14)播磨アルプス(高御位山) 304m、 : 2020年3月1日 、 2020年山の記録に戻る
高御位山(たかみくらやま)は、兵庫県加古川市と高砂市の市境に位置する山。標高304.2m。別名は播磨富士。東播磨丘陵地高御位山系の連峰は播磨アルプスと呼ばれることがある。播磨平野の加古川下流域では高い山が少なく、高御位山が加古川市・高砂市の最高峰となっている。頂上では断崖の岩場がせり出し、播磨平野や瀬戸内海を一望できる。このため、播州地域では初日の出スポットとして知られる。
1921年(大正10年)、この岩場から地元出身の飛行士である渡辺信二が自ら創作したグライダーで飛び立ち、山頂には彼を称えた飛翔の碑がある。頂上には岩場を磐座としていた高御位神社があり、高御位の名前も神座、磐座から転じたと考えられている。神社由緒によると、欽明天皇10年に創立し、昭和58年4月に火災焼失後、同年12月に再建されている。大己貴命(おおなむちのみこと)と少彦名命(すくなひこなのみこと)が祭神で、天津神の命を受け、国造りのために大己貴命と少彦名命が降臨した所とされている。(ウイキペディアより)
周遊コースである播磨アルプスは播磨富士と呼ばれる高御位山(たかみくらやま)304mを主峰とし、高砂市の北山鹿島神社と鹿島神社を囲むように連なる山々の総称として呼ばれている。縦走コースを楽しむには北池登山口から登り、中所登山口へ下るのが良い。バス停のある北池登山口には北山鹿島神社大鳥居があり、鳥居横の地蔵堂奥から登山道が始まる。ピークは松尾山、二の山、北山奥山、中塚山、高御位山、長尾奥山、鷹の巣山、地徳山、大谷山、大平山と続き、縦走路は、岩尾根や岩稜歩きが続き、素晴らしい展望が楽しめる。高御位山には高御位神社が祀られ、突き出た岩から大パノラマが展開する。鹿島神社の分岐にありる岩塊は百間岩と呼ばれ歩き応えは抜群である。
今回は、バスを降りた北池登山口から出発し、高御位山で昼食を取った後、鹿島神社に下った。山頂からは加古川市や高砂市が眺望でき、また鷹の巣山周辺の尾根筋からは姫路城の姿を見ることができた。低山ではあるが、岩の岩稜線歩き、素晴らしい眺望など、播磨アルプスと呼ばれるだけのことはある。山頂は子供を連れた家族も多く、たくさんの人で一杯だった。
守山駅(7:45)−加古川駅(9:38、9:40乗り換え)−宝殿駅(9:43、10:15バス)−北池バス停(10:25、10:28出発)−北山奥山(11:05〜11:15)−中塚山−小高御位山分岐(11:40〜11:45)−高御位山(12:15 〜13:18、昼食)−長尾奥山(13:30)−桶居山分岐(13:40)−東峰(13:58)−鷹の巣山(14:03〜14:15)−鷹の巣山西峰(14:25)−分岐− 百間岩(14:30〜14:38)−鹿島神社分岐展望台(14:40)−鹿島神社(14:45〜14:50)−JR曽根駅(15:40、15:51乗車)−加古川駅(15204、15:55乗換)−草津駅(17:37、17:38)−守山駅(17:43)
行動時間:5時間12分 歩行距離:8.9q 累積登高:613m
播磨アルプス(右端か高御位山)登山口へ向かう道中
電波反射板付近からのパノラマ写真
守山駅から加古川駅で電車を乗り継ぎ、宝殿駅に着く。4人がバスに乗り込み、北池バス停で下車、大きな鳥居に迎えられる。北池登山口表示のある鳥居の横からスタートする。
北池登山口、鳥居横
播磨アルプスは全体が岩峰と言っても良い山だが、早々に岩の上を歩くことになる。その後も岩混じりの道で、大きな木も少なく、見晴らしがよい。常緑樹と広葉樹が入り混じり、ミツバツツジの花も咲いている。、北山奥山には40分弱の歩きになる。やや肌寒いが、山歩きにはちょうど良い。神社からの合流点の先が中塚山で、岩の壁の先に高御位山がよく見える。
稜線から高御位山
高砂市の市街も目の前に広がる。スタートから稜線の道で、景色を見ながら会話も弾む。モチツツジの花やサルトリイバラも目を引く。アップダウンを繰り返すが見晴らしは抜群で、苦にならない。小高御位山への分岐に出て、下った後、山頂への急な岩尾根を登る。隣の尾根筋である長尾ルートもごつごつとした岩肌である。途中、成井分岐には石のベンチが置かれている。登り切った先には高御位神社、その横に大きな岩塊の山頂である。岩の壁は、ロッククライミングの訓練の壁らしく、若い登山者が頑張っている。神社から少し進んだ、岩の上に陣取り、昼食とする。カップ麺とコーヒのお決まりメニューである。眺めも楽しみながらの昼食は格別である。市街の奥には瀬戸内海の海面が日光を反射して輝いている。麓は池がたくさんあり印象的だ。お昼は1時間のたっぷり休憩になった。これから先の長尾奥山から鷹の巣山の稜線が素晴らしい。
山頂写真
山頂から登ってきた縦走路
長尾奥山から下方向は、ササの薄緑も色どりを添える。十分休んだのち、山頂を出発する。
長尾奥山〜鷹の巣山
岩の尾根を下り、登り返して長尾奥山に着く。前に山火事があったとかで、朽ちたような、黒い色の木が見られる。長尾奥山には奥山ルートのほか表示がある。涌居分岐までは比較的長い下りと少々の登りがある。岩肌のため大きな木は少なく、低木やササが主である。眺望は相変わらずで振り返り、振り返りである。前方に見える鷹の巣山の円錐状にも注意を引かれる。途中の展望地からは、後半の縦走路が一望される。登り切った先が東峰、涌居山分岐である。さらに先のピークが鷹の巣山である。ここからは今まで進んできた縦走路が見渡せる。しばし小休止する。岩の縦走路は続くが、姫路側の眺望が加わる。
縦走路から振り返って
西峰をさらに進み、電波反射板のあるポイントからは全山のルートと、姫路側の涌居山コース、更に姫路市の姫路城が白い姿を見せる。一眼のスコープで白い壁が確認できた。ここで、3人に先行し、先を進む。
そして最後の見せ場、百聞岩の岩尾根である。どこを通っても良いが、雨に濡れた時は下りは要注意になる。下った先が展望所で、また鹿島神社への分岐点である。
百聞岩、人が小さく見える大きな岩塊の尾根
鹿島神社へ下る。立派な神社で、お参りを済ませ、後続を待つ。JR曽根駅の途中、鳥居の間から高御位山の山頂写真を撮る。春の様子を感じながら駅に向かった。
鳥居の間から高御位山
播磨アルプスハイキングマップ
(高砂市観光協会HPより引用)
行程マップ
(国土地理院の地図を引用)
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作成日: 2020年3月23日
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