12)東京・神奈川: 2017年9月21日、 2017年チョウのページに戻る
 ツシマウラボシシジミは対馬でしか見られない種である。その対馬でもなかなか見つけられない危機的な状況である。幸いにも、足立生物園と日本チョ
ウ類保全協会とが協力して、人口飼育を続け、最近になって、一般に公開されるようになった。今年は、春、夏に続き、秋にも3羽化の個体が公開され
た。予定より遅く、今年はないのかと心配したが、HPで公開され、東京まで足を運んだ。この機会に、神奈川県や東京で定着し、生育範囲を広げている
アカボシゴマダラの外来種も狙った。後者は、撮影を一緒したことがあるIさんに案内してもらった。期待通り、2種を追加、合計244種が撮影できた。
天気の具合から、21日〜22日の予定を21日のみし、ホテル予約をキャンセル、大津駅から夜行バスでスカイツリー駅で下車した。予想通り、眠られなか
った。スカイツリーの下で開いているコンビニでコーヒーを買い、初めて身近で見るスカイツリータワーを撮影した後、東京スカイツリー線で塚ノ原駅に向
かった。到着時間は予定より45分も早く、時間を持て余すことになった。足立生物園は、元渕江公園にあり、9:30オープンである。公園といっても規模が
小さく、1周しても20分もかからない。釣り池があり、早朝から釣り糸を垂れる老人で溢れている。大きな塚ノ原団地がすぐ近くで、散歩の常連で一杯であ
る。オナガの写真を撮ったり、釣りを見物rしながら時間をつぶす。2回くらい入れ代わったところで、早々に足立生物園にはいる。温室の中、南のチョウ
と一緒に観察できる。亜熱帯の植物の中を、ひらひらと飛ぶ小さなツシマウラボシシジミを何回も何回も撮影する。おなじみのチョウも撮影し、1時間ほど
で切り上げる。クロテンシロチョウはどこかに潜んでいるのか、結局出会えなかった。Iさんに電話を入れ、待ち合わせの舞岡に向かう。途中、お腹に何
がしかを入れ、待ち合わせの13:00に駅に到着する。信号で止まっているIさんの車を見つけ、舞岡公園に向かった。天気は快晴、暑い中を歩きだす。鳥
の撮影に来たグループ、公園内散歩の人たちとすれ違う。広大な公園のこと、案内してもらったおかげで無事アカボシゴマダラ(外来種)を撮影できた。
腐りかけの柿の実に取り付き、一向に動かない。撮影も無事終了する。公園は、学習のための田圃、古民家等、趣向を凝らしている。1時間40分ほどで
終了し、舞岡駅まで送ってもらった。御礼を言って別れた後、新横浜に出て新幹線で帰った。今回は、新たに2種追加した。フィールドガイド「日本のチョ
ウ」に記載の264種中、244が達成できた。今年の新しい種はこれで終了となる。

@東京スカイツリータワー


A足立生物園(元渕江公園)
ツシマウラボシシジミ
     
     
その他の南のチョウ
         
 オオゴマダラ  ジャコウアゲハ  タテハモドキ  ヒメアサギマダラ  アサギマダラ
         
 ツマベニチョウ  カバタテハ  ナガサキアゲハ  リュウキュウムラサキ  シロオビアゲハ
         
オナガ(公園にたくさんいた)
   同幼鳥

舞岡公園
アカボシゴマダラ(外来種)
     
その他
ナミヒカゲ

タイワンリス(外来種でこちらも嫌がられている)


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作成日: 2017年9月23日