24) 武奈ヶ岳 1214m :4月11日 二百名山、 2020年山の記録に戻る
曇り空に時々日が差す天気になった。晴れ間がのぞくと汗ばみ、曇りに変わると肌寒さ感じる天気だった。稜線は風が強く、山頂では風を避けての昼になった。帰りはコヤマノ岳に周り、中峠からワサビ峠に出た。夏道と冬道も利用した。イワナシのピンクの花、山頂付近の霧氷も楽しめた。登山客も多かった。
守山自宅(7:40)−坊村駐車場(8:25、8:35出発)−明王院(8:42)−夏道・冬道分岐(10:07)−(冬道)−合流点(10:29)−御殿山1097m(10:43〜10:50)−ワサビ峠(10:55)−コヤマノダケ分岐(11:33)−武奈ヶ岳山頂(11:35〜12:30)−コヤマノダケ分岐(12:33)−コヤマノ岳分岐(12:46)−コヤマノ岳1181m(12:53)−中峠(13:11)−谷筋(13:31)−ワサビ峠(13:42)−御殿山(13:47〜13:52)−夏道・冬道・分岐(14:01)−(夏道)−夏道・冬道分岐(14:16)−明王院(15:03)− 坊村駐車場(15:10、15:20出発)〜自宅
行動時間:6時間35分 歩行距離:9.6q 累積登高:1148m
自宅を出発、2人をピックアップ後、登山口の防村に向かう。駐車場は約30%くらいの込みようだった。準備を整え、出発する。ナビのスタートは橋を渡ったトイレ横からにする。登山口になる明王院の前を進む。本格的な新緑にはまだ早そうだ。スギ林の急登が続く。台風の影響で倒れていたスギの木もだいぶ整理が進んでいる。単調なつづら折りを進む。足もとにミヤマカタバミが見られる。結構な登りのあと、50分ほどで一旦は平坦な道になる。ここでも倒木があり、荒れた様子である。タチツボスミレの花も見られる。少し下ってから、又登りになる。平坦な道になり、右方向に夏道、直進は冬道の分岐になる。急な登りの冬道を進む。だんだんに高度を上げ、緩やかに右手に進み、細尾根沿いを登る。足元に、昨日の雪が見られる。下山者に出会うと、稜線も結構積雪で白かったようだが、帰りはほとんど融けたとのことだった。左手から冷たい風が吹いてくる。34分の登りで、合流点に着く。20分強で、ここで視界が広がる。なおも進む。幾分緩やかになり、山肌もほんのりと白いところが目立つ。灌木の中の道だが、落葉し結構明るい。御殿山には出発2時間8分だった。おやつを出してゆっくりする。曇り空で、途中薄日が差す時もあったが、日が雲に隠れると肌寒さを感じる。南方向には、蓬莱山やゲレンデ、これから先の正面には山頂が見える。コヤマノ岳や周辺の山肌はうっすらとしているが、樹木に降った雪はすっかりとけている。
蓬莱山やゲレンデ(御殿山山頂から)
ここまでややぬかるんだところもあったが、ワサビ峠への急坂は特に注意深く、下る。時折スミレがある程度で、花はまだまだである。
西南稜線を進む。時折ピークの先に、山頂が望める。人出はそこそこである。最初のピークを目指して進む。稜線の雪はほとんど融けている。ピークからは武奈ヶ岳がすぐ目の前に広がる。一部、霧氷で木々は白くなっている。
山頂手前、雪が残っている
霧氷も残っていた
こちらも楽しみである。御殿山から45分で山頂に着く。山頂は登山客が多く、冷たい風を避け、昼食場所を探す。たくさんの人は思い思いに昼食タイムを楽しんでいる。琵琶湖や竹生島はそこそこ見え、地蔵山から蛇谷ヶ峰への縦走路も良く見える。コヤマノ岳と蓬莱山もうっすらと雪化粧だ。
地蔵山から蛇谷ヶ峰
山頂スナップ
山頂でほぼ1時間弱の休みを取った後、コヤマノダケへ向かう。分岐を急な、えぐられた道を下る。途中、イワナシの花を見ることができる。蕾もあることから咲いて間もないと思われる。ピンクの小さな花は印象的だ。
イワナシの可憐な花
ショウジョバカマも少ないながら見られる。下まで着き、しばらく進むとコヤマノ岳、中峠への分岐が出てくる。落葉樹、特にブナ林で、明るい中を歩く。八雲ヶ原への道が分かれ、なおも進むと、コヤマノ岳の表示のある山頂に出る。幅広い、どこが山頂かわかりにくいところである。曲がりくねった大木のブナの木が目を引く。
コヤマノ岳の表示のある山頂
先を進む。下りもブナ林が多く、違った雰囲気を感じることができる。歩くには気持ちの良いところだ。稜線上からは、左手に尖った山容の堂満岳が見下ろせる。冬場に登ったところだ。雪はなくスギ林が続く。
堂満岳
ブナ林を下り、下った先が中峠だ。金糞峠への表示が出ている。右手に下る。ワサビ峠へ直進するのではなく、山腹を斜めに北方向へ歩き、山腹に沿って谷へ下る。結構長い歩きで下部におり切る。水が流れ、渡る格好で谷向こうに進む。南方向を進めば、谷からワサビ峠へ出る谷筋が現れる。
これにそって急な坂を登る。こちらは10分強の登りでワサビ峠に達する。スギ林がある。御殿山に戻り、小休止する。時間は14:00前、これから武奈ヶ岳へ向かうグループもある。
下りは快調、10分ほどで夏道分岐に出る。下りは夏道を選ぶ。こちらが少し歩きやすい。最後は平坦な道で、合流点前にはアセビやイワカガミの群落がある。ほんの少し蕾になってはいるが、開花はいましばらくかかりそうだった。ここからは同じ道、休みを取ることなく、下まで降りた。明王院の前のシャクナゲが綺麗だった。また、駐車場近くでは、サクラの花やタムシバをもう一度鑑賞して車を出した。
帰りは湖西道路付近、琵琶湖大橋付近とも渋滞にあわず帰ることができた。
その他の花
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ミヤマカタバミ |
タチツボスミレ |
ピンクのアセビ |
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イワカガミとニシキゴロモ |
ショウジョバカマ |
シャクナゲ |
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行程マップ
(国土地理院の地図を引用)
作成日: 2020年5月1日
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