22)日本コバ(934m) 鈴鹿派生の山: 2008年11月16日 杠葉谷の紅葉  2008年山の記録に戻る
 日本コバ(にほんコバ)は、滋賀県東近江市にある標高934.1mの山である。鈴鹿山系に属する。山頂部は平らで、永源寺ダムからは、蒲鉾形に見え、どこが最高点かわからない。山名は日本がつく珍しい名前だが、特に特徴がない。山麓にある君ヶ畑の集落は惟喬親王を始祖とする木地師発祥の地である。登山道はいくつかのルートがあるが、蓼畑・蛭谷・政所のルートが知られている。この辺りには杠葉尾キャンプ施設があり、夏はにぎわう。秋時は紅葉が素晴らしく、下山後に足を伸ばすと良い。杠葉尾谷、永源寺湖周辺は朱に染まる永源寺の紅葉はとくに有名だ。
 
政所登山口(9:55、10:05出発)−薬師岩谷口分岐(10:53)−山頂(11:32〜11:50昼)−分岐(12:07)-岩屋登山口(13:11)-政所駐車(13:23)
  歩行時間: 3時間   この後、杠葉尾谷を見学  

今回が初めての登山になる。通常は、藤川谷コースから、政所へ下りるコースが一般的である。如来堂バス停付近の川沿いに車が置けるスペースがあることもし一つだ。今回は、政所集落の入り口にある、小学校横に駐車後、川沿いへ下り、橋を渡ってから登山口を探す。最近は比較的わかりやすいようだが、この当時は探すのに苦労し、一軒の家で教えてもらった。集落は、古い家や茅葺の家まであって、古さを感じる。早々に、杉林の中を入るが、すぐに雑木林だ。枯葉が積み重ねられ、道もややわかりにくい。見通しもなく、はっきりはしないが、登山道を進む。時々テープが確認される。まだ残っている葉は黄色や赤に染まっている。823mピークを過ぎると、間もなく薬師(藤川谷)への分岐に出る。少し下り、渓流を横切り、鞍部に出て、右にひと登りで日本コバ山頂である。東側が植林で、視界が広がるが、ガスがかかり眺望はない。下山は、もと来た道を戻り、政所分岐を右折し、岩屋に出る。分岐から登山口のある神社(岩屋登山口)まで1時間程度、さらに林道を政所まで戻る。12分程度である。

     
 杉林を抜けると広葉樹林、落ち葉が美しい 途中の紅葉 分岐から少し下った湿地
     
山頂、ガスがかかり綿向山も見えない   落葉のわかりにくい道 紅葉 
     
黄葉   谷沿い  こんな苔むした場所がある

下山後の、杠葉尾谷の紅葉見物。神崎橋から先は不通になっていたが、2013年現在は、三重県側へ行ける。

     
     

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作成日: 2013年12月31日