4)京都府立植物園 : 2015年花・鳥・その他に戻る
 @2015年3月31日

 京都府立植物園は、 京都市街北部の左京区に位置し、東は比叡山、東山連峰を望む。西に加茂の清流、北は北山の峰々を望むことが出来る。日本で最初の公立植物園として、1924年(大正13年)1月1日に開園した。1946年(昭和21年)から12年間は、連合国軍に接収され閉園されたが、1961年(昭和36年)4月に再開した。園内には面積24ヘクタールの広大な敷地に約12000種類、約12万本の植物が植えられている。日本の四季の花が見られる花壇や洋風庭園、熱帯植物を集めた温室がある。北半分は半木(なからぎ)の森と呼ばれる自然に近い森を利用した生態植物園などがある。園内のツバキ園やサクラ園は必見である。

@2015年3月31日
 昨年の3月24日に訪れた観覧温室の高山植物室は貴重な高山植物で一杯であった。写真を撮るのに忙しかった記憶がある。今年は2年目、大変な期待を持って山口さんと訪問した。さすがに春の京都、水曜日にもかかわらずJR、地下鉄は人々で一杯であった。植物園もたくさんの人で溢れ、まず目的の温室に向かった。入り口は赤いチューリップ、芝生はサクラの花が満開であった。それではと、200円を温室入り口で支払い、温室の花々をそこそこに高山植物室に入った。愕然とした。昨年の花々は根付かなったのか、寂しい限りである。ヒダカソウが一輪、
イワカガミダマシが3株、昨年とは到底比較にならない。ヒメシャクナゲのピンクがヤケに目につく。メコノプシス ベトニキフォリア(通称 ヒマラヤの青いケシ)は時期が少し早いが、その様子すら皆無であった。がっかりしながら温室を出て、園内のレストランで昼食を取り、その後、一周した。ツバキ園では、錦魚葉椿の金魚のシッポの葉を確認した。今年は白のツバキの写真を撮った。山野草がある植物生態園は花に乏しく、ミスミソウも確認できなかった。ニリンソウ一輪、イチリンソウは元気だった。サワオグルマはこれからだろうか。イカリソウの白、バイカは健在だった。今年のサクラは、3月中旬から4月下旬の気候が結構あり、今日も25℃、5月中〜下旬の陽気で、桜が一気に華やかになっていた。シダレも華やかで皆満足げであった。

観覧温室(高山植物室)
     
 ヒダカソウ(子の1輪のみ)    イワカガミダマシ
     
 オ−リキュラ(園芸種)  ヒメシャクナゲ 温室内のラン
その他の園内
     
シダレザクラ  園内のサクラ ソメイヨシノ
     
 ワサビ  イチリンソウ  バイカ
     
 イチリンソウ  クリンソウ  
     
錦魚葉椿(葉が錦魚のシッポ))  豪華なツバキの白花

チョウは、テングチョウ、キチョウ、モンキチョウ、ツマキチョウらしい固体もいたが確認には至らなかった。
植物園から、北山出口を出て、鴨川に出た。さらに、南下して烏丸通を四条通りまで歩いた。道中、話に没頭しながら、御所の通りをいかにも京らしいたたずまいや、古い建物を眺めながら京の春を満喫した。

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作成日: 2015年4月2日