずれ、湿地を奥まで進んで撮影を続ける。花は多い。元に戻り、しばらく進むと、広い道に出る。道の駅からの鏡コースである。車が通れるのだろうか、しばらく先で通行禁止の表示が出てくるが、まだまだ先まで行ける。途切れた先が、山道である。ヒノキの道が山頂まで続く。急なところでは丸太の階段があり、歩きやすい。あえんぼう広場ではベンチがあって、東屋になている。結構急な道が続く。こんめ岩のところでは迂回路になっていてやや歩きにくい。迂回路は左だが、右手の先はがけ崩れになっている。山頂間地かには貴船神社、竜王社の表示と鳥居が出てくる。
貴船神社、竜王社の表示と鳥居

帰りに迂回して寄ることができるので、下山時に回した。出発して31分で山頂に着き、さらに数分で最高三角点に着く。湖南アルプス〜阿星山〜飯道山の湖南の山が一望できる。
最高三角点から阿星山、飯道山

長居をすることなく、山頂に戻り、左手の迂回路を竜王社に向かう、貴船神社の上に祠が設けられており、撮影を済ませて少し先から、崖を注意深く下り、神社の道に合流する。


登りの時の鳥居をくぐり、元来た道に合流し、出発点に急いだ。湿原では再度撮影をした。サギソウにチャバネセセリが吸蜜しており、絶好のタイミングだった。

サギソウ
 
 
 チャバネセセリが吸蜜

撮影したチョウは、ジャノメチョウ、ヒメジャノメ、ナミヒカゲ、サギソウで吸蜜するチャバネセセリだった。カラスアゲハは確認だけで撮影はできなかった。
  
キノコ 


注釈
竜王町の鏡山に関する案内には、
万葉の時代より幾多の歌人に取り上げられた経緯が記載されている。その中で、藤原定家の『鏡山 君に心や うつるらむ いそぎたゝれぬ 旅衣かな』と、大伴家持の『吾妹子(わぎもこ)が 鏡(かがみ)の山の もみぢ葉の うつるときにぞ 物はかなしき』の2句が紹介されている。今回歩いた鳴谷コースは、途中に雲冠寺跡をめぐるコ−スが設定され、古をしのぶことができる。
ウイキペディアの中のゆかりの神社の章では、以下の記載がみられる。「竜王宮(滋賀県竜王町鏡山) - 山頂付近に聖徳太子26歳の時、自ら観音像を彫られ創建された雲冠寺(うんかんじ)跡がある。 雨の神・水の神ともいわれる八大竜王が龍王宮として祀られ、寺院の守護をした。」(ウイキペディアより)、また嵯峨天皇の時代には、最澄に勅旨が下り再建された。堂塔僧坊五堂、精舎1000坊が立ち並んだ壮観な様子だったそうである。

コースマップ(YAMAPより引用)

(国土地理院の地図を引用)

2019年山の記録に戻る

作成日: 2019年9月6日