7)近江八幡市(沖島、八幡山、八幡堀):2019年3月28日  2019年花・鳥・その他に戻る   
 
自宅〜堀切港〜沖島〜堀切港〜伊勢国有林散策〜近江八幡市内(瓦ミュージアム横の瓦亭で昼食)〜八幡掘めぐり〜日牟禮八幡宮見学〜八幡山ロープウエイ〜八幡山(瑞龍寺)散策〜自宅

 春休み、孫との3日間の訪問体験、その2日目である。昨日は京都妙心寺、今日は近江八幡市である。

1)沖島
 昨日の挽回というわけではないが、船に乗るという誘い文句で沖島見物がスタートになった。いつもながら準備に手間取って、10;15発の乗船を目指し、堀切港に向かう。何とかタッチの差で間に合った。船の中の券売機が故障し、あれこれ触ったりした挙句それでも直らず係の人から切符を買うことになった。そのためもあって、10分以上の遅れで出港した。
堀切港から出発のもんて丸

対岸の沖島、右端が小学校

公称10分の乗船であるが、13分ほど要する。風が強く、ずいぶんと揺れる船になった。観光客と島民、仕事で行く人さまざまで、上の席はほぼ満席だった。短い乗船であったが久しぶりの船で結構楽しかった。滞在時間は1時間30分になった。まずは、東に海沿いに歩く。途中、水産物の販売所で佃煮を買い、小学校までゆっくりと歩く。港にはオオバンが多く、歩く途中でもプカリプカリと浮いている。
 

漁師が生業の島らしく、船も多い。春の花が咲く庭も見ながら小学校前でユーターン、帰りは、家と家の路地裏を歩く。自転車がやっと通れるくらいの狭い道である。港や家屋の間を猫がゆったりと散歩している。観光客も多いのだろう、気にもせずそばを通り抜ける。
 

旧小学校前を過ぎ、公民館、沖島資料館を通って奥津嶋神社に立ち寄る。急な階段を上り、奥津嶋神社前に出るその上にも神社があって、奥宮だろうか。展望場所からは港が見える。

奥津嶋神社
 

しばらく滞在し、海岸沿いを歩く。港の外側にはサクラのトンネルがあるが、花に時期まではあと1週間はかかりそうである。船着き場に戻り、写真を撮ったとは、時間まで沖島漁業会館の中で過ごす。孫はアイスクリームを食べひと時を過ごす。
 


沖島
沖島(おきしま)または沖ノ島(おきのしま)は、琵琶湖の沖合約1.5 kmに浮かぶ小島。琵琶湖最大の島である。琵琶湖国定公園第2種特別地域。 概要:滋賀県近江八幡市沖島町に属する。約250人が居住する有人島で、島の南西部に集落が形成されており、市立小学校や郵便局なども設置されている。また、ネコが多く生息している。琵琶湖北部の竹生島は夜間に無人島となるため、沖島は日本で唯一の「淡水湖に浮かぶ有人島」である。海と繋がった汽水湖を含めると中海の大根島・江島、浜名湖の弁天島も湖の有人島であるが、いずれも架橋されているため、離れ小島なのは沖島のみである。島内に自動車や信号機はない。一方で自家用車並みに、一軒あたり一隻以上の船が所有されている。島内の移動手段は徒歩または三輪自転車である。戦国時代には琵琶湖水運の重要拠点としてここに関所が設置されていた。ここを通過する船は、陸上の関所と同様に関銭を徴収される代わりに沖島の住民によって航行の安全が保証されていた。関所は当初は六角氏の影響下にあったが、後に本願寺系の自治都市堅田の保護を受け、さらに織田信長の近江平定に従って関所の存続が特に許され、豊臣政権下の天正13年(1585年)頃まで存在していた。2013年6月、離島指定基準の見直しにより国土交通省の諮問会議において離島地域に加えられることが決定した。(ウイキペディアより)

2)伊崎国有林
堀切港からすぐのところが伊崎国有林で、周辺は遊歩道が整備されている。伊崎山頂は210.4m、岬の先には伊崎寺と棹飛び堂がある。毎年8月1日に伊崎寺で行われる棹飛び行事が有名である。長さ約13mの太い角材が、湖に突き出ていて、棹と呼ばれ、褌姿の若者がこの竿の先から湖に飛び込むことで知られている。7m下の湖面まで7m、それなりに勇気がいる。この行事は、約1100年前に寺で修行中の建立大師が、寺の眼下に広がる琵琶湖に空鉢を投げて、湖上を行きかう漁民たちに喜捨(きしゃ)を乞い、そのあと自ら湖中に飛びこんで空鉢を拾いあげた、という故事に基づくと言われている。久しぶりにそこまで行きたかったのだが、孫の強い抵抗にあい、最も短い周遊コースで終わってしまった。遊歩道前に詳しい地図表示があり、パンフレットが置かれている。一帯はカワウの被害で森林が枯れ、生育場所を限定して、森の復活事業が行われている。

3)八幡掘と八幡山
 そこそこに遊歩道を切り上げ、駐車場から近江八幡市外に向かう。8q弱の距離を移動し、八幡山ロープウェーと日牟禮(ひむれ)八幡宮の周辺の駐車場に何とか車を駐車する。まずは昼食をということで、レストランを探す。小路の先にあるかわらミュージアムに隣接する瓦亭に入った。八幡堀めぐりの片方に当たり、船がユーターンする。この周辺は観光客も多く、食事単価が高い。東南アジアからの客を含め外人を多く見かける。デザートを加えてゆっくりと過ごしたのち、八幡掘りを散策する。魯の舟で楽しむ観光客も多い。絵になる写真が撮れる。もうすぐサクラの開花であるが、その頃はきっと素晴らしいものになると想像しながら堀端を西に向かった。白雲橋から明治橋と堀端を進 み、明治橋から日牟禮八幡宮でお参りした。

八幡掘
 

比叡山(西の丸跡より)

ロープウェイ乗り場から

お参りの後、早々に八幡山ロープウェーで八幡山に上がった。山頂には村雲御所瑞龍寺が鎮座して
いる。八幡城本丸跡の寺院で日蓮宗に属する。安土・桃山時代に、豊臣秀次の母であり秀吉の姉である瑞龍院日秀尼公が、秀吉に自害させられた秀次の菩提のために、京都の村雲に創建した。そのため、村雲御所と呼ばれている。昭和36年(1961)にここに移された。日蓮宗唯一の門跡寺院として格式が高い。
山頂を左回りにぐるりと周遊する。西の丸、北の丸、瑞龍寺と回って楽しむことができる。西の丸からは琵琶湖越しに比叡山がみられ、北の丸からは北方向が一望できる。瑞龍寺の先の展望場所からは近江八幡市街や西の湖が視野に入る。山城のあった点でも、城めぐりに人たちの訪問も多い。

これにて今日の予定は終了し、自宅に戻る。帰宅するなり孫はゲームと漫画映画に夢中になった。
ます

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作成日: 2019年4月5日