58)三輪山467m・巻向山567m : 2019年6月16日 2019年山の記録に戻る
 三輪山(みわやま)は、奈良県桜井市にあるなだらかな円錐形の。奈良県北部奈良盆地の南東部に位置し、標高は467.1m、周囲は16kmである。三諸山(みもろやま)ともいう。そのほか記紀においては「美和山」、「御諸岳」などとも記される。大物主大神を祀る大神神社(大和国一宮、奈良県桜井市)が三輪山の西麓にある。大神神社は三輪山を神体山として扱っており、山を神体として信仰の対象とするため、本殿がない形態となっている。こうした形態は、自然そのものを崇拝するという特徴を持つ古神道の流れに大神神社が属していることを示すとともに、神社がかなり古い時代から存在したことをほのめかしている。『古事記』『日本書紀』にも三輪山伝説として大物主神の伝説が記載されており、三輪山が神の鎮座する山(神奈備)とされている。延喜式神名帳には式内大社の大神大物主神社として載せられていて、別名は三輪神社であり、三輪氏の氏神であった。鎌倉時代に入ってからは慶円がこの三輪神社を拡大し、本地垂迹説によって三輪明神と改め、別当寺として三輪山平等寺を建立した。この三輪明神は徳川将軍家などに篤く信仰された。その後明治維新を迎え、1871年(明治4年)に神社が奈良県にあてた口上書には、「神ノ山とは三輪山を指す」という記述があり、大神神社の神体山として三輪山が正式に記録された最初の記録とされる。入山、 三輪山は古くから「神宿る山」とされ、三輪山そのものが神体であるとの考えから、神官や僧侶以外は足を踏み入れることのできない、禁足の山とされてきた。江戸時代には徳川幕府より厳しい政令が設けられ、平等寺の許可がないと入山できなかった。明治以降はこの伝統に基づき、「入山者の心得」が定められ、現在においてはこの規則を遵守すれば誰でも入山できるようになった。なお三輪山は国有林と民有林であり、大神神社の境内には属さない。史跡指定されているのは麓の境内のみである。現在でも三つ鳥居から辺津磐座までは禁足地であり、三輪山に参拝する際には麓の大神神社の拝殿から仰ぎ拝むといった手法を採る。ただし以下の規則(掟)を遵守すれば、入山して参拝することができる。 登拝を希望する場合は、大神神社から北北東250m辺りに位置する境内の摂社・狭井神社の社務所で許可を得なければならない。そこで氏名・住所・電話番号を記入し300円を納める。そして参拝証の白いたすきを受け取り御祓いを済ませる。道中このたすきを外すことは禁止されている。行程は上り下り約4kmで、通例2時間ほどで登下山できるが、3時間以内に登下山しなければならないという規則が定められている。また山中では、飲食、喫煙、写真撮影の一切が禁止され(水分補給のためのミネラルウォーターやスポーツドリンクの飲用は可能)、下山以降も山中での情報を他人に話すことを慎むのがマナーでもある。午後4時までに下山しないといけないため、午後2時以降は入山が許可されない場合がある。雷雨などの荒天の際は入山禁止となることもあるが、禁止とならない場合であっても万一の事故に備えて電話番号の確実な記入が求められる。また、大神神社で祭祀が行われる日は入山ができない。原則として、数多く散在する巨石遺構や祭祀遺跡に対しても許可なく撮影はできない。さらに、山内の一木一葉に至るまで神宿るものとし、それに斧を入れることは許されておらず、山は松、杉、檜などの大樹に覆われている。 (ウイキペディアより引用)

守山駅(7:19)−京都駅(7:47、8:00近鉄乗り換え)−平端駅(8:48、9:01乗り換え)−天理(9:07、9:21JR天理)−三輪駅(9:32、9:45出発)−大神神社(10:00〜10:05)−狭井神社(10:10〜10:20)−三光の滝(10:40〜10:45)−山頂(11:20〜11:25)−三光の滝(11:50)−狭井神社(12:05〜12:15)−桧原神社(12:45〜13:20)−奥不動寺入口(13:45)−奥不動寺(14:15〜14:25)−巻向山(14:50〜15:00)−奥不動寺(15:15)−奥不動寺入口(15:40)−巻向駅・桧原神社分岐(15:55)−JR巻向駅(16:25、16:30)〜天理(JRから近鉄)〜京都駅〜守山駅
    行動時間:6時間45分 、歩行時間5時間15分、歩行距離;16.7q   累積登高:978m
 
 JR、近鉄、天理駅からJRHと乗り継ぎ、JR桜井線三輪駅に7人が集合した。今日は長い歩きになる。先ず大神神社に向かう。お土産を売る店を見ながら、大鳥居に着く。参道は広く、気持ち良い中を進む。水で清めてから階段を登り、社殿にお参りし先を進む。紅葉も残り良い雰囲気で溢れている。
大神神社
 途中から、くすり道に入り三輪山の登り口がある狭井神社に向かう。病気平癒の神様を祭った神社だそうだが、三輪の神様のあらたまが祭られているそうだ。社務所で登山申込み(300円の入山料)をし、各人白いタスキを掛け、係の方からお参りの作法を聞く。いよいよ鳥居をくぐり、お参り開始だ。登る人、下ってくる人でにぎやかな雰囲気だが、おしゃべりは厳禁になっている。
 狭井神社、同行者6名

 丸太の階段が続き、広い緩やかで歩きやすい。20分ほどで、三光の滝がある行場に着く。着替えできる小屋がある。少し休み、先に進む。急な斜面のジグザグ道を登る。さらに登ると歩きやすくなる。落葉樹と常緑樹の混林で、ややうす暗い。高宮神社を左手に進むと、すぐに奥津磐座があり、ここが山頂になる。祠があり、岩に向かって敬虔な気持ちでお祈りをする。下山も同じ道で、40分で着く。日本一のホットスポットだそうで、若い女性が多い。神の山だが、奥掛けの様な神秘さは全くない。写真撮影は禁止で、証拠も残せない。狭井神社で記念写真をする。
狭井神社からは山の辺の道を歩く。時間は12時をまわっているが、適当なお昼の場所がなく、桧原神社に向かう。途中、道のわきにある無人販売所で、ミカンやユズを購入する。ひと袋、5〜7個で100円、思わず手が出る。
 桧原神社に着き、日当たりのよい鳥居の傍のベンチで昼食になった。たくさんの人がそれぞれ昼食を取っていた。鳥居越に二上山が見え、シャッターを切った。年明けに行ってみようかと思った。
桧原神社、道の先に二上山

 皆さん持参のおやつを味わい、ゆったりとした昼食時間を楽しみ、纏向(まきむく)川沿いの車道を約1km、車道を東に向かうと巻向山・奥不動寺への舗装道に着く。ここからの舗装道はかなりの急傾斜で、先頭と後尾がずいぶんと離れる。距離1.6km、高低差230mもあり、30分かけて巻向山奥不動寺に着く。一生懸命の歩きだった。
巻向山奥不動寺
寺を正面に左手が巻向山への道になる。林道で、登山道ではない。巻向山表示を確認すると、林道を離れてすぐに巻向山山頂に出た。展望は無い。直ぐ行けば長谷寺方面に向かうようだが、踏み跡も乏しい。15時きっかりに山頂を出発する。
巻向山、眺望はなし

奥不動寺に戻り、奥不動寺入口、桧原神社分岐と同じ道を戻り、分岐から巻向駅へでた。途中、100円ミカンの無人売場で何度も止まりながら、やっとのことで駅に到着する。運よくすぐに列車がつかまり、天理から平端駅経由で守山に戻った。皆さま、長い歩きご苦労様でした。

行程MAP(清水さんより拝借)

(国土地理院の地図を引用)

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作成日:2019年12月30日