16)綿向山 1110m: 2023年2月11日 、2023山の記録に戻る
 天気予報では朝方の冷え込みは期待できず、三月の陽気とのことだった。7合目でも霧氷には出会えなかったが、冬道を登るにつれ白い枝が増えだした。山頂近くになると青空を背景に、一面の霧氷の世界になった。日当たりの良いところでは頭に氷が落ちてきた。眺望ポイントに出ると、霧氷越しに霊仙山や御池岳が望め、霧氷が青空に映えた。山頂では風を避ける斜面に陣取り、暖かい日差しの下で寒さを感じることなく、ゆったりとランチタイムが取れた。新入の参加があって和やかな1日を過ごせた。
 駐車場(855910出発)-登山口(ヒミズ谷避難小屋、9:35)−3合目あずみ小屋(10:3010:35-5合目避難小屋(10:55)−7合目(11:15)−竜王山分岐(10:55)−綿向山頂(11:5512:35、昼食)−竜王山方面稜線(12:45)−冬道方面分岐−7合目(13:15)−5合目(13:25)−登山口(ヒミズ谷避難小屋、14:20)−駐車場(14:5015:00出発)
   行動時間:
5時間27分 、歩行距離  9.4q 、累計高度差 :986m 
 
日野のコンビニに大阪勢と滋賀勢が集合し、登山口の駐車場に向かう。山頂には雲がかかりよく見えないが、よく見ると上部では霧氷なのか白っぽくなっていた。土曜日の祝日とあって駐車場が心配だったが、地元の方の誘導で集落の空き地に無事駐車できた。ありがたいことだった。準備を整え、出発する。昨日の雨か、川沿いの道には雪がなかった。登山客が続く。寒さはなく、ヒミズ谷避難小屋で服装調整を行う。スギ林のなかの登山道は一部凍りついたところがあったが雪は比較的少なかった。3合目の林道からあずみ小屋に進み、ここでアイゼンを装着する。五合目避難小屋まで雪道になり、スギ林が続く。小屋の前で一休み、一鐘つく。比良山の蓬莱ゲレンデ、比叡山、三上山が望める。五合目からの道は直線的で、スギ林からブナ林に変わる。七合目(行者コバ)から冬道になるが、この付近、霧氷は全く見られない。期待しながら急坂を登る。続々と登山者が続く。高度を上げるにつれ、次第に木の枝が白っぽくなってくる。心配には及ばず、だった。上部や谷間は霧氷だらけになった。青空を背景の霧氷、霧氷越しの霊仙山や伊吹山の白い山容、感激しながら撮影に忙しくなる。霧氷の中を進む。所々で大きなエビのしっぽが現れる。竜王山への尾根筋も霧氷で見ごたえ十分だ。竜王山への尾根分岐を分けるとすぐに山頂にでる。山頂付近の雪は適度に締まり、真っ白い。正面に雨乞岳、国見岳から北、鎌ヶ岳から南につづく鈴鹿山脈が一望できる。北方向には、御池岳が見える。風をよけた場所を確保、温かいお日さんの下で昼食にする。3月の陽気、最高の昼時である。登山客も多い。おにぎり、パン、カップ麺、スープ、コーヒー等々、それぞれ持参の昼食を楽しむ。会話も弾む。楽しい時間を過ごし、記念写真をとってから出発する。

 

当初、往復予定であったが、冬道の下り分岐から竜王山への尾根筋を歩く。眺望が拓ける。ブナの変木が現れる。曲がりくねった幹の下をくぐると幸福になるという。ここから、もう少し進んだところで景色を楽しみ引き返した。気温は高く、下山途中も、霧氷が頭や肩にバラバラと落ちた。下りは快調のぺースになり、一気にヒミズ谷避難小屋に戻った。小屋の前の谷筋でアイゼンやストックの泥を落とした。駐車場の戻り、大阪組と滋賀県組はここで別れた。新入の参加で盛り上がった
1日となった。



霧氷
  

軌跡(YAMAPより引用)

(国土地理院の地図を引用)

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作成日: 2023年2月19日