17)嵯峨野トロッコ列車とSL北びわこ号 :2015年11月7日&8日 2015年花・鳥・その他に戻る記録
1)嵯峨野トロッコ列車は、京都、嵯峨野を基点に保津川渓谷に沿って丹波亀岡に至る7.3kmをおよそ25分で結ぶ観光列車である。ディーゼル機関車に引かれる5両編成の客車は、ノスタルジックなデザインに懐かしい木製の座席、5号車には窓ガラスを取り外した超オープン車両『ザ・リッチ号』が接続されている。春には桜、目にも鮮やかな新緑の初夏、秋には紅葉と四季の彩りに囲まれた渓流、保津川渓谷に沿った癒しの時を楽しむことができる。見どころのポイントではゆっくりとなり、写真撮影にも支障がない。終点のトロッコ亀岡は、JR馬堀から10分弱で、ひとつ先の亀岡は、明智光秀の居城跡が残る城下町で、亀山城址や情緒あふれる湯の花温泉、保津川下り乗船場、ラフティング体験などいろいろと楽しめる。始発、トロッコ嵯峨駅には、日本最大級の規模を誇る鉄道ジオラマや、懐かしいSLが昔の姿のまま保存・展示されている。トロッコ列車の各駅には、旅の記念やお土産に最適なオリジナル商品も数多く取りそろえている。
停車駅は、トロッコ嵯峨嵐山〜トロッコ嵐山〜トロッコ保津峡〜トロッコ亀岡であり、年間利用者は100万人を越えた。嵯峨野観光鉄道のHPには、この観光鉄道の生い立ちが詳しく記載せれている。(観光案内より引用)

地元の駅で切符を事前に購入した。窓口でのやり取りで、保津峡を十分に味わうには偶数の座席のB、D席で、3人で一角を占めるには、トロッコ亀岡発、12時:35分に決まってしまった。京都で乗り換え、普通亀岡行に乗り、JR馬堀で下りる。駅前のコンビニでたくさんの食料を購入し、トロッコ駅に向かう。10分弱であるが、トロッコ駅周辺の賑わい、中国国籍と思われるたくさんの観光客で一種違った雰囲気である。休憩用の大きなベンチに腰掛け、お腹を満たす。ホームにあがると人だかり。黄色と赤の先頭機関車が見えると歓声が上がる。指定席の取れなかった乗客もたくさん乗り込みいよいよ出発となる。左手に保津峡を見下ろしながら進む。時々紅葉が過ぎ去る。水は青々として綺麗だ。JRの架橋、途中の保津峡駅では、天狗の恰好をしたパーホーマンスもあり楽しめる。保津峡駅を過ぎると紅葉も目立ち始める。このあと、向こう岸に変更し、眺めはここまで。嵐山で止まり、JR線と共用の線路をしばらく走ると終着の嵯峨嵐山に着く。最後のほうで乗車員の歌が響き雰囲気も頂点に達する。25分の短い列車だったが楽しいひと時だった。駅で写真を撮り、駅にあるSLでも写真を撮って帰宅した。
     
 トロッコの到着(トロッコ亀岡)  保津川下り  JRの架橋
     
 保津峡の紅葉  トロッコ嵯峨嵐山  

2)SL北びわこ号(エスエルきたびわこごう)は、西日本旅客鉄道(JR西日本)が北陸本線米原駅 -長浜− 木之本駅間で運行している、蒸気機関車牽引による臨時列車である。滋賀県湖北地域の観光振興と蒸気機関車の動態保存運転を目的とした列車で、1995年8月19日に運転を開始した。運転開始から2010年までの乗車人数は、25万人にのぼる。。2003年11月8日より2011年現在と同じ下り列車のみ2本運転となっている。この蒸気機関車は、機関車が、C56形160号機「愛称名:ポニー」と呼ばれ、1935(昭和10)年から1939(昭和14)年にかけて、160両が製造された旅客用蒸気機関車である。また、客車は、12系客車5両で定員は424名であり、全席指定席となっている。
運航日は、2015年でいえば、 春の3月1日、5月10日、17日、24日(いづれも日曜日)、夏の7月26日、8月2日・9日・16日・23日(いずれも日曜日)の5日間 秋の、10月11日、11月1日・8日・15日・22日・29日(いずれも日曜日)の6日間である。停車駅は、米原、長浜、虎姫、河毛、高月、木之本の各駅である。今年は、運行20周年にあわせて、さまざまなイベントが用意されている。秋の小谷城バス、国宝循環バス、紅葉循環バはじめ、北びわ湖エリアをゆっくり満喫したい人向けに四季折々、魅力あるスポットへ案内してくれる「おもてなし循環バス」が運行している。とりわけ、終着駅のJR木之本駅では、きのもとSLまつりを開催しており、訪問者を温かく迎えてくれる。具体的には、ふれあいステーション「おかん」の地元野菜特売市、JRこども用制服で記念撮影(11月22日)、フォトラリー、ぬり絵コーナー、その他企画が盛りだくさんとなっている。我々は、クイズラリーやスタンプラリーに参加した。無料のふるまいもあって楽しいひと時であった。車内では、20周年記念切符をもらうことができた。

こちらのSLは昨日とは違い二回りは大きい感じがする。威風堂々、さすがのC56形である。小雨の中の旅もおつなものといったところだ。定員は400名以上で、大混雑である。蒸気の吹き出す音も迫力満点である。25分前には米原駅に到着し、写真のポイントを探す。入線のチャンスを待って写真を撮る。向かいの端には近江鉄道のかわいい列車が出ていく。4号車に乗り込み、まず一安心。車内放送もあって、盛り上がった中で観光列車の出発である。車内販売でSLグッズの購入、20周年の記念切符の配布、北ビワコの各イベントのチラシを説明するボランティアのおじさんの活躍等々、賑やかな雰囲気のなかで過ごす。案内も面白く、本当に良い企画である。終点の木ノ本まで十分楽しめる。木之本では、買い物ラリー、クイズラリーに挑戦、交流館で食事にする。芋汁の無料ふるまいもあってあっという間に2時間が過ぎる。交流館のすぐ横のお店で揚げたての唐揚げを買い味わう。小雨でなければもっと良かったとは思うが、親子づれ、老夫婦、孫連れ等々多くの人で賑わっていた。古い町並みの散策もなかなかに良いものである。

     
 米原駅から出る近江鉄道のピンクの車両  SL北びわこ号の入線  稲毛駅を過ぎた高時川、鉄橋の上のSLのポイント
     
 20分以上も待った末の写真撮影(木乃本)    

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作成日: 2015年11月11日