10)正法寺・鎌掛谷 :2013年5月21日 フジ、シャクナゲ、アカゲラ、幼鳥(ホオジロ) 2013年花・鳥・その他に戻る(元に戻る)
綿向山の近くに正法寺がある。鎌掛の藤寺として知られている。本尊の十一面観世音菩薩は、33年に一度の開帳がある秘仏であり、鎌掛(かいがけ)の里では昔から安産の守護仏として深く信仰されている。国の重要文化財に指定されている石造宝塔もある。
境内にある藤は、300年以上前に普存禅師という禅僧が、ご本尊「十一面観音菩薩」を今の地に移してお堂を建てたときに植えられたもので、5月の上旬から中旬にかけて見ごろを迎える。古木は5本で、房の長さが1メートルを越える立派なものもある。
他にも正法寺では、重要文化財の石造宝塔や、松尾芭蕉の句碑などの文化財も多く残っているので、花を見るだけでなく、日野の文化財と歴史を探ることもできる。
今回は、正法寺山と、鎌掛谷を加えた。5月20日は、フジにはやや遅く、シャクナゲには完全な時期はずれになる。フジは房の上部は色あせていた。シャクナゲは、鎌掛谷のとある1本が立派に咲いていた。帰りの散策路では、川向に渡り歩いた。おかげで、アカゲラや、初飛行と思わせるホオジロ(?)幼鳥が一度に飛び出すタイミングにめぐり会えた。
正法寺山は、寺から20分程度で山頂に行くことができる。帰りはぐるっと回り、行者の場所に立ち寄った。半日半日観光の、手ごろなものだった。
山頂から鎌掛の里を見る | 正法寺山の山頂祠 | タニウツギ |
鎌掛谷
綺麗なシャクナゲが残っていた | 鎌掛谷入口付近 | |
サワガニ | ミドリが眩い | レンゲツツジ |
鳥
ホオジロの幼鳥 | アカゲラ | アカゲラ |
チョウ
コミスジ | ヒメウラナミジャノメ |
作成日2013年6月20日