12)京都一周トレイル・北山コース(二ノ瀬〜高雄):2月24日 2020年山の記録に戻る
  1月、2月の2回、伏見稲荷から伏見桃山城、伏見稲荷から地下鉄蹴上までの東山を歩いた。人気のコースでたくさんの人とすれ違ったり、追い抜いた。今回は、二ノ瀬から高雄までのロングコースに加え、アップダウンもあって静かな山行きになった。

守山駅(7:45)−山科駅(8:06、8:13乗り換え)−三条京阪駅(8:22、8::31出発)−出町柳(8:34、8:45乗り換え)−二ノ瀬(9:10、9:30出発)−夜泣峠(10:00)−向山426m(10:21〜10:25)−三幸橋(11:077)−小峠(12:10〜12:43、昼食)−氷室神社(12:56〜13:00)−城山(13:20〜13:23)−峠(13:37)−P436(14:18〜14:28)−沢の池(15:19)−仏()−林道出合(16:02)−槙ノ尾(16:28、JRバス16:40)−京都駅〜守山駅
           行動時間:6時間59分、歩行距離:16.4q 累積登高:1164m

 電車を乗り継ぎ、待ち合わせの時間帯よりも1台早い電車で二ノ瀬に到着する。到着ホームの反対の駅舎で休憩をする。10:26分着で全員の4人が合流し、トレイルを開始する。久しぶりの道で、夜泣峠までは急坂に加え、思いのほか時間がかかった。渓流沿いで始まり、常緑樹とヒノキの道だった。途中、道が崩れ、迂回を余儀なくされたが、それほどの遠回りでなかった。夜泣峠はその名の通り古のいわれがある峠である。トレイルの合流点で、右方向に出れば貴船山である。左折し、向山も目指す。植林帯の道である。20分ほどで最初のピーク向山に着く。見通しのない山で、少し休んだのち、先に進む。
眺望のない向山
 なだらかな植林と広葉樹林の道が続く。樹間から、グリーンセンターの建物の塔が目立つ。東山トレイルから見た際にもよく目立つ。次第に急な坂になり、川筋に下りた先が発電所がある三幸橋である。北山のバス停になっている。

ほんのしばらく車道を進み、ここから小峠への登りになる道になる。川沿いのつらい道になる。薄暗い中、湿っぽい川沿いの道である。台風の影響か、荒れた様相の道である。
小峠への道、当初は荒れ果てた道

当初、十三石山への寄り道などと甘い考えだったが、最初の分岐点からの道は荒れていて、急な道であることから断念した。谷筋から小峠の道もなかなかに厳しく、小峠着は約3時間が経った頃だった。ここから十三石山への道や、作業道らしき道、林道が出てくる。ここで昼食とする。ちょうど丸太もあって景色もやっと見え、ホッとする。20分程度の昼食タイムを終え、林道を氷室の集落に下る。集落はそれほどの規模ではないが、典型的な農村風景である。
氷室の集落

舗装道を進むが、すぐの氷室神社に立ち寄る。古い神社で説明書きがある。結構な坂の車道を歩く。城山が車道の横にあり、踏み跡を頼りに山頂に立ち寄る。やっと三角点を探り当て、戻る気にならず、踏み跡らしき所を車道に下った。氷室口から先に進む。
車道は続き、時折、京都市街が目に入る。京見峠と書かれた表示をあてに進むが、こことは分からずじまいで、植林が大きくなったせいか、市街も見ることができなかった。舗装道の単調な道を進む。京見山荘を過ぎ、山道に入る。南方向に視界が広がる。さらに進んだ先が上ノ水峠の林道である。本来のトレイルから先への通行ができず、迂回道が表示されている。地図で見ると結構な迂回で、物は試しと先に進む。しばらくで崩壊した部分に着く。落石が積もったというような状態ではなく、絶壁に崩壊している。急な下りを降り、谷筋を渡ってと試みたが、とても渡れる状態ではなかった。結局、結構な時間を浪費し、迂回路になっている林道を歩いた。平坦な道で、舗装され時間もそれほどではなかった。北山杉の典型、1本の幹から何本も幹が出ている。先ほどの崩壊された道が合流し、登りになった車道を登り切れば沢ノ池に着く。車が何台かと持っていて、何組かの家族が池の周辺で遊んである。
沢ノ池
少し休んだ後、本来の表示にある仏栗峠経由でなく、池の右手の道(地図上に記載)を取った。池の淵を歩く道だったが、すぐに行けなくなり、またもや引き返す羽目になった。
急がば回れを地で行くことになり、仏栗峠に着く。大きなアセビが多く、花が咲いている木もあった。稜線風の平らな道をすすむ。樹林の中の尾根道であるが、落葉で結構明るい。この歩きもしばらく、急坂になる。枝や根っこに?まるところも出てくる。緩やかな道が長かっただけに
長く感じる下りだった。下った先は舗装された林道で、スギの木が切られて痛々しい。谷筋が崩れ、回復工事が進行中だった。それでもしばらくで、北山杉の生産地らしい福ヶ谷林道を歩く。1本のスギから、何本もの幹が枝分かれしたおなじみの風景が続く。
福ヶ谷林道の北山杉

下りであり、最後の頑張りで高雄への道に出て、戻る格好で槙ノ尾のバス停に着いた。この路線、JRバスが通っており、20:00以降まで、30分ごとに運行されている。待つこともなく、乗車できた。3人は大阪からで。途中、阪急で戻った。
やっと高雄への車道に出る。福ヶ谷林道の始まり

行程マップ

(国土地理院の地図を引用) 

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作成日: 2020年2月27日