4)京都府立植物園・下鴨神社 2013年4月15日 : 春の花、野草、シダレザクラ     2013年花と鳥、その他 に戻る(元に戻る)

上村淳之画伯の会場を後にし、四条河原町で市バスに乗り、下鴨神社で下車する。長い参道は、新芽の木々ですがすがしい。平日とはいえ。観光客も多い。縁結びに来たと思われる若い2人連れも見受けられた。参道には、テングチョウやモンシロチョウも飛んでいる。あちらこちらに掲げられている説明を確認しながら、世界遺産の一端を垣間見た。本社は一部修復中で、覆いがあったが、重厚な雰囲気を感じることができた。池の傍では、ルリシジミと思われるチョウもいた。少しばかりのお賽銭をあげ、お参りをして府立植物園へ向かった。さすがに歩きは遠かったが、後半は鴨川沿いに出て、まだ一部残ったサクラや、川沿いの花に目を楽しませながら歩いた。やっとの思いで植物園につき、60才から70歳に上がった有料料金を払い入園した。園内で、14時過ぎの遅い食事を終え、2時間あまり園内を歩いた。春の花、八重ザクラ、モモ、チューリップ、その他、シラネアオイ、ジュウニヒトエ、レブンソウ等の山野草の数々を堪能した。探鳥会の人たちは別の行動パターンだ。花撮影で光を加減するため花を独占する人、覆いかぶさって花観賞をする人、柵の中に入る人、いつまでも撮影の邪魔をする人等など様々だ。園内で、結婚式後の記念撮影をするカップは幸せいっぱいで、少しばかりおすそ分けをもらった気がした。一応園内を隈なく回り、最後は、無料(テンポラリー)の温室を見学した。帰りは学校帰りの学生さんたちに混じって、バスに乗って京都駅に戻った。春うららの充実の1日だった。チョウは今年初めての撮影になった。花の数々をご覧ください。

     
 下鴨神社参道  本社  新緑のモミジ(府立植物園)
     
 チューリップ園  シダレザクラ園  新緑

山野草

         
 オドリコソウ ジュウニヒトエ   シラネアオイ   イカリソウ
         
   エイザンスミレ  レブンソウ  イチリンソウ  ラショウモンカズラ
         
 ヤマシャクヤウ ヒメイズイ   イヌショウマ  ニリンソウ  リュウキンカ
         
 サクラソウ  クリンソウ  サワオグルマ  ミヤマキンポウゲ  

園芸花

         
   オダマキ  チューリップ  温室の花  同左
         
 温室の花  同左  同左  同左  

花木

         
 西洋シャクナゲ  ヤエザクラ  ハナモモ  エドヒガン  ツバキ
         
 シダレサクラ    オオツクバネウツギ  ドウダンツツジ  アブラチャン
         
 ミツマタ ホンシャクナゲ       

その他

   
   マガモ

1)下鴨神社
正式名称は、賀茂御祖神社(かもみおやじんじゃ)。京都を流れる鴨川と高野川に挟まれた角に位置する。祭神の賀茂建角身命(かもたけつぬみのみこと)は古代京都山城を開かれた神さまにある。下鴨神社の歴史は古く、平安京の遙か以前から神聖な場所で、平安京の造営に当たり、下鴨神社で造営祈願が行われた。それ以来、国平安をご祈願する神社と定められた。玉依媛命の子にあたる「賀茂別雷大神」は、上賀茂神社の祭神で、下鴨神社と共に賀茂神社と総称され、京都三大祭りの一つ葵祭は、両神社で催されている。
下鴨神社の楼門そばには、相生神社という縁結びの神さまが祀られている。祭神の神皇産霊神(かむむすびのかみ)は縁結びの神、結納の守護神としてあがめられている。。めでたいことを「相生」というが、これは、「相生社(あいおいのやしろ)」から由来する。相生社の側に「連理の賢木(れんりのさかき)」というご神木があり、2本の木が途中から1本に結ばれている。現在の神木は、4代目で、木が枯れると同社の森に同じ木が見つかるとのことである。この神木は「京の七不思議」の一つとされている。

2)京都府立植物園
京都市街北部の左京区に位置し、東は比叡山、東山連峰を望む。西に加茂の清流、北は北山の峰々を望むことが出来る。日本で最初の公立植物園として、1924年(大正13年)1月1日に開園した。1946年(昭和21年)から12年間は、連合国軍に接収され閉園されたが、1961年(昭和36年)4月に再開した。園内には面積24ヘクタールの広大な敷地に約12000種類、約12万本の植物が植えられている。日本の四季の花が見られる花壇や洋風庭園、熱帯植物を集めた温室がある。北半分は半木(なからぎ)の森と呼ばれる自然に近い森を利用した生態植物園などがある。

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                                                        記載日2013年4月24日