22)大山(剣ヶ峰) 1729m ・竹田城址 : 2008年10月26日〜10月27日  2008年山の記録に戻る

大山(だいせん)は、鳥取県のおもに大山町にある標高1,729mの火山。独立峰でもある。鳥取県西部の旧国名・伯耆国の名称を冠して伯耆大山(ほうきだいせん)、また角盤山(かくばんざん)とも呼ばれる。古来より日本四名山に数えられた。また、登山家 深田久弥選出の日本百名山の一つであり、日本百景にも選定されている。最高峰は標高1,729mの剣ヶ峰(けんがみね)で、これは中国地方の最高峰でもある。石川県の白山から島根県の三瓶山、大分県の由布岳・九重山に連なる大山火山帯の名前の由来となった火山(ただし、現在はこのような火山帯の区分は使われておらず、大山は西日本火山帯の一部とされている)。山体は東西約40km、南北約35km、総体積120km3を越える。なお、大山とは一般的に主峰の剣ヶ峰〜三鈷峰と外輪山の烏ヶ山・野田ヶ山・矢筈ヶ山・甲ヶ山・勝田ヶ山・船上山を総称しての名称でもあるが、岡山県側にある擬宝珠山・蒜山(上蒜山、中蒜山、下蒜山)・皆ヶ山なども含めて表すことも多く、専門家は同じ山系として位置づけている。8合目以上には国の特別天然記念物ダイセンキャラボクの日本一の群生地、中腹には西日本一のブナの原生林があり、新緑・紅葉の季節には、崩落した岩壁とのコントラストが素晴らしい景観を生み出している。
登山コースは数種あるが、大山寺や下山キャンプ場から入る夏山登山道が一般的かつ登山者も最多である。ついで元谷〜ユートピア避難小屋ルート、また船上山〜甲ヶ山・野田ヶ山に至る縦走路もあるが、やや経験者向きである。
 
大山登山口駐車場(9:20、9:30出発)−三鈷峰分岐点(11:50)−三鈷峰(12:00)-ユートピア小屋(12:15〜12:40、昼食)-剣ヶ峰山頂(13:20〜13:30)−-ユートピア小屋(13:50)-砂スベリ行者コース-大山登山口駐車場(15:20) 歩行時間:4時間55分

Kさんと大山を目指した。何回か登っているが、三鈷峰経由で最高峰の剣ヶ峰に挑戦した。崩壊が進み、弥山からは登山禁止の措置が取られている。ユートピア小屋からは剣ヶ峰までは急坂と崩壊した道が続き、その前で、引き返す人がほとんどである。最近ではさらに条件が悪くなっていると思われる。
 朝いちばんの電車で待ち合わせの西ノ宮に向かう。6:10分着、早々に登山口である、大山寺の駐車場に着く。天気は晴れ、大山寺を見学後、そばを通って、三鈷峰に向かう。1000mあたりの紅葉が素晴らしい。宝殊山も紅葉を背景にひときわ映える。アップダウンと結構な勾配、2時間20分で分岐、ここからは三鈷峰までは10分程度である。剣ヶ峰の切り立った山容が目を引く。岩の壁には、地衣類の黄緑が美しい。紅葉の赤と対比して、何とも言えない素晴らしい景色である。ここからすぐのユートピア小屋に向かい、昼食にする。ここからは、一層の坂と、ごろごろした道になる。天狗ヶ峰のピークのあり処までくると、ここから先は痩せ尾根が続く(ここでほとんどの人が引き返す)。慎重に足を運び、左手が切り込んだ尾根を登ると、山頂のモニュメントに着く。弥山方向には、崩れた細い尾根が続いている。今までは何回か弥山側から眺めていたが、やっと剣ヶ峰を踏むことができた。南方向に目を向ければ蒜山が見える。帰りは、小屋に戻り、上宝珠越えから砂スベリに出て行者コースをとる。切り立った崖に紅葉が映える。名残惜しい中を、駐車場に向かった。砂スベリは、その後、崩壊が激しく、規制がかかっているらしい。

     
 途中の紅葉 大山の稜線 中宝珠越えから三鈷峰の眺め
     
三鈷峰からの剣ヶ峰   剣ヶ峰山頂 蒜山 
     
手前のピークの下にユートピア小屋   山頂から弥山に続く尾根  崖の地衣類
     
ユートピア小屋付近 から砂スベリ 砂スベリの紅葉  砂スベリを振り返って

     
   何?アザミ  

翌日は、氷ノ山を予定したが、天気が思わしくなく、竹田城址に変更した。
     
 駐車場横の山門  竹田城址  竹田城址
大山剣ヶ峰コース

2008年山の記録に戻る

作成日: 2013年12月31日