53)鏡山 385m :2019年11月23日 2019年山の記録に戻る
 7月のカキラン(失敗)、9月上旬のサギソウに次いで、3度目の訪問になった。今回は道の駅「竜王かがみの里」を出発しての周遊コースを選んだ。もっともよく利用されるコースのようだ。この鏡山、たくさんのコースがあって、まだまだこれからの段階である。

 道の駅「竜王かがみの里」駐車場(9:15、9:30出発)−星ヶ峰(9:42〜9:47)−P228(9:58)−城山・希望ヶ丘方面分岐(10:58)−鏡山三角点(11:05〜11:37、昼食)−展望台・鏡山山頂(11:40)−貴船神社・竜王社(11:43)−分岐(12:00)ー分岐(12:06)−かがみの里(12:30、12:40出発)

           行動時間:3時間   歩行距離:6.2q  累積登高:約420m

8号線にある「竜王かがみの里」駐車場に着く。立派な道の駅で、お昼のパンと、お土産の柿を購入する。準備を整え、駐車場の道を挟んだ神社横を通り、まず星ヶ峰を目指す。植林帯だが12分で星ヶ峰に到着する。登山客が1人、挨拶をして先に進む。10分程でP228,その後も小刻みにアップダウンを繰り返しながら広葉樹の中を進む。樹間から時折、視界が広がる程度である。特に特徴のない里山歩きの連続になる。城山・希望ヶ丘方面分岐を過ぎるとすぐに最高点に到着する。山頂からは比叡山、音羽山、湖南アルプス、阿星山、飯道山と続く山並みが一望できる。カップ麺とパンで昼食とする。下山は、鏡山展望台から、貴船神社・竜王社に寄ってから、今まで何度も歩いた道になった。9月に歩いたサギソウへの湿地を分けるとあとは林道、車道歩きになった。最後は畑の畔を歩いた。車道をそのまま8号線に向かってからかがみの里に着く方が分かりやすい。この後、時間があり、三上山に登ることにした。穏やかな快晴の1日だった。

注釈
竜王町の鏡山に関する案内には、
万葉の時代より幾多の歌人に取り上げられた経緯が記載されている。その中で、藤原定家の『鏡山 君に心や うつるらむ いそぎたゝれぬ 旅衣かな』と、大伴家持の『吾妹子(わぎもこ)が 鏡(かがみ)の山の もみぢ葉の うつるときにぞ 物はかなしき』の2句が紹介されている。今回歩いた鳴谷コースは、途中に雲冠寺跡をめぐるコ−スが設定され、古をしのぶことができる。
ウイキペディアの中のゆかりの神社の章では、以下の記載がみられる。「竜王宮(滋賀県竜王町鏡山) - 山頂付近に聖徳太子26歳の時、自ら観音像を彫られ創建された雲冠寺(うんかんじ)跡がある。 雨の神・水の神ともいわれる八大竜王が龍王宮として祀られ、寺院の守護をした。」(ウイキペディアより)、また嵯峨天皇の時代には、最澄に勅旨が下り再建された。堂塔僧坊五堂、精舎1000坊が立ち並んだ壮観な様子だったそうである。

コースマップ(YAMAPより引用)

(国土地理院の地図を引用)

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作成日: 2019年11月29日