10)伊吹山 1377m 百名山: 2008.03.09   2008年山の記録に戻る
 
伊吹山(いぶきやま、いぶきさん)は、滋賀県と岐阜県の県境にある伊吹山地の主峰で、標高1,377mの山である。日本百名山、新・花の百名山、関西百名山に選ばれている。一等三角点が置かれている頂上は滋賀県米原市に属し、滋賀県最高峰の山である。周辺は琵琶湖国定公園に指定されている。古くから霊峰とされ、日本書紀においてはヤマトタケルが東征の帰途に伊吹山の神を倒そうとして返り討ちにあったとする神話が残されている。日本書紀では「五十葺山」あるいは「膽吹山」などのように記され、古事記では「伊服阜能山」と記述される。藤原実方が「かくとだに えやは伊吹の さしも草 さしも知らじな 燃ゆる思ひを」と和歌に詠み、後拾遺和歌集および小倉百人一首に収録された。この和歌を元に「伊吹山」は古来より歌枕として用いられ、「伊吹百草(もぐさ)」が育つ薬草の山として知られていた。濃尾平野では、冬季に北西の方角から吹く季節風を「伊吹おろし」と呼ぶほか、校歌に「伊吹山」に関する語句が歌詞に使われていることが多い。伊吹山」の読み方について、国土地理院の登録された山名をはじめ、地図や道路標識などの振り仮名は「いぶきやま」となっており、伊吹山の山麓地域では「いぶきやま」と呼ばれる。一方、「いぶきさん」という呼び方も存在し、滋賀県の伊吹町では「いぶきやま」、美濃尾張方面では「いぶきさん」とする名鑑があるほか、滋賀県内の伊吹山に近い地域では「いぶきやま」、遠い地域になるほど「いぶきさん」と呼ぶ傾向があるとも言われている。ちなみに私の住む守山市では”いぶきさん”で通っている。

三合目10:18出発-五合目小屋(10:41〜10:48)-伊吹山山頂(12:05-12:55、昼食)-三合目13:54
 
大阪のTさん、Kさん、Kさん、Yさんの5人で3月上旬の伊吹山に登った。快晴だった。雪は深く、山頂は零下10℃以下だったと思う。手袋を脱ぐと途端に動かなくあるくらいの寒さだった。一面の積雪越しに、近くは能郷白山、白山、アルプスの白い山容が素晴らしかった。アイゼンを使用せずの上り下りだったが、時には膝上まで入ることもあったが、踏み固められたところをゆっくりと登った。 この年にはまだ、ゴンドラが営業中で3合目からの直登になり、通常よりはむしろ早いくらいのペースだった。下りは一部尻スキーで楽しんだ。冬の時期の伊吹山もまた格別である。ただし、快晴に限る。
 例のごとく、菩提寺PAで拾ってもらい、ゴンドラの駐車場に着く。一気に3合目まで稼ぐ。人も多く、山頂まで、人の姿が見える。2人はスキーを持参、山スキーゆえ、途中からスキーを装着、すいすいと進む。こちらは、踏み跡をアイゼンなしで進む。何の障害もない。直登、あっという間に5合目、しばし休み、山頂までは、写真を撮りながら、登る。風もなく、本当の快晴だ。8合目を過ぎ、9合目からは、なだらかな尾根になる。あたりの景色を堪能する。伊吹山から続く、北尾根、虎子山、その奥の、ブンゲン山、尾根が続く貝月山が目の前に広がっている。さらに右には、白山、北アルプスが遠くに見える。しろいやまやまの共演といったところだ。あまりにも寒く、祠の窮屈な中で昼食をとる。動きの悪くなった指先で弁当、おにぎりなどそれぞれ楽しむ。温かいもので一息つき、写真や景色を堪能した後、急な勾配を下る。すぐに尻スキーにする。早い、あっという間だ。スキーの2人はあっという間に滑り降りる。3合目まで、1時間かからない。2時間46分の登り下りだった。素晴らしい雪山を満喫した。

山頂からの大パノラマ(合成写真)

 

     
 3合目でスナップ写真  5合目の小屋が中央に  伊吹北尾根に続く、虎子山、後方にブンゲン山
     
 祠の中で昼食  山頂  眺望
     
 山頂を見て  3合目のゴンドラ乗り場と後方に霊仙山  霊仙山
     
手前、北尾根、後方虎子山、後ろが能郷白山、右奥は白山   セグロセキレイ  

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作成日2013年12月1日