11)守山市のサクラ:4月10日、薄墨桜  2016年花・鳥・その他に戻る
川田町喜多の淡墨桜(エドヒガンザクラ)を久しぶりに見ることができた。旅行の前打ち合わせで来てもらった先輩を案内した。守山市内ではあまりなく、咲き始めは淡桃色、満開時は白色、散りぎわには名の通り淡い墨色に変化する。見上げるような大木で、見頃は3月下旬〜4月中旬である。この辺りからの三上山の風景も良い。サクラが散った後、そばを通ったが、一番の古株の幹のが上部分がバッサリと切られていた。添え木があてられていたが朽ちた部分が目立っていた。道路を挟んで咲く枝垂桜も年々木が大きくなり、一層晴れやかで、薄墨桜に良くマッチする。薄墨桜の見学の後、笠原の堤防にあるサクラ公園と草津市の水生植物園に立ち寄った。

 川田町喜多の淡墨桜−笠原町のサクラ公園−草津市の水生植物園

読売新聞には、毎週金曜日に郷土関係の付録新聞がついてきて、季節の花や風景の写真が紹介される。20016年4月1日の記事には瀧樹神社のユキワリイチゲが紹介されていた。ネットでは、3月20日前後が花の時期らしい。時期は去っているとはいえ、誘惑に勝てず、6歳の迷カメラマンを連れ、出かけた。自宅から30qあまり、1時間ほどで着いた。記事を見てだろうか、駐車場には車があった。撮影中にも人が訪れ、影響の大きさを知った。国道1号からは裏手の駐車場にあたり、鳥居を抜け、杉林を行けば本殿横に出る。ウメの花、サクラもあって早々にお参りをする。林床にはタチツボスミレが咲いている。本来の入り口に進み、野洲川に面したところに出れば、神社の看板、ご神木の天狗杉に出会える。幹回り 6.8m、見上げるほどの大木が立っている。足元にはお目当てのユキワリイチゲの群落だ。ネットで見るような薄紫ではなく、ほとんど白に近くなっていて、時期はずれが感ぜられる。一回りするような設定でぐるりと見学する。日陰や奥の方は花もしっかりでまずまず撮影できた。ミヤマカタバミの白い花もたくさんで、春を感じることができる。サクラも咲いて日差しの中で映えている。迷カメラマンも一生懸命写真を撮っている。何組かの見学者ともすれ違い挨拶を交わす。神社境内も牛の像が置かれ、そこそこ見どころもある。パンフレットもあって、5月3日に行われるケンケト踊も詳しく知ることができる。
 この後、近くにあるふれあい公園「青土ダムエコーバレイ」に寄った。詳しくは下の紹介記事を参照。子供には楽しい場所だ。長い滑り台を何回も何回も付き合いさせられた。帰りは遅いお昼になった。

薄墨桜
シダレザクロの後方に薄墨桜


水生植物園のハス 水生植物園

守山市のサクラといえば笠原町のサクラ公園のサクラが一番である。野洲川の堤防沿いに植えられたソメイヨシノは季節には連日多くの人で賑わう。家族ずれは木の下でお弁当を広げる。バーベキューをするグループもあり、この時期だけの賑わいである。この公園、時々サボっているサラリーマンの車が多い。

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 関連の内容が近江の風景にも書いている。

作成日: 2016年4月25日